東京都・室町
Muromachi東京都 の室町時代(1336 – 1573)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
東村山市にある正福寺地蔵堂は、東京都唯一の木造国宝建造物です。1407年建立の貴重な禅宗様仏殿で、千体地蔵と呼ばれる約900体の小地蔵を安置する聖地です。
東京丸の内の静嘉堂文庫美術館で国宝・曜変天目茶碗(稲葉天目)の神秘的な美しさを体験。12世紀の南宋時代に生まれた世界に3碗しかない奇跡の茶碗の魅力と日本の茶道文化をご紹介。
14世紀の画人・可翁に伝わる「紙本墨画寒山拾得図」の魅力を徹底解説。禅の奇人・寒山と拾得に込められた精神性、日本初期水墨画としての価値、東京国立博物館での鑑賞ガイドまで、海外からのお客様に向けてご紹介します。
「絹本著色鶉図〈『雑華室印』ノ印アリ〉」は、南宋時代に中国で描かれた一幅の花鳥画で、室町幕府六代将軍・足利義教の鑑蔵印「雑華室印」が捺されています。後に「東山御物」と総称される足利将軍家の中国絵画コレクションに連なる重要文化財として、東京都内の個人によって大切に守り伝えられている貴重な一作です。
昭和34年に重要文化財へ指定された絹本著色の掛軸。明末清初を代表する画家・藍瑛が、雨上がりの夏山を潤んだ墨で描いた一幅。浙派の最後を飾る巨匠の手になり、江戸の文人画にも影響を与えた作品と、その鑑賞の手がかりを紹介する。
明代初期の宮廷画家・石鋭が描いた絹本著色探花図は、十五世紀の中国絵画の至宝として日本に守り継がれてきた重要文化財です。文人が早春の花を求めて山野を巡る情景を、群青・緑青・金泥を駆使した華麗な青緑山水様式で描き出した一幅。石鋭の現存作品は中国本土でも極めて稀少で、日本における中国絵画コレクションの白眉といえる名品です。東京国立博物館の特別展などで折に触れて公開される機会があります。
北宋の皇帝・徽宗が描いたとされる国宝「桃鳩図」の魅力を紹介。没骨描法による繊細な鳩と桃の表現、痩金体の落款、足利義満旧蔵の来歴など、約900年の歴史を超えて輝き続ける花鳥画の傑作について詳しく解説します。
南宋の禅僧・虚堂智愚の筆になる重要文化財の墨蹟。蠟を引いた料紙に書かれた点が指定名称に掲げられた特色である。大徳寺の法系の祖師として、虚堂の書は茶席の掛物の第一に重んじられた。昭和十四年に旧国宝へ指定。東京都内の個人蔵で常設公開はない。
東京国立博物館が所蔵する紙本著色浜松図屏風は、室町時代15世紀、浜松図として現存最古の六曲一双。雲母地に金銀の箔を撒き、月明かりのような柔らかな輝きで荒波と松、漁をする小舟の海辺を描く、伝土佐光重筆の重要文化財。
断崖から落ちる瀑布を唐の詩人李白が侍童とともに見上げる場面を描いた室町時代の水墨画。五山の禅僧惟肖得巌の賛を伴い、応永末年ごろの制作と推定される。現存する観瀑図のうち最も古い作例として昭和51年に重要文化財に指定された。
雪舟の直弟子・秋月等観が描いた重要文化財「紙本淡彩芦雁図」の魅力を紹介。室町時代の禅宗文化が育んだ水墨画の美と、秋の水辺に群れる雁の詩情を解説します。
東京国立博物館に伝わる青磁牡丹文水注は、15世紀初の明時代に中国・龍泉窯で焼かれた天龍寺青磁の典型作。深い緑色の釉と牡丹文の彫りが美しい重要美術品の魅力をご紹介します。
南宋時代の宮廷画家・閻次平に伝わる国宝「絹本著色秋野牧牛図」の魅力をご紹介。足利将軍家の東山御物として珍重された名画は、現在、東京・六本木の泉屋博古館東京に所蔵されています。作品の見どころやアクセス情報をお届けします。
東京国立博物館に寄託される国宝「馮子振墨蹟〈画跋〉」は、北宋の画家易元吉の草虫図巻に元の文人馮子振が記した跋文。絵は失われ書のみが残る。切断を戒めた千利休添状が附指定され、横幅約120センチの原形をとどめる。
東京都日野市にある金剛寺仁王門は、関東三大不動「高幡不動尊」の表門。室町後期に建立された三間一戸の楼門で、昭和の解体修理によって本来の重層入母屋造の姿に復原された国指定重要文化財です。脇間には室町期作の金剛力士像が安置され、約五世紀にわたり参拝者を見守り続けています。新宿駅から京王線で約35分、駅から徒歩5分の好立地で、初夏のあじさい、秋の紅葉とあわせて中世建築の魅力を体感できます。
東京都日野市高幡にある金剛寺不動堂は、康永元年(1342)建立の室町時代前期の仏堂で、現存する東京都内最古の文化財建造物とされる国指定重要文化財です。関東三大不動のひとつ高幡不動尊の中心伽藍であり、桁行五間・梁間五間の入母屋造、一間向拝、茅葺形銅板葺の端正な姿と、新選組・土方歳三ゆかりの寺としての歴史を今に伝えています。
明徳元年(1390)頃、足利義満の沙汰で熊野速玉大社の摂社・阿須賀神社に奉納された装束と調度の一括。袍や冠、蒔絵手箱、櫛29枚、銀製化粧道具までが神宝目録どおりに完存し、京都国立博物館に収蔵される国宝。
京都国立博物館が所蔵する高麗時代の装飾経。一〇〇六年に千秋太后が寵臣金致陽と発願した金字一切経の唯一の遺巻で、見返しの絵は年代の確実な高麗最古の紙本絵画として知られ、十四世紀末には近江の金剛輪寺に伝わった。
京都国立博物館が所蔵する国宝の手鑑「藻塩草」。奈良から室町にいたる古筆切を二百四十一葉あまり収め、江戸時代の古筆鑑定の台帳として伝来した。高野切や室町切など貴重な断簡を一帖に見られる、書の歴史をたどる屈指の集成である。
雪舟八十代の筆と推定される国宝・天橋立図。二十余枚の紙を継いだ下絵に、実在しない高所から見た丹後の景観が広がる。智恩寺多宝塔が示す制作年代、朱の転写が明かす制作の裏側、そして現地天橋立の歩き方までを紹介する。