茨城県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 茨城県茨城県に所在する重要文化財。
茨城県水戸市見川の徳川ミュージアムが所有する日本書紀神代巻の写本である。名称の山括弧が示すとおり上下の2巻からなる。国宝ではなく、昭和19年(1944年)に重要文化財へと指定された2巻の古写本である。
茨城県高萩市と北茨城市にまたがる明治44年(1911年)竣工の水路式発電所。本館から水路橋、堰堤まで全体を鉄筋コンクリートで築いたわが国最初の発電所施設として、平成20年に9件が重要文化財に指定された。
旧茨城県立太田中学校講堂は常陸太田市栄町に建つ明治37年の洋風講堂。同じ図面で建った三棟のうち唯一現存し、重要文化財に指定された。コリント風の柱頭飾りや演壇の漆喰飾り、秋の集中曝涼での公開までを紹介する。
旧茨城県立土浦中学校本館は土浦市真鍋に建つ明治37年の木造校舎。旧制中学校の校舎として全国で初めて重要文化財に指定された。尖塔と三連アーチ、凹字型の平面、県技師駒杵勤治の設計、現在の見学方法までを紹介する。
茨城県つくば市栗原に残る江戸中期の名主住宅。桁行18.5メートルの寄棟造茅葺で、西面には馬屋の突出部が付く。県内の整形四間取り民家の初期例として昭和51年に重要文化財に指定され、今も住居として使われている。
茨城県桜川市の富谷山中腹に建つ小山寺三重塔は、寛正6年に建立された三間三重塔婆である。相輪の銘に大旦那の多賀谷朝経と大工の宗阿弥家吉の名を残す。和様を基本に禅宗様を交え、明治39年に重要文化財へ指定された。
茨城県笠間市の笠間稲荷神社本殿は、万延元年に建てられた総欅素木造の権現造である。内陣の外壁三方には蘭亭曲水の宴を主題とする七面の浮彫が並び、彩色を用いない。昭和63年に棟札1枚とともに重要文化財へ指定された。
茨城県鹿嶋市の鹿島神宮社殿は、元和4年から5年にかけて徳川秀忠が寄進した本殿・石の間・幣殿・拝殿の四棟からなる。幕府作事方の大棟梁である鈴木長次が手がけた複合社殿で、本殿は明治34年に重要文化財へ指定された。
鹿島神宮仮殿は、本殿の造替中に神霊を仮に移すため元和5年(1619年)に建てられた社殿です。役目を終えても取り壊されず、境内を三度動きながら残りました。装飾を扉と蟇股と破風だけに限る簡素な意匠が特徴です。
鹿島神宮摂社奥宮本殿は、慶長10年(1605年)に徳川家康が奉納した旧本殿です。元和5年(1619年)の造替に際して奥参道の奥へ曳かれて移されました。白木のまま桃山の彫りを残す、境内で最も古い社殿です。
鹿島神宮楼門は、寛永11年(1634年)に水戸藩主徳川頼房が奉納した二階建ての門です。浅草の水戸藩邸で刻んだ部材を筏で運んで組み上げました。中央間の扉を省く構えで、令和8年に丹塗りを塗り直しています。
旧坂野家住宅は茨城県常総市大生郷町の台地に建つ豪農屋敷で、大正9年建築の書院と明治前期の文庫蔵が令和5年に重要文化財に指定された。銘木とガラス戸を多用した近代和風の座敷棟で、水海道風土博物館として一般公開されている。
旧矢中家住宅は茨城県つくば市北条に建つ昭和の近代和風住宅。昭和17年建築の本館と昭和24年完成の別館が令和5年に重要文化財となった。建材研究者の矢中龍次郎が防水剤や通風を試した実験住宅で、毎週土曜に公開。
西蓮寺相輪橖は、茨城県行方市の西蓮寺境内に立つ弘安10年(1287年)建立と伝わる高さ9.16メートルの相輪橖。木心に銅板鍛造の筒10個をかぶせ、橖身には寄進者名を刻む。延暦寺・輪王寺と並ぶ三基の一つで、大正6年に重要文化財指定。
西蓮寺仁王門は、茨城県行方市に建つ天文12年(1543年)建立の三間一戸楼門。寛政年間に二階を失い、安政7年に現在地へ移された。上層の縁を受ける楼門腰組型の三手先が、失われた二階の輪郭を示す。大正6年に重要文化財指定。
茨城県常総市の坂野家住宅は、昭和43年に主屋と表門が重要文化財に指定された江戸期の大型民家です。総茅葺の主屋と武家形式の薬医門、一ヘクタールに及ぶ屋敷構えが残り、水海道風土博物館として一般公開されています。
茨城県常陸太田市に佇む佐竹寺本堂は、天文15年(1546年)に再建された国指定重要文化財の建造物です。茅葺き寄棟造の堂々たる姿に、花頭窓や海老虹梁など桃山建築の先駆となる意匠を随所に残し、坂東三十三観音霊場第二十二番札所として千年以上の信仰を今に伝えています。
茨城県かすみがうら市にある椎名家住宅は、延宝2年(1674年)築の東日本最古の民家として国指定重要文化財に登録されています。茅葺き寄棟造りの美しい外観、広間型の伝統的間取り、古式の建築技法など、江戸時代中期の暮らしを今に伝える貴重な文化財の魅力をご紹介します。
茨城県牛久市にあるシャトーカミヤ旧醸造場施設は、1903(明治36)年に実業家・神谷傳兵衛が完成させた日本初の本格的ワイン醸造場です。なかでも貯蔵庫と醗酵室は、ボルドーの技術を採り入れた一貫醸造工程の中核を担った煉瓦造建築。重力を活かした垂直構造、26基の大樽が並ぶ醗酵室、長く伸びる貯蔵庫の風景はまさに「シャトー」そのものです。2008年に国の重要文化財に指定され、現在は神谷傳兵衛記念館として無料で見学できます。
茨城県石岡市にある国指定重要文化財・善光寺楼門は、室町時代中期の建築様式を伝える茨城県内最古級の木造建築です。戦乱により未完成のまま残された楼門の歴史と見どころ、アクセス情報をご紹介します。