平安
Heian平安時代(794 – 1185)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
大谷大学が所蔵する『高野雑筆集』は、空海の遺文を集めた書簡集の現存最古写本。承安元年(1171)に範杲が勧修寺理趣院で書写し、栂尾高山寺に伝来した。礼状や病気見舞いなど七二編を収める重要文化財である。
貞観15年(873年)に編纂された広隆寺縁起資財帳は、京都最古の寺院・広隆寺の仏像・経典・土地・装束などを克明に記録した国宝の古文書です。6章にわたる体系的な構成と、他の寺院では見られない儀式用衣装の記述が学術的に高く評価されています。宝冠弥勒(国宝第一号)をはじめとする名宝の来歴を裏付ける貴重な史料の魅力と、広隆寺の見どころをご紹介します。
京都・太秦の広隆寺に伝わる国宝「広隆寺資財交替実録帳」は、寛平2年(890年)頃に編まれた一巻の古文書です。貞観15年(873年)の『広隆寺縁起資財帳』と対をなし、堂塔・仏像・寺領などの異動を点検記録しています。9世紀末の寺院の姿を具体的に伝える、古代寺院研究の基幹史料です。
京都・曼殊院に伝わる国宝「古今和歌集(曼殊院本)」は、色変わりの染紙に優美な仮名で書写された平安時代11世紀の巻子本です。藤原行成の筆と伝えられる流麗な書風と、藍・薄藍・薄赤の料紙が織りなす美の世界をご紹介します。
京都・鞍馬寺が所蔵する黒漆剣は、名に剣の字をあてながら実物は片刃の直刀で、刀が反りをもつ以前、奈良から平安初期の数少ない遺例。黒漆の大刀拵をともなう重要文化財で、坂上田村麻呂の佩剣と寺に伝わるが、その結びつきに確証はない。
京都・栂尾の高山寺に伝わる黒漆机は、平安時代の黒漆塗の机で、昭和42年に重要文化財に指定された。明恵が学問の寺に育てた高山寺に残る数少ない平安の調度の一つで、装飾を持たない素地の塗りに当時の手わざがうかがえる。
藤原道長の曾孫にあたる関白藤原師通が、十七年にわたり宮廷の儀式や日々を綴った日記。死の十一日前まで及ぶ自筆本一巻と、孫の頼長に書写させた平安期の古写本二十九巻が、京都の陽明文庫に伝わる国宝で、永長地震の津波被害も記す。
京都・智積院所蔵の国宝「金剛経〈張即之筆〉」の魅力をご紹介。1253年に南宋の名書家・張即之が書写した写経は、力強い楷書と仏教の深遠な教えが融合した至宝です。指定理由、見どころ、アクセス情報まで詳しく解説します。
京都・永観堂禅林寺が所蔵する国宝「金銅蓮花文磬」の魅力を紹介。平安時代の卓越した鋳造技術と華麗な蓮唐草文様が施された仏教法具の見どころ、鑑賞方法、周辺情報をご案内します。
京都・西本願寺が所蔵する国宝「三十六人家集」は、平安時代の三十六歌仙の和歌を集大成した現存最古の写本です。金銀箔や破り継ぎなど世界最古のコラージュ技法が駆使された装飾料紙、約20人の能書家による優美な筆跡が、王朝文化の精粋を今に伝えます。
天禄三年(九七二)、病床の良源が弟子尋禅に、叡山の堂舎や諸国の庄園、法文・法具の譲与と、自らの葬送や追善供養を細かく託した自筆の遺告状。十世紀の延暦寺の規模を知る国宝で、原本は東京国立博物館に寄託されている。
京都・東寺に残る国宝の舎利輦は、舎利会で仏舎利を奉じて練り歩いた輿である。紫檀を模して黒漆地に朱漆で木目を描き、螺鈿の貝と金銅の金具で飾る。年に一度の法会の調度として平安時代の作が無傷で現存する、稀少な一基。
京都市左京区の藤井斉成会有鄰館が所蔵する国宝「春秋経伝集解巻第二残巻」。唐時代に中国で書写された唯一の国宝指定写本の歴史、価値、見どころ、アクセス情報をご紹介します。
京都・知恩院が所蔵する国宝「上宮聖徳法王帝説」は、現存する最古の聖徳太子伝記です。平安時代に書写された唯一の写本で、日本書紀とは異なる貴重な歴史記録を伝えます。聖徳太子の系譜や事績、天寿国繍帳の銘文など、古代日本史研究の根幹をなす第一級の史料をご紹介します。
重要文化財「寸松庵色紙(すかはらのあそん)」を訪ねる旅。京都・南禅寺畔の野村美術館が所蔵する、平安時代の三色紙の名品で、菅原道真の和歌を散らし書きにした華麗な唐紙の名筆。その歴史、書としての魅力、訪問情報まで詳しくご紹介します。
京都国立博物館に伝わる世説新書巻第六残巻は、中国の逸話集『世説新語』の現存最古写本とされる国宝です。七世紀唐代の端正な楷書で記され、紙背に密教の儀軌を写して東寺に伝来しました。ヲコト点を残す訓点資料としても貴重です。
京都・東福寺が所蔵する国宝「禅院額字并牌字」は、南宋の高僧・無準師範と能書家・張即之が揮毫した19幅の大字墨蹟。禅宗寺院の額字・牌字がまとまって現存する極めて貴重な文化遺産の魅力と見どころをご紹介します。
京都・東福寺が所蔵する国宝。10世紀に僧・義楚が編んだ仏教類書を南宋で木版印刷した12冊で、宋版としては中国・日本を通じ現存唯一とされる。後陽成天皇宸筆の題簽を附し、通常は非公開で特別展で稀に公開される。
南宋の初代皇帝・高宗が、父である北宋最後の皇帝・徽宗の文集に自ら筆を執って記した序文。1154年に書かれた皇帝自筆の極めて貴重な書跡であり、靖康の変で失われた父への深い敬慕が込められた国宝です。胡三省や文徴明ら著名文人の跋文も伝わり、中国書法史の至宝として京都国立博物館に寄託されています。
京都・清凉寺の国宝・釈迦如来立像の胎内から発見された像内納入品一切の魅力を紹介。絹製五臓六腑や経典、版画など、北宋時代の信仰と医学を伝える貴重な文化遺産の見どころとアクセス情報をお届けします。