長野県の登録有形文化財
長野県 · 登録有形文化財
長野県上田市の旅館花屋で二七番棟の西に建つ花屋ホテル奥棟は、大正9年頃の木造2階建である。床の間の落し掛けに面皮付きの桜材を用いた近代の意匠が評価され、平成18年に登録有形文化財となった客室棟である。
長野県上田市の旅館花屋で玄関の北側に建つ花屋ホテルお城棟は、大正9年建築の木造2階建である。1階と2階をめぐる連子窓と塗り込めた軒が城郭風の外観をつくり、現在はダイニングと個室の食事処として使われている。
長野県上田市の旅館花屋で敷地出入口の南脇に建つ花屋ホテル表棟は、昭和4年頃の木造2階建の客室棟。桁行10間の正面には2階窓の手摺と庇下の欄間が水平に並び、和風旅館の表構えをつくる登録有形文化財である。
長野県上田市の旅館花屋で棟と棟を結ぶ花屋ホテル北渡廊下は、昭和前期の木造平屋建の渡り廊下である。丸太柱を礎石に立て側面を吹き放つ数寄屋風の造りで、長さ15メートルの通路が周囲の庭と一体の景観をつくる。
長野県上田市の旅館花屋で本館の西側に建つ花屋ホテル五〇番棟は、昭和初期の木造2階建である。8畳の座敷に前室を付けた客室2室を離れの形式で並べ、数寄屋の優れた技術が評価されて登録有形文化財となった1棟である。
旅館花屋の敷地中央に東面して建つ花屋ホテル事務室棟は、大正7年建築・昭和7年増築の木造2階建で、建築面積は550平方メートル。南側が帳場、2階が食堂、北側の張り出しが玄関にあたる登録有形文化財である。
別所温泉の旅館花屋に建つ約1間半四方の小さな水車小屋。木造平屋・寄棟茅葺で西壁に水車を付け、水に強い栗材の柱を用いる。明治前期の建物を昭和56年に現在地へ移築し、田園風の景を添える。
帳場の東に建つ大正期の土蔵造二階建。桁行6間・梁間2間半、切妻桟瓦葺で、1階を倉庫、2階は小屋組の梁を室内に見せた客室とする。縦長窓を等間隔に並べ、旅館の正面側で表構えを形づくる蔵である。
帳場の西に建つ大正5年築の大浴室。桁行6間・梁間5間半の木造平屋・寄棟桟瓦葺で、北に脱衣室の下屋を、南に女子浴室を張り出す。屋根に換気の越屋根を上げ、温泉宿の中心的な施設をなす湯殿である。
五〇番棟の西に接続する大正9年頃の木造二階建。桁行10間・梁間5間、切妻桟瓦葺で、1階に大小の客室を配し、2階に格天井と鏡天井を組み合わせた広間を設け、両妻を漆喰で塗り込める大きな棟である。
帳場の南に隣接する大正期の木造二階建(昭和24年増築)。桁行15間半・梁間4間半、寄棟桟瓦葺で1階を厨房、2階を広間とする。南北に廊下、東西に床構えを設け、格天井の優れた広間空間をなす。
大浴室の西に建つ大正7年築の離れ。桁行4間半・梁間4間半の木造平屋・入母屋桟瓦葺で、前室付きの8畳座敷に温泉浴室を添えた客室2室を並べる。外の庭と一体の、落ち着いた質の高い客室空間をなす。
奥棟の南に建つ大正9年頃の木造平屋。桁行8間・梁間5間半、寄棟桟瓦葺で、広縁付き座敷に書院の床構えを備え、続き間座敷とする客室2室を並べ、いずれにも温泉浴室を添える。質・規模とも優れる棟である。
南渡廊下の西寄りから本館へ延びる昭和前期の渡り廊下。長さ22m・幅1mの木造・切妻・銅板葺で、丸太柱に梁を架け束立てする形式と、むくり梁に棟木を架ける形式を用いる。数寄屋風の簡素な造りである。
敷地中央の北方に建つ大正7年築の木造二階建。桁行13間半・梁間6間半、入母屋桟瓦葺で、1・2階とも8畳間を中心に前室を付けた客室を配し、全室に広縁を設ける。床構え等に優れた大工技術を用いる。
事務室棟から西へ延び大浴場に至る昭和前期の渡り廊下。長さ18m・幅1.8mの木造・切妻・鉄板葺で、面皮柱を使い桁を丸太とし、中央に束を立てて棟木を通す。側面を吹き放つ簡素な数寄屋風の意匠である。
中広間の南に建つ昭和25年頃の客室棟。桁行8間半・梁間4間半の木造平屋・寄棟桟瓦葺で、離れの形式に3室を設け、西に入母屋造の玄関を構える。敷居に黒柿を用いるなど、床の間を中心に良材を使う。
長野市松代町清野の離山山上に建つ離山神社拝殿・祝詞殿及び本殿上屋は、文化13年建立の複合社殿。入母屋造の拝殿は側面の縁を斜面へ張り出す懸造とし、3棟を桟瓦葺の屋根でつなぐ。令和6年に国の登録有形文化財となった。
長野市松代町清野の離山山上に鎮座する離山神社本殿は、建築面積わずか3.4平方メートルの一間社流造。連三斗を組み、大瓶束の豕扠首で妻を飾り、彩色を残したまま覆屋に納まる。令和6年に国の登録有形文化財となった。
長野市松代町の歴史的みちすじに西面して建つ長屋門。桁行七間半、梁間二間、茅葺の上に鉄板を仮葺きする。江戸後期の建築で、平成17年に国の登録有形文化財となった。真壁造の白漆喰と押縁下見板張の腰が街路の景観をつくる。個人所有のため非公開。