全国の重要無形民俗文化財
全国の重要無形民俗文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
岐阜県郡上市の長滝白山神社で毎年1月6日に奉納される国指定重要無形民俗文化財「長滝の延年」。平安・鎌倉期の寺院芸能の古風を今に伝え、舞の途中で天井から吊るされた花笠を奪い合う「花奪い」と呼ばれる勇壮な儀式へと転じます。静と動が交わる六日祭の見どころとアクセス情報をご紹介します。
岐阜県本巣市根尾能郷の能郷白山神社で、毎年4月13日に奉納される神事芸能「能郷の能・狂言」。観世・宝生など現在の五流が成立する以前の古い能の姿を、地区16戸の猿楽衆が口伝で代々伝えてきた稀有な伝統です。1976年に国の重要無形民俗文化財に指定。室町時代の面や装束、地謡が詞章すべてを担う独特の様式、足拍子を踏む素朴な舞振りなど、能楽史を知るうえで欠かせない貴重な文化遺産を、年に一度だけ間近に体験できる旅をご案内します。
岐阜県本巣市に300年以上伝わる重要無形民俗文化財「真桑人形浄瑠璃」。元禄期に真桑用水の紛争を解決した福田源七郎の遺徳を偲ぶことから始まり、明治5年建立の専用舞台で今も春の物部神社祭礼に奉納上演されています。文楽の影響を受ける前の古い伝承を伝える、地域に根ざした人形芝居の魅力をご紹介します。
宮崎県五ヶ瀬町坂本地区に四百年以上伝わる国指定重要無形民俗文化財。武者装束の60余名が槍・長刀・弓・鉄砲を手に、勇壮な行列踊りと優雅な輪踊りを組み合わせて十余曲を奉納します。2022年にはユネスコ無形文化遺産「風流踊」として登録された、宮崎県唯一の風流踊です。
宮崎県都城市山之口町に伝わる「山之口の文弥人形」は、義太夫節以前の古浄瑠璃「文弥節」を地とする一人遣いの人形芝居です。江戸時代、薩摩藩郷士たちが京・大坂で習い覚えて持ち帰ったと伝えられ、平成7年(1995年)に国の重要無形民俗文化財に指定されました。哀調を帯びた「泣き節」と独自の人形操作技法、方言で演じられる間狂言など、いまや全国でも数か所しか残らない貴重な伝承を、現地の資料館で観劇できます。
熊本県八代市の八代神社で毎年十一月に行われる秋の大祭。亀と蛇が合体した亀蛇や九基の華麗な笠鉾など約四十の出し物が城下町を巡行し、砥崎河原では飾馬が水しぶきを上げて駆ける。江戸時代以来の神幸行列を紹介します。
群馬県安中市中宿に伝わる糸操燈籠人形は、明暦年間に始まったとされる民俗芸能。割竹と西ノ内紙でつくった人形の胴に豆カンテラを灯し、奈落から十数本の糸で操る。三番叟や清姫綱渡りなど四つの演目が演じられる。
群馬県中之条町の白久保集落で毎年2月24日に行われる「上州白久保のお茶講」は、14世紀の闘茶の形式を今に伝える国指定重要無形民俗文化財です。渋茶・甘茶・陳皮をブレンドした4種の茶を飲み分ける神事で、豊凶占いの意味も持つ貴重な伝統行事を体験できます。
広島県北広島町・安芸高田市に伝わる重要無形民俗文化財「安芸のはやし田」。飾り牛の代掻き、早乙女の田植歌、迫力ある囃子が織りなす初夏の田園絵巻をご紹介します。
広島県庄原市東城町の塩原に伝わる重要無形民俗文化財。太鼓と田植歌に合わせて共同で田植を行い、頭に赤紐を巻いた飾り牛が供養棚をくぐって牛馬の霊を供養する。たたら製鉄の山里に根づいた信仰を背景に、四年に一度、石神社前の田で公開される。
香川県まんのう町佐文に伝わる綾子踊は、干ばつの年に雨を乞うて舞われてきた風流踊である。十二の小歌に近世初期の歌舞伎の面影を残し、二年に一度、加茂神社に奉納される。2022年ユネスコ無形文化遺産に登録された。
国の重要無形民俗文化財。佐賀市久保泉町の白鬚神社で毎年十月十八・十九日に奉納される、佐賀県唯一の田楽。女装した少年ササラツキや太鼓を打つカケウチなど子どもが舞い手を務め、青竹の玉垣の中で六つの演目がゆったりと演じられます。
佐賀県武雄市の三地区に伝わる重要無形民俗文化財。十六世紀の戦勝に起源をもつと伝わる勇壮な男踊りで、毎年秋分の日に氏神社へ奉納される。もっしょを中心にかきが円陣を組み、力強い振りと優雅な浮立が調和する。
佐賀市蓮池町の見島地区に350年以上伝わる小正月の来訪神行事。神の使いの雌雄の鳥カセドリに扮した2人の若者が、藁蓑姿で夜の家々を巡り、青竹を打ち鳴らして悪霊を祓い、家内安全と五穀豊穣を祈る。2018年にユネスコ無形文化遺産に登録された。
埼玉県美里町に四百年以上伝わる盆の火祭り。八月十五日の夕刻、満六歳から十八歳の子供たちが堂前山の尾根に築いた百八基の塚に火を灯す。武蔵武士・猪俣小平六範綱と一族を弔うと伝わり、塚の上で火を焚く全国でも珍しい重要無形民俗文化財。
埼玉県川越市の氷川神社例大祭にあわせ、毎年10月に行われる山車の祭礼。一本柱に人形をいただく江戸型の山車が蔵造りの町を巡行し、山車同士が囃子を競う「曳っかわせ」が見どころ。2005年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
埼玉県加須市の玉敷神社に奉納される神楽。歌も科白も用いず、仮面の舞人が舞台の四隅を固める様式的な所作を繰り返す。江戸時代から続き、関東の神楽の古い姿を残す。毎年2月・5月・7月・12月の祭礼で見ることができる。
埼玉県久喜市の鷲宮神社に伝わる重要無形民俗文化財。享保十一年までに十二座へ整えられた舞を中心とする神楽で、関東神楽の源流とされる。面と採物を用いた左右対称の舞、平安の催馬楽の詠唱が見どころ。年六度、神楽殿で無料公開される。
三重県桑名市の増田神社を本拠とする伊勢太神楽は、悪魔祓いの獅子舞に放下の曲芸を組み合わせた巡業の神楽。1981年に国の重要無形民俗文化財に指定され、太夫たちは今も各地を回檀し、毎年12月24日に増田神社で全曲を奉納する。
毎年10月、三重県伊賀市の菅原神社で行われる秋祭。神輿に続いて、100体を超える鬼と九基のだんじりが城下町を巡行する。江戸時代以来400年の伝統で、平成14年に国の重要無形民俗文化財、平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録された。