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和歌山県の重 要 文 化 財

Important Cultural Property of 和歌山県

和歌山県に所在する重要文化財。

390 和歌山県
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絹本著色弥勒菩薩像
和歌山県 平安 重要文化財
絹本著色弥勒菩薩像

高野山の麓、女人高野とも呼ばれる慈尊院に伝わる平安時代後期の弥勒菩薩独尊画像。光背に兜率天四十九院を表す四十九の化仏を配し、截金で繊細に荘厳される。平安にさかのぼる唯一の弥勒独尊画として知られる重要文化財である。

高野枡〈応永三年八月  日/高野山沙汰人連署刻銘〉
和歌山県 室町 重要文化財
高野枡〈応永三年八月 日/高野山沙汰人連署刻銘〉

和歌山県かつらぎ町に伝わる高野枡は、応永3年(1396)の年紀と高野山三沙汰人の刻銘をもつ年貢収納枡。官省符荘の検注に際して定められた金伏枡で、製作年が判明する現存最古の判枡として中世量制史に重要な位置を占める。

高麗版一切経〈版本六千二十七帖/写本二百五十八帖〉
和歌山県 高麗 重要文化財
高麗版一切経〈版本六千二十七帖/写本二百五十八帖〉

高野山奥之院の経蔵に納められた高麗版一切経。版本6027帖と写本258帖、計6285帖の朝鮮渡来の仏典群で、慶長4年(1599年)に石田三成が亡き母の菩提を弔って奉納した。回転式の輪蔵とともに戦国末の祈りの跡をとどめる。

赤銅鳥頚太刀〈銘真長/拵付〉
和歌山県 鎌倉 重要文化財
赤銅鳥頚太刀〈銘真長/拵付〉

和歌山県紀美野町の野上八幡宮に伝わる、鎌倉時代の備前長船派の名工・真長による重要文化財の太刀。長船三作の一人として名高い真長の優美な作風と、当時の拵が共に伝わる希少な一振です。

厨子入倶利伽羅竜剣
和歌山県 鎌倉 重要文化財
厨子入倶利伽羅竜剣

和歌山県の高野山・龍光院に伝わる重要文化財「厨子入倶利伽羅竜剣」をご紹介します。剣に黒龍が巻きつく密教の聖剣を専用の厨子に納めた一具で、弘法大師空海が天長元年(824年)の神泉苑における雨乞いに用いたとの寺伝を持つ聖宝。倶利伽羅竜剣の象徴、厨子の荘厳、空海と龍にまつわる伝説、高野山霊宝館での公開情報、周辺の見どころまで、英語版・日本語版の両方で詳しくご案内します。

大毘盧遮那成仏経
和歌山県 奈良~平安 重要文化財
大毘盧遮那成仏経

高野山大学を擁する高野山学園が蔵する、密教三部経の古写経三巻。大日経・金剛頂経・蘇悉地経からなり、奈良から平安にさかのぼる。行間には朱や白の珍しい訓点が加えられ、日本語の歴史を裏づける国語史資料としても貴重な重要文化財である。

大毘盧遮那経巻第一
和歌山県 平安 重要文化財
大毘盧遮那経巻第一

高野山の別格本山・竜光院に伝わる重要文化財。真言密教の根本経典『大日経』を平安後期の康平元年に書写した貴重な一巻で、空海の伝えた教えの核心に近く、一字ずつ写経することに込められた信仰のかたちを今に伝える。

太刀〈銘因州住景長〉
和歌山県 室町 重要文化財
太刀〈銘因州住景長〉

室町時代に因幡国で活動した刀工景長による太刀で、細直刃を焼く。享保6年、八代将軍徳川吉宗が祖父頼宣の五十回忌に紀伊国内の神社へ納めた一口で、和歌山県有田市の須佐神社に社宝として伝わる。糸巻太刀拵を附す。

太刀〈銘国時〉
和歌山県 鎌倉 重要文化財
太刀〈銘国時〉

鎌倉時代に肥後国で活動した延寿派の刀工国時による太刀で、中直刃を焼き、地鉄に白気がかかる。享保6年、八代将軍徳川吉宗が祖父頼宣の五十回忌などに際して紀州東照宮へ奉納した一口で、現在は和歌山県立博物館に寄託されている。

太刀〈銘国広〉
和歌山県 桃山 重要文化財
太刀〈銘国広〉

茎に「国広」と銘を切る桃山時代の太刀で、一般に新刀期を代表する堀川派の祖堀川国広の作とされる。高野山金剛峯寺が所有し、正阿弥常吉作の沃懸地蒔絵太刀拵金具を附す。高野山霊宝館で特別展などの折にときおり公開される。

太刀〈銘左近将監景依/正応二十一月日〉
和歌山県 鎌倉 重要文化財
太刀〈銘左近将監景依/正応二十一月日〉

茎に作者名と官途、正応二年十一月の年紀を刻む備前国の刀工景依による太刀で、刀樋を掻流し、小丁子を焼く。鎌倉時代後期の生ぶの一口で、紀州東照宮が所有し、現在は和歌山県立博物館に寄託されている。糸巻太刀拵を附す。

太刀〈銘真長〉
和歌山県 鎌倉 重要文化財
太刀〈銘真長〉

茎に「真長」と銘を切る鎌倉時代の太刀で、備前長船の名工真長の作とされ、直刃に互の目をまじえる。紀州藩三代藩主徳川綱教が紀州東照宮へ奉納した一口で、葵紋の糸巻太刀拵を附し、現在は和歌山県立博物館に寄託されている。

太刀〈銘信国〉
和歌山県 南北朝 重要文化財
太刀〈銘信国〉

紀州東照宮が蔵する重要文化財。南北朝期の京で相州伝を取り入れ刀身彫刻に長けた信国一門の作で、約71センチの磨上、浅い反りに乱れの刃文を焼き、表裏へ棒樋を掻く。来派の後を受けた山城伝の展開を示す一口である。

太刀〈銘備州長船秀光/至徳四年(以下不明)(徳川吉宗寄進)〉
和歌山県 南北朝 重要文化財
太刀〈銘備州長船秀光/至徳四年(以下不明)(徳川吉宗寄進)〉

和歌山市有本の若宮八幡神社が蔵する重要文化財。備前長船秀光が至徳四年(1386年)に鍛えた南北朝の太刀で、のちに紀州五代藩主から八代将軍となった徳川吉宗が、藩祖頼宣の創建した当社へ奉じた一口として伝わる。

太刀〈銘備前国(以下不明)(伝真長)〉
和歌山県 鎌倉 重要文化財
太刀〈銘備前国(以下不明)(伝真長)〉

紀州東照宮が蔵する重要文化財。鎌倉後期の初期長船の名工と伝わる真長の作で、約80センチの生ぶの長寸に直刃を焼く。徳川の葵紋を散らした金梨子地の拵をともない、刀身と拵がそろって伝わるひときわ完備した一具である。

太刀〈銘伯耆大原真守〉
和歌山県 鎌倉 重要文化財
太刀〈銘伯耆大原真守〉

紀州東照宮が蔵する太刀〈銘伯耆大原真守〉。伯耆の祖安綱の系譜を引く鎌倉初期の刀工真守の作で、表に連樋を掻き、裏には梵字を彫る。安綱と同じ大正二年指定の重要文化財で、紋を置かない無地の拵を伴う、伯耆鍛冶の系譜を伝える一口である。

太刀〈銘正恒〉
和歌山県 鎌倉 重要文化財
太刀〈銘正恒〉

熊野速玉大社が蔵する太刀〈銘正恒〉。古備前を代表する刀工正恒の作で、よく詰んだ地鉄と静かな刃文を特徴とする。約千点の古神宝が一括国宝とされるなか、本作はそれとは別に指定された重要文化財の一口で、糸巻太刀拵を伴う。

太刀〈銘光忠〉
和歌山県 鎌倉 重要文化財
太刀〈銘光忠〉

和歌山市の紀州東照宮が蔵する太刀〈銘光忠〉。長船派の祖光忠の作で大ぶりの丁子を焼く。同宮の刀剣の多くが葵紋を帯びるなか、本作は桐紋を散らした拵を伴い、信長から秀吉、家康への伝来が語られる重要文化財である。

太刀〈銘守家〉
和歌山県 鎌倉 重要文化財
太刀〈銘守家〉

和歌山市の紀州東照宮が蔵する太刀〈銘守家〉。備前畠田派の刀工守家の屈指の作とされ、刃縁に華やかな丁子乱れを焼く。紀州徳川家に伝来し、家を守る一刀として重んじられたと語られる。葵紋を散らした糸巻太刀拵を伴う重要文化財である。

太刀〈銘安綱〉
和歌山県 平安 重要文化財
太刀〈銘安綱〉

和歌山市の紀州東照宮が蔵する太刀〈銘安綱〉。平安時代の伯耆で活動した最古級の刀工安綱の在銘作で、反りをもつ日本刀の姿が定まる時期を伝える。徳川頼宣が家康五十回忌の寛文五年、和歌祭に奉納したと伝わる重要文化財で、葵紋を散らす糸巻太刀拵を伴う。