江戸
Edo江戸時代(1603 – 1868)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
岡山県吉備中央町にある妙本寺番神堂は、桃山様式の極彩色彫刻で飾られた一間社流造の小堂で、国の重要文化財に指定されています。日蓮宗西国布教の拠点「西身延」と称される古刹の境内に静かに佇み、紅葉の季節にはひときわ美しい姿を見せる、知る人ぞ知る祈りの空間をご紹介します。
岡山市北区今保に佇む大賀家住宅二階座敷は、江戸後期から明治にかけて栄えた豪商の屋敷群を構成する国登録有形文化財です。土蔵造の堅牢な構造と格式ある座敷空間を兼ね備えた建築で、主屋や離座敷、蔵など計7棟の文化財が一体として残る貴重な商家遺産をご紹介します。
元禄11年(1698年)、岡山藩主池田綱政の命により名匠・津田永忠が築造した石積みの防波堤。瀬戸内海の大多府島に残る日本有数の江戸期港湾遺構で、1998年に防波堤として全国初の国登録有形文化財に登録。北前船や参勤交代の御座船が寄港した歴史ある港の姿を今に伝えます。
岡山県倉敷市下津井に佇む弘泉寺山門は、文政12年(1829年)に塩飽大工の橘貫五郎喜勝が23歳で建立した薬医門です。頭貫全長にわたる波の彫刻が海の大工の出自を物語り、2018年に国の登録有形文化財に登録されました。
岡山県倉敷市下津井に佇む弘泉寺本堂は、文政10年(1827年)に塩飽諸島出身の大工集団「塩飽大工」によって建立された真言宗御室派の寺院建築です。龍や飛天の彫刻、折り上げ格天井など見事な意匠を持ち、2018年に国の登録有形文化財に登録されました。
倉敷市福田町古新田は享保期に海を干拓した新田で、佐藤家住宅主屋はその土地に建つ江戸中期の農家である。茅葺入母屋造に本瓦葺の下屋を廻し、備前平野の民家形式をよく示す。2019年登録の有形文化財で、私邸のため非公開。
佐藤家住宅長屋門は安政5年(1858)の建築。敷地南面に建つ入母屋造本瓦葺の門で、通路の西は倉庫、東は出格子を備えた座敷とする。上層農家が外に向けて示した表構えを整える一棟で、2019年登録の有形文化財。私邸のため非公開。
佐藤家住宅西土蔵は江戸末期の家財蔵。屋敷北側に建つ土蔵造二階建で、本瓦葺の切妻屋根をのせる。一階は東西二室、二階は一室とし、登梁で小屋を組む。東土蔵と対をなし屋敷構えを整える。2019年登録の有形文化財で私邸のため非公開。
岡山県総社市に建つ天仲院本堂は、文政11年(1828年)建立の臨済宗東福寺派の本堂で、国の登録有形文化財に指定されています。入母屋造・本瓦葺の堂々とした外観と方丈形式の6間取平面を持ち、江戸後期の地方禅宗建築の好例として高く評価されています。画聖・雪舟ゆかりの井山宝福寺の末寺としての歴史も魅力のひとつです。
岡山県矢掛町の曹洞宗の大禅刹・洞松寺に建つ鐘楼は、国の登録有形文化財に登録された江戸時代の木造2階建て建築です。花頭窓や菱格子、渦紋の彫刻など華やかな意匠が特徴で、本堂と禅堂を結ぶ伽藍配置の要として、備中を代表する禅寺の建築美を今に伝えています。
岡山県笠岡市神島、長鋪家住宅の主屋南に建つ内蔵。建築面積29平方メートルの木造二階建で、出隅と二階腰に海鼠壁を用いる。一階土間の東辺には穀倉が残る。2024年3月登録、庄屋の身代を収めてきた重厚な土蔵。
岡山県笠岡市神島の丘に建つ長鋪家住宅主屋。江戸末期の農家に大正期の客座敷が重ねられ、西寄りは入母屋造本瓦葺で錣葺風の輪郭をつくる。南庭側の軒は二軒。2024年3月登録、廻船と塩田で栄えた庄屋屋敷の中心を読む。
岡山県総社市の寶福寺開山堂表門は、国の登録有形文化財に登録された江戸時代の四脚門です。画聖雪舟が修行した名刹の開山堂を守る端正な門の歴史と見どころをご紹介します。
岡山県総社市・井山宝福寺の鐘楼は文政元年(1818)建立の国登録有形文化財。方一間吹放ちの四方転び柱に三斗組と蟇股を飾り、入母屋造本瓦葺の屋根をいただく。画聖雪舟修行の禅寺の朝夕を告げてきた、江戸期復興の一棟である。
岡山県総社市・井山宝福寺の千尺井は江戸前期の石造井戸で国登録有形文化財。花崗岩の切石4枚を相欠きに組んだ井桁を据え、境内最古と伝わる。星が落ちた地に井戸を掘ったという山号「井山」の伝承を今に伝えている。
岡山県総社市・井山宝福寺の禅堂は文化11年(1814)建立の国登録有形文化財。入母屋造妻入の正面に向拝を付け、両脇に花頭窓を開く。内部左右に単を残し、月例の坐禅会で今も現役で使われ続ける修行の場である。
岡山県総社市・井山宝福寺の典座井戸は文化11年(1814)築の国登録有形文化財。花崗岩の井桁に切妻造本瓦葺の上屋を架け、東と北を開放する。食を修行とする禅院の典座職を支えた、庫裏まわりの水の遺構である。
岡山県総社市・井山宝福寺の獨木橋は文政11年(1828)築の石橋で国登録有形文化財。アーチ状の石桁3本に板石を渡し、穏やかな反りと鎬を刻んだ欄干を備える。「一本橋」を意味する禅語を名に負う参道の橋である。
岡山県総社市・井山宝福寺の中井戸は江戸後期築の国登録有形文化財。花崗岩の井桁に切妻造桟瓦葺の上屋を架け、四隅の方柱に渡した梁には釣瓶を残す。食堂の濡縁に接して僧たちの日々の水を汲んだ、暮らしの遺構である。
岡山県総社市・井山宝福寺の仏殿は享保20年(1735)再建の国登録有形文化財。桁行5間・梁間5間、入母屋造本瓦葺。白漆喰壁に真円の円窓を穿ち、軒下に扇垂木を放射させる江戸中期禅宗仏殿の好例で、本尊虚空蔵菩薩を祀る。