全国の登録有形文化財
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三好市井川町辻の立川家住宅離れは、煙草専売の後ほかの土地で成功した当主が帰郷のために建てた大正期の2階建て。化粧持送りで支える出桁や千鳥模様の戸袋が特徴で、平成29年に4棟そろって国の登録有形文化財に登録された。
篪庵は徳島県三好市東祖谷釣井にある江戸時代中期のもと農家の主屋で、登録有形文化財。寄棟造・茅葺で外壁をヒシャギ竹で養生し、見晴らしのよい山腹に建って山村集落の景観の核をなす。現在は宿泊施設として紹介されている。
椿八幡神社本殿は徳島県阿南市椿町にある安政3年(1856年)頃の一間社流造の本殿で、登録有形文化財。斜め方向にも手先を出す尾垂木付き二手先の組物をもち、組物の間や扉まわりを彫刻で密に飾る、複雑な構造と豊かな装飾の社殿である。
徳島県三好市東祖谷の釣井薬師堂は文久2年(1862年)の建立で、建築面積19平方メートルの三間堂。宝形造銅板葺、四周に切目縁を廻す。祖谷渓の歴史的な集落景観の構成要素として、令和元年に国の登録有形文化財となった。
徳島県つるぎ町の東福寺本堂は天保4年(1833年)の再建。桁行26.2メートルの寄棟造本瓦葺で正面に唐破風の玄関を構え、内部は八間取。北寄りはもと庫裏にあたり、本堂と住居が一棟に同居する。平成24年に国の登録有形文化財となった。
徳島市の城北高校にある人形会館は、昭和40年に建てられた本格的な芝居小屋。海鼠壁と朱塗の高欄が特徴で、二段の舞台や葡萄棚、升席を備え、昭和31年創設の民芸部が阿波人形浄瑠璃を受け継ぐ拠点となっている。
大正15年、徳島市初の近代水道の取水施設として完成。鉄筋コンクリート造の箱形の井に方形の上屋をかけ、煉瓦と花崗岩でポンプ場と意匠を揃える。建築面積21㎡ほどの、水道の起点を今に残す小さな一棟である。
大正15年、徳島市初の近代水道の一部として完成。三棟のうち唯一の円形の上屋をもち、入口の浮き彫り、壁面の柱型、窓上の枠石など、共通様式のなかで独自の意匠が刻まれた高さ約5.1mの一棟。
大正15年、徳島市初の近代水道の中枢として中島鋭治の設計で完成。イギリス積みの赤煉瓦に花崗岩を配し、入口には市章と栗の浮き彫りを施す。近代水道百選に選ばれ、県内初の登録有形文化財となった建物。
つるぎ町貞光の長瀬堂は明治30年建立の三間堂で、端四国八十八箇所霊場の二十八番札所。四方吹放ちに縁を廻らし、正面中央間の縁を切りこんで木階を設ける。2017年、霊場の堂十棟とともに国の登録有形文化財となった。所有は宗教法人東福寺。
中村家住宅刻み煙草工場は徳島県三好市池田町マチの敷地北端に建つ明治中期の作業棟。木造二階建、建築面積95平方メートル。一階は土間と板張を使い分け、二階は和小屋組を現す。令和元年に登録有形文化財となった。
中村家住宅主屋は徳島県三好市池田町マチに建つ明治24年の町家。中通りに南面し、間口15.9メートル、切妻造桟瓦葺で両端に本瓦葺の袖卯建を上げる。通り土間沿いに洋風応接間を配し、令和元年に登録有形文化財となった。
三好市東祖谷久保の中山家住宅主屋は、大正前期に建てられた寄棟造茅葺の農家主屋。南西の二面を出桁造とし、濡縁と吹放しの下屋を廻す。山村集落の景観の核として2019年に国の登録有形文化財となった。私有のため内部は非公開。
中和商店煙突は、徳島県三好市池田町の中和商店の酒造蔵の東側に立つ大正15年頃の煉瓦造の煙突で、令和元年に登録有形文化財となった。高さ9.4メートルで、周囲からよく見える地区の目印である。
中和商店仕込蔵は、徳島県三好市池田町の中和商店の敷地北端にある明治中期の木造平屋建ての仕込蔵で、令和元年に登録有形文化財となった。丸太を組んだ独特の小屋組がタンクの並ぶ大空間をつくる。
中和商店事務所は、徳島県三好市池田町の杉尾通りに面した大正後期の木造2階一部平屋建ての事務所で、令和元年に登録有形文化財となった。正面1階はスクラッチタイル張りで、内部は事務所棟が洋風、住居棟が和風である。
中和商店酒造蔵は、徳島県三好市池田町の中和商店の敷地中央にある大正15年頃の木造2階建ての酒造蔵で、令和元年に登録有形文化財となった。L字形の平面に貯蔵庫や麹室、釜場、瓶詰室を備える。
中和商店杜氏宿舎は、徳島県三好市池田町の中和商店の敷地東端にある大正15年頃の木造2階建ての杜氏の宿舎で、令和元年に登録有形文化財となった。かまどを据えた土間の台所と畳敷きの部屋をもつ。
明治17年(1884年)建立。かつて吉野川を行き来する舟の目印となった特異な木造二重灯籠で、袴腰・宝形造瓦葺・唐破風・扇垂木・花頭窓など寺院本堂級の装飾意匠を凝縮する。平成23年10月28日、国の登録有形文化財に登録。
徳島県三好市の箸蔵寺中門は、方丈前に東西棟で建つ明治前期の一間薬医門。五平の本柱を冠木で固めて大斗肘木を据え、軒下全面に格天井を張る。ロープウェイで登った参拝者が山上で最初に対面する登録有形文化財である。