鳥取県の登録有形文化財
鳥取県 · 登録有形文化財
鳥取県日野町舟場の佐々木家住宅新座敷は明治44年(1911年)の客座敷の棟で、式台玄関と六畳・十畳の2室、風呂を備える。床の間・床脇・付書院のそろう十畳間と、大工富次精斎作の板欄間が見どころで、平成29年に登録された。
塩谷定好写真記念館ギャラリー棟は、鳥取県琴浦町赤碕にある明治7年築の土蔵造の建物で、平成27年に登録有形文化財となった。もとは蔵で、戦後に写真家塩谷定好が一階を店舗、二階を写真スタジオに改めた建物である。
塩谷定好写真記念館主屋は、鳥取県琴浦町赤碕の街道に北面して建つ明治39年築の商家建築で、平成27年に登録有形文化財となった。正面の上下階に繊細な格子を立て、二階を含む多くの座敷には銘木や螺鈿を用いている。
塩谷定好写真記念館新蔵は、鳥取県琴浦町赤碕の塩谷家の屋敷に建つ明治35年築の土蔵で、平成27年に登録有形文化財となった。敷地に残る蔵で最も新しく、上部を漆喰塗、腰を海鼠壁とする丁寧な外壁をもっている。
鳥取県倉吉市の山あいを流れる清水川に昭和12年築かれた重力式砂防堰堤。堤高7メートルは五基のうち最も高く、水通し下部には約1メートル四方の大きな水抜き穴が開く。谷積と布積を組み合わせた石積の表情も見どころ。
鳥取県倉吉市の清水川最上流に立つ昭和14年築の重力式砂防堰堤。堤長63メートル、堤高4メートルで、越流を受ける副堰堤と護岸を備え、水通しの角は一割法で築く。侵食で裸地化した斜面に緑が戻り、石積がその森へ溶け込む。
鳥取県倉吉市の清水川に昭和13年築かれた群最長、堤長80メートルの重力式砂防堰堤。左袖には名称・竣工年度・内務省の略章を陰刻した石造銘板が嵌め込まれ、布積の副堰堤と石積護岸を良好に残す。誰がなぜ築いたかを石が記録する。
鳥取県倉吉市関金町今西に立つ昭和13年築の重力式砂防堰堤で、清水川五基の最下流。左岸袖に農業用水路を穿ち、一枚の壁で出水時の土砂を止めつつ下流の田へ水を導く。最下流ゆえ水通しを幅広く取り、下手に副堰堤を配する。
鳥取県倉吉市の清水川に昭和19年、群の最後に築かれた重力式砂防堰堤。川の湾曲部に据え、水通しを右に寄せて流路を整え、矩形の水抜きをほぼ左右対称に配す。回復した森に灰色の石積が収まり、背後には蒜山の稜線が遠く望まれる。
鳥取県智頭町の旧因幡街道沿いに建つ下町公民館は、大正3年に智頭町役場として建てられた木造2階建の洋風庁舎。ペディメント付きの玄関ポーチ、白ペンキの西洋下見板張り、鋳鉄製の床下換気口格子が残り、平成14年に国の登録有形文化財となった。
鳥取市行徳の常忍寺本堂は、文政元年に完成し天保9年に改築された日蓮宗本堂。ミズメザクラの丸柱、粽と平三斗、内陣の折上格天井、和様と大仏様を交えた禅宗様須弥壇が残り、平成20年に国の登録有形文化財となった。
鳥取市気高町日光の杉谷神社拝殿及び幣殿は、大正5年建立、建築面積38平方メートルの社殿。入母屋造妻入桟瓦葺で、内部は畳敷き一室に竿縁天井を高く張る。本殿と一体の境内景観が評価され、令和6年3月に国の登録有形文化財となった。
鳥取市気高町日光の杉谷神社本殿は、大正4年建立の一間社流造。建築面積わずか7.3平方メートルの社殿で、皿斗付大斗に三斗を組み装飾を抑える。設計書が残る点も評価され、令和6年3月に国の登録有形文化財となった。
鳥取市河原町の曳田川上流に立つ杣小屋拱堰堤は、昭和26年竣工のアーチ式砂防堰堤。堤長24メートル、堤高10メートル、全面を谷積の石張とし、天端石がわずかに前へせり出す。平成16年に国の登録有形文化財となった。
大社湯(第三鶴の湯)浴場及び主屋は、倉吉市新町にある明治後期の公衆浴場建築で、平成22年に国の登録有形文化財となった。住宅風の外観と男女に二分した浴場の構成が残る。2022年に営業を終え、現在は外観のみ見学できる。
大樹寺開山堂は、鳥取県八頭郡八頭町福地の大樹寺の本堂背後に渡廊でつながる昭和26年築の木造平屋建ての開山堂で、令和6年に登録有形文化財となった。歴代住職の位牌を安置する建物である。
大樹寺鐘楼は、鳥取県八頭郡八頭町福地の大樹寺にある昭和29年築の木造の鐘楼で、令和6年に登録有形文化財となった。戦時中に供出した梵鐘の再鋳を記念して建てられ、春にはウラクツバキと景観をつくる。
大樹寺僧堂は、鳥取県八頭郡八頭町福地の大樹寺にある昭和30年築の木造平屋建ての僧堂で、令和6年に登録有形文化財となった。往時は中国地方唯一の専門僧堂だったという由緒を伝える大型の僧堂である。
大樹寺本堂は、鳥取県八頭郡八頭町福地の大樹寺にある大正9年完成の木造平屋建ての本堂で、令和6年に登録有形文化財となった。棟の高い入母屋造で、向拝に豊かな彫刻を施し、境内で最も古い建物である。
大山寺鐘楼は鳥取県大山町大山の大山寺の本堂の西に建つ昭和25年(1950年)の鐘楼で、登録有形文化財。一間四方の切妻造・銅板葺で、柱を内側へ傾けて立て、十字に組んだ絵様肘木で桁を受ける。中世の様式を基調としつつ近代的な特徴を備える。