北海道の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 北海道北海道に所在する重要文化財。
1930年代に建てられた10棟の重要文化財を擁するニッカウヰスキー余市蒸溜所。日本のウイスキーの父・竹鶴政孝の理想を実現した伝統的な石炭直火蒸溜とスコットランド風建築の魅力を発見してください。
北海道網走市の博物館 網走監獄に保存される旧網走監獄の教誨堂と庁舎は、明治45年に再建された木造建築の重要文化財です。和洋折衷の講堂と水色とグレーの庁舎が、明治期の監獄建築と北海道開拓史を今に伝えます。
北海道網走市の西方丘陵地に明治29年に開設された二見ヶ岡刑務支所は、農園を持つ全国でも珍しい刑務所建築群です。明治・大正・昭和の三時代にわたる炊場、教誨堂及び食堂、鍵鎖附着所、舎房の4棟が、庁舎とともに国の重要文化財に指定されています。平成11年に博物館網走監獄に移築され、現存最古の木造刑務所として行刑史上の貴重な遺構を伝えています。
明治10年に札幌の市街中心部へ建てられた木造二階建ての庁舎。開拓使工業局の営繕課が米国の建築雛形書を写しながら洋風建築を習得した過程を、棟飾りや破風の彫り飾りに残す。工業局工作場の現存唯一の遺構として重要文化財に指定。
北海道上ノ国町の旧笹浪家住宅は、19世紀前期に建てられた道内現存最古の民家。ニシン漁の網元・笹浪家の屋敷で、石を置いた割柾葺の主屋と、嘉永元年(1848年)築の米蔵・文庫蔵が重要文化財に指定されている。
大通公園の西端に建つ旧札幌控訴院庁舎は、大正15年(1926年)竣工の札幌軟石による裁判所建築。現存最大級の軟石庁舎として2020年に国の重要文化財に指定され、現在は札幌市資料館として無料公開されています。
北海道小平町の海岸に建つ旧花田家番屋は、明治38年頃に網元花田伝作が築いた道内最大の鰊番屋。約200人のヤン衆が寝泊まりした宿所と親方の座敷、三つの囲炉裏が残り、建造物として日本最北の国指定重要文化財に指定されている。
北海道余市町に佇む旧下ヨイチ運上家は、松前藩がアイヌ民族との交易のために設けた運上家の中で日本唯一の現存例です。嘉永6年(1853年)に改築された重要文化財の建物は、間口40メートルの堂々たる木造建築で、石置屋根や北陸式の漁家建築様式が見どころ。江戸時代の北方交易の歴史を体感できる貴重な文化遺産をご紹介します。
北海道厚岸町にある正行寺本堂は、寛政11年(1799年)に新潟県糸魚川で建築され、明治期に海路で移築された国指定重要文化財です。精緻な彫刻や極彩色の装飾、北海道の気候に合わせた改造など、開拓期の建築文化を今に伝える貴重な寺院建築の魅力をご紹介します。
北海道檜山郡上ノ国町に佇む上國寺本堂は、1758年(宝暦8年)建立の北海道最古の寺院建築であり、国の重要文化財に指定されています。浄土宗本堂としての完成された建築形式と寒冷地への独自の工夫を備え、中世以来の北方交易と信仰の歴史を今に伝える貴重な文化遺産です。
1901年に米穀商・太刀川善吉が建てた煉瓦造2階建ての土蔵造り店舗。洋風アーチと和風の2階意匠が融合した和洋折衷建築で、北海道民家第一号として国の重要文化財に指定。明治40年の函館大火にも耐えた堅牢な防火建築の傑作です。
明治39年(1906年)竣工の国指定重要文化財。近世ヨーロッパ復興様式の石造2階建建築で、金唐革紙の壁紙や漆喰天井飾りなど贅を尽くした内装が見どころです。日露戦争後の樺太国境画定会議が開催された歴史的遺構でもあり、2025年4月に大規模保存修理工事を経て公開が再開されました。
北海道松前町の寺町に立つ曹洞宗・龍雲院は、寛永2年(1625)創建の名刹。明治の箱館戦争で寺町の多くが焼失する中、唯一江戸時代の堂宇を完全に残し、本堂・庫裏・鐘楼・土蔵が国の重要文化財に指定されています。越後の名工による彫刻豊かな本堂と、地元松前の大工による庫裏が織りなす、北海道随一の江戸期寺院建築群です。
北海道北見市にある重要文化財「常呂川河口遺跡墓坑出土品」の魅力を紹介。約2,900年前から1,600年前の墓坑から出土した1,805点の副葬品は、琥珀玉の首飾りやヒスイの勾玉など、北海道東部の葬送文化と交易の実態を伝える貴重な考古資料です。