山形県の登録有形文化財
山形県 · 登録有形文化財
山形県最上郡金山町の農村に佇む近岡家住宅主屋は、2022年に国の登録有形文化財に登録された江戸時代後期の中門造民家です。建築面積311㎡の大規模な農家住宅で、七室の居住空間、馬屋中門、式台、三本溝の鴨居など、山形県北部の中門造民家の発展を示す貴重な建築遺構を今に伝えています。
山形県遊佐町に鎮座する鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮の後神門及び玉垣は、昭和14年に造替された国登録有形文化財です。1,400年以上の歴史を誇る出羽国一宮の最奥に位置し、江戸時代の本殿を囲む聖なる結界として歴史的景観に寄与しています。
山形県長井市にある旧長井小学校第一校舎は、1933年に地元有志の手により建設された全長93メートルの木造2階建て校舎です。スティックスタイル建築の美しい外観、赤い外壁、大階段、舟底天井の廊下が特徴で、2009年に国の登録有形文化財に登録されました。現在はカフェや展示室を備えた交流施設として一般公開されています。
山形県尾花沢市の山間部に残る中沢川東山堰堤は、大正2年の大水害を契機に建設された山形県初の県営砂防施設です。練積工法による重力式石造堰堤で、堤長12m、堤高2.4m。全国的にも初期の近代砂防施設として2010年に登録有形文化財に登録されました。銀山温泉にも近く、大正ロマンをテーマにした尾花沢観光の隠れた見どころです。
山形県上山市のかみのやま温泉に佇むニュー村尾浪漫館離れは、1937年築の登録有形文化財。池に面した五棟の離れを渡廊下で結び、座敷飾や欄間など豪華な意匠が温泉街の繁栄を今に伝えます。
1898年築の木造三階建て旅館。アーチ窓や花頭窓、千鳥破風が織りなす和洋折衷の華やかな外観は「米沢の竜宮城」と称され、螺鈿細工や屋久杉天井など館内にも見どころが満載。国の登録有形文化財に指定されながら今も宿泊可能な、生きた文化遺産です。
山形県米沢市の米沢城址の堀に架かる舞鶴橋は、明治19年(1886年)に築かれた石造単アーチ橋で、国の登録有形文化財に登録されています。上杉神社への正面参道として「めがね橋」の愛称で親しまれ、凝灰岩の欄干や自然石の奇岩を配した親柱など独特の意匠が見どころです。
山形市七日町に佇む明善寺本堂は、築地本願寺を手がけた建築家・伊東忠太が1934年に設計した木造寺院建築です。鐘楼・鼓楼を左右に配した独特の外観と60畳の大広間を持ち、国登録有形文化財に登録されています。
山形県長井市の羽前成田駅本屋は、大正11年建設の木造平屋建駅舎。桁行八間、建築面積99平方メートル。出札口まわりの幾何学模様の造作が評価され、平成27年に登録有形文化財となった。地元有志が守る現役の無人駅である。
山形県川西町の西大塚駅本屋及びプラットホームは、軽便鉄道時代からフラワー長井線に残る唯一の駅舎。建築面積78平方メートルの木造本屋と、延長104メートルの石造谷積ホームが平成27年に一括登録された。現在も無人駅として営業する。
山形県上山市湯町の山城屋旧館は、大正7年(1918年)建築の木造2階建旅館建築。上下階とも蔵王連峰を望む南東面に客室を置き、外周の廊下をガラス戸で閉じ、2階建具には色ガラスを用いる。2011年に国の登録有形文化財となった。
山形県上山市湯町の山城屋荷蔵は、明治後期建築の土蔵造2階建。桁行9.4メートル、切妻造妻入で、置屋根式の屋根と簓子下見板張の腰回りを備え、旅館の資材を収めた。温泉街の路地に立つ一棟として、2011年に国の登録有形文化財となった。
山形県米沢市門東町の吉亭北土蔵は、大正8年頃の土蔵造地上3階地下1階建。建築面積46平方メートルの中に四層を収め、下半を海鼠壁とする外壁と東面に整然と並ぶ観音扉付き小窓が目を引く。平成15年に登録有形文化財となった。
山形県米沢市門東町の吉亭本屋は、大正8年頃に建てられた木造2階建の織元屋敷。建築面積343平方メートル、寄棟造桟瓦葺で、秋田杉を多用した内部が評価され平成15年に登録有形文化財となった。現在は米沢牛を供する料亭として使われている。
山形県米沢市門東町の吉亭南土蔵は、江戸末期に建てられた土蔵造2階建。大正8年の米沢大火を焼けずに残り、生糸の保管に用いられた。造形の規範として平成15年に登録有形文化財となった。敷地内で最も古い建物である。
山形県米沢市門東町の吉亭門は、昭和15年に建てられた間口約2.6メートルの一間一戸薬医門。切妻造桟瓦葺に袖塀を伴い、上質の欅材を用いた構えが街路景観に重厚さを与えている。四棟のうち唯一、公道から常時見学できる。
大正14年、米沢大火で焼失した上杉伯爵邸を中條精一郎が再建した中心の棟。総檜と銅板葺、延びやかな入母屋屋根に真壁を見せる清廉な意匠で、庭園に面した大広間が見どころ。登録有形文化財。
米沢市上杉記念館の北側に建つ土蔵。厚い塗籠壁で火と湿気を防ぎ、文書や貴重品を守った。大火で焼失した邸宅を大正13年に再建した一群の一棟で、平成9年に登録有形文化財となった。
旧上杉伯爵邸で唯一の二階建。中條精一郎の設計、棟梁江部栄蔵の施工で、平屋を旨とする書院造に二階を重ねた近代の試み。上下階の廊下沿いに連なる欄間が外観を特徴づける登録有形文化財。
旧上杉伯爵邸の正門脇に建つ警護棟。門の出入りを見張る番所で、大火後に再建された一群の一棟として大正期に建てられた。平成9年に登録有形文化財となり、令和元年にカフェ「和庭」へ改修された。