全国の史跡名勝天然記念物
全国の史跡名勝天然記念物を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
多古の七ツ穴は、島根半島最北端の多古鼻岬にある国指定天然記念物の海食洞窟群です。高さ約50メートルの断崖に九つ以上の洞窟が並び、海上からは七つに見えることが名前の由来。加賀港からの遊覧船で、日本海の青に染まる神秘の洞窟を間近に体験できます。
島根県隠岐の島町・玉若酢命神社の境内にそびえる「八百スギ」は、目通り幹周約9メートル、樹高約30メートル、推定樹齢千数百年から二千年といわれる国指定の天然記念物。八百比丘尼伝説や大蛇のいびき伝説に彩られた隠岐随一のパワースポットを、御霊会風流の祭礼や周辺観光とあわせて紹介します。
島根県松江市に位置する田和山・神後田遺跡は、弥生時代前期後半から中期後半にかけての国指定史跡です。三重の環濠に囲まれた山頂部に住居がないという、日本で唯一の構造を持つ謎多き遺跡。復元された竪穴住居や掘立柱建物、宍道湖を見渡す絶景とともに、2500年前の弥生人の暮らしと祈りに思いを馳せることができます。
島根半島北端の無人島・築島の海食崖には、白い第三紀凝灰岩を貫く黒い安山岩の岩脈群が露出する。昭和7年指定の国天然記念物。火山の地下構造を一望できる稀有な地質景観。
島根県西部、標高約362メートルの霊亀山山頂に残る津和野城跡。永仁3年(1295)に吉見頼行が築城を始め、のちに坂崎・亀井氏が継いだ日本一の山城。秋冬の朝霧に浮かぶ「天空の城」の石垣群が今も山上を覆う。
島根県松江市玉湯町、花仙山の西山麓にある国指定史跡・徳連場古墳。古墳時代中期(5世紀)築造の小円墳で、地表に露出した珍しい舟形石棺を間近に見学できます。蓋は刳抜式、棺身は組合せ式という稀有な複合構造をもち、玉作りの里・玉造の歴史を伝える貴重な遺跡です。
島根県安来市にそびえる富田城跡(月山富田城)は、戦国大名尼子氏の本拠として山陰山陽十一州を従えた難攻不落の山城です。標高約184メートルの月山に広がる広大な遺構と、忠臣・山中鹿介の物語が今も訪れる人を魅了します。昭和9年に国の史跡に指定され、日本100名城・日本遺産にも選ばれた中世山城の最高傑作です。
島根県益田市の国史跡・中須東原遺跡は、12世紀から17世紀にかけて栄えた中世の港町の集落跡です。益田川河口の潟湖を活かした船着き場跡や鍛冶炉、街区の遺構が良好に残り、中国・朝鮮・東南アジアの貿易陶磁器が多数出土しています。益田氏の『益田家文書』と発掘成果を突き合わせて中世港湾と交易の実像に迫れる、全国でも希有な遺跡を訪ねてみませんか。
日御碕の沖約100mに浮かぶ無人島・経島は、面積約3000㎡の柱状節理の小島。大正11年に天然記念物に指定され、毎年11月下旬から約5000羽のウミネコが渡来する。神職以外の上陸が禁じられた神域でもある。
島根県隠岐諸島・西ノ島の北方約1.2kmに浮かぶ周囲0.7km・標高74mの無人島、星神島は江戸期以来オオミズナギドリの集団繁殖地として知られ、昭和13年に国の天然記念物に指定された日本海有数の海鳥繁殖地。
東京駅から徒歩わずか5分。徳川将軍家15代がおよそ270年にわたって政務を執った江戸城跡は、外郭まで含めると約2,082ヘクタールに及ぶ日本史上最大級の城郭であり、昭和35年(1960年)に国の特別史跡に指定されました。現在は皇居東御苑として無料で公開され、天守台や巨大な石垣、重要文化財の城門を間近で見ることができます。
東京・伊豆大島の泉津にそびえる「大島のサクラ株」は、推定樹齢800年を超えるオオシマザクラの巨樹で、東京都にある植物として唯一の国指定特別天然記念物です。主幹は折れ、横たわった太枝から不定根を下ろして新たな幹を立ち上げる「歩く桜」として知られ、噴火の溶岩流に取り残された「キプカ」と呼ばれる古い土地に生き続けています。江戸時代には海上の目印として船人を導き、いまも3月下旬には純白の花を咲かせます。
東京都港区にある「旧新橋停車場跡及び高輪築堤跡」は、明治5年(1872年)に開業した日本最初の鉄道遺構を伝える国指定史跡です。汐留に建つ復元駅舎の鉄道歴史展示室では当時の駅舎基礎石や出土品を見学でき、入館は無料。高輪ゲートウェイシティ内では、海上に築かれた約2.7kmの石積み築堤跡が2027年度の現地公開へ向け整備されています。明治日本の文明開化を象徴する貴重な近代化遺産を、東京観光のハイライトとしてご紹介します。
西東京市にある国指定史跡・下野谷遺跡は、南関東最大級の縄文時代中期の環状集落跡です。復元された竪穴住居やVRアプリを通じて、約5,000年前の暮らしを体感できます。新宿からわずか30分の歴史の旅へ。
練馬白山神社の境内に立つ大ケヤキ。樹高約19メートル、幹周り約8メートルの巨樹で、樹齢は約900年と推定される。源義家が奥州征伐の戦勝祈願に奉納した苗木が育ったとの伝承を持ち、国の天然記念物に指定されている。
東京都青梅市・御岳山の参道にそびえる国指定天然記念物のケヤキ。幹まわり約8.2m、樹高約30m。日本武尊の植樹伝説をもつが、樹齢は約600年とも推定される。武蔵御嶽神社や宿坊街とあわせて訪ねたい巨樹。
東京から南へ約1,300km、小笠原諸島最南端に立つ標高916mの円錐火山島。人の定住を許さなかった45度の急峻な地形が、世界で唯一クロウミツバメが繁殖する原生の海洋島生態系を今も守り続ける、立入禁止の天然記念物。
府中市の熊野神社境内に残る武蔵府中熊野神社古墳は、下を二段の方形、上を円形に築いた珍しい上円下方墳。7世紀後半の武蔵を代表する首長墓で、七曜文の鞘尻金具が出土した。復元墳丘と無料展示館で内部の石室まで体感できる。
明治17年、東京大学の学生がこの一帯の貝塚で見慣れない壺形土器を掘り当てた。発見地の地名「弥生」がやがて土器の名となり、さらに弥生時代という時代名にまでなった。その出発点を示す、文京区の国指定史跡である。
栃木県大田原市湯津上、那珂川右岸の段丘に並ぶ上侍塚・下侍塚の二基の前方後方墳。4世紀後半の築造で、元禄5年(1692)に徳川光圀が命じた日本初の学術発掘調査の舞台となったことから、「日本考古学発祥の地」とも呼ばれる。