北海道の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 北海道北海道に所在する重要文化財。
北海道余市郡余市町黒川町にある昭和時代の蒸溜所10棟である。年代は棟ごとに違っており、蒸溜棟は1935年頃、事務所棟は1942年頃とされる。令和4年(2022年)に重要文化財へ指定された10棟である。
北海道網走市の博物館 網走監獄に保存される旧網走監獄の教誨堂と庁舎は、明治45年に再建された木造建築の重要文化財です。和洋折衷の講堂と水色とグレーの庁舎が、明治期の監獄建築と北海道開拓史を今に伝えます。
北海道網走市の西方丘陵地に明治29年に開設された二見ヶ岡刑務支所は、農園を持つ全国でも珍しい刑務所建築群です。明治・大正・昭和の三時代にわたる炊場、教誨堂及び食堂、鍵鎖附着所、舎房の4棟が、庁舎とともに国の重要文化財に指定されています。平成11年に博物館網走監獄に移築され、現存最古の木造刑務所として行刑史上の貴重な遺構を伝えています。
明治10年に札幌の市街中心部へ建てられた木造二階建ての庁舎。開拓使工業局の営繕課が米国の建築雛形書を写しながら洋風建築を習得した過程を、棟飾りや破風の彫り飾りに残す。工業局工作場の現存唯一の遺構として重要文化財に指定。
北海道上ノ国町の旧笹浪家住宅は、19世紀前期に建てられた道内現存最古の民家。ニシン漁の網元・笹浪家の屋敷で、石を置いた割柾葺の主屋と、嘉永元年(1848年)築の米蔵・文庫蔵が重要文化財に指定されている。
大通公園の西端に建つ旧札幌控訴院庁舎は、大正15年(1926年)竣工の札幌軟石による裁判所建築。現存最大級の軟石庁舎として2020年に国の重要文化財に指定され、現在は札幌市資料館として無料公開されています。
北海道小平町の海岸に建つ旧花田家番屋は、明治38年頃に網元花田伝作が築いた道内最大の鰊番屋。約200人のヤン衆が寝泊まりした宿所と親方の座敷、三つの囲炉裏が残り、建造物として日本最北の国指定重要文化財に指定されている。
北海道余市町に佇む旧下ヨイチ運上家は、松前藩がアイヌ民族との交易のために設けた運上家の中で日本唯一の現存例です。嘉永6年(1853年)に改築された重要文化財の建物は、間口40メートルの堂々たる木造建築で、石置屋根や北陸式の漁家建築様式が見どころ。江戸時代の北方交易の歴史を体感できる貴重な文化遺産をご紹介します。
北海道厚岸町にある正行寺本堂は、寛政11年(1799年)に新潟県糸魚川で建築され、明治期に海路で移築された国指定重要文化財です。精緻な彫刻や極彩色の装飾、北海道の気候に合わせた改造など、開拓期の建築文化を今に伝える貴重な寺院建築の魅力をご紹介します。
北海道檜山郡上ノ国町に佇む上國寺本堂は、1758年(宝暦8年)建立の北海道最古の寺院建築であり、国の重要文化財に指定されています。浄土宗本堂としての完成された建築形式と寒冷地への独自の工夫を備え、中世以来の北方交易と信仰の歴史を今に伝える貴重な文化遺産です。
1901年に米穀商・太刀川善吉が建てた煉瓦造2階建ての土蔵造り店舗。洋風アーチと和風の2階意匠が融合した和洋折衷建築で、北海道民家第一号として国の重要文化財に指定。明治40年の函館大火にも耐えた堅牢な防火建築の傑作です。
明治39年(1906年)竣工の国指定重要文化財。近世ヨーロッパ復興様式の石造2階建建築で、金唐革紙の壁紙や漆喰天井飾りなど贅を尽くした内装が見どころです。日露戦争後の樺太国境画定会議が開催された歴史的遺構でもあり、2025年4月に大規模保存修理工事を経て公開が再開されました。
大正5年(1916年)竣工の煉瓦造聖堂。正教会輔祭の河村伊蔵が設計し、白漆喰の壁に緑青銅板の屋根と六つのクーポルが載る。昭和58年に重要文化財指定、聖障と正門も附指定。拝観献金は大人200円、冬期は休止。
小堀遠州の作と伝わる江戸前期の二畳台目茶室で、北海道唯一の国指定茶室。近江小室城内から長浜の寺社を経て、大正期に部材ごと札幌へ運ばれた。連子窓三、下地窓四、突上窓一で八窓となる。中島公園の日本庭園で外観のみ見学できる。
嘉永6年(1853年)建造の櫓門。日本式城郭として最後に築かれた福山城で、明治の取り壊しと昭和24年の火災を免れた唯一の遺構である。松前公園内に建ち、外観は通年無料で見学できる。桜の名所としても名高い。
北海道帯広市の旧双葉幼稚園園舎は大正11年築の木造園舎。正方形平面の中央に八角形の遊戯室を据え、高窓とドーム屋根が八方から光を導く。平成29年指定の重要文化財で、十勝管内では初。公開は夏季の土日祝のみ。
北海道松前町の法源寺に建つ山門は、切妻造こけら葺の四脚門。江戸中期の建立とされ、道内の社寺建築では最古の類に属する。戊辰戦争の戦火を免れたと伝わり、平成5年に重要文化財となった。境内は自由に見学でき、拝観料はかからない。
札幌の中島公園に建つ豊平館は、開拓使が明治13年に建てた木造二階建の洋風ホテル。明治天皇の行在所として開館し、ウルトラマリンブルーの窓枠と漆喰の天井中心飾りが残る。昭和39年に重要文化財に指定され、現在は一般に公開されている。
札幌の北海道大学構内に残る第二農場は、クラークの構想のもとで築かれた洋式農場。明治10年の模範家畜房や穀物庫を含む9棟が昭和44年に重要文化財に指定された。入場は無料で、屋内3棟は4月末から11月初めに公開される。
北海道伊達市の旧三戸部家住宅は、亘理伊達家の集団移住が遺した茅葺の開拓農家で、昭和46年指定の重要文化財。土間と二室の小さな建物ながら木割が太く、後の屯田兵屋と平面が似る。だて歴史の杜に建ち、見学は外観のみとなる。