鎌倉
Kamakura鎌倉時代(1185 – 1333)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
千葉県館山市の小網寺に伝わる弘安9年(1286年)の梵鐘。鎌倉の名工物部国光の作で、総高107.5cm。池の間に梵字の大随求陀羅尼、銘に寺の旧名金剛山大荘厳寺を刻む。県内の名鐘の一つで、境内の鐘楼に懸かる。
千葉県長柄町の眼蔵寺に伝わる弘長4年(1264年)の梵鐘。紀年銘をもつ鐘として県内最古で、乳の代わりに胎蔵界四仏の種子を鋳出す全国でも3例しか知られない無乳の鐘である。作者は上総国刑部郡の鋳物師広階重永である。
千葉県松戸市の本土寺に伝わる建治4年(1278年)の梵鐘。上総の鋳物師大中臣兼守の作で、佐倉の大福寺から文明14年に移された際、十二神将の種子を削って日蓮以下の名を刻んだ。実物は宝物殿に保管されている。
千葉県市川市の法華経寺が所蔵する国宝。文応元年に北条時頼へ建白した『立正安国論』を、日蓮自身が文永6年(1269年)に書き写した全長15.98メートルの真筆巻子で、蒙古襲来を予見した書として知られる。
泉穴師神社摂社住吉神社本殿は、「文永十年」(1273年)の棟木が残る鎌倉時代の一間社春日造。府内最古の神社本殿といわれ、軒唐破風と支輪付き出組をもつ最古の例ともされる。正面には当初の巻斗が残っている。
孝恩寺観音堂は大阪府貝塚市木積の孝恩寺にある鎌倉時代後期の仏堂で、国宝。行基開創と伝わる観音寺の唯一残る堂で、「釘無堂」とも呼ばれる。和様に新しい様式を交え、蟇股は時代の優品とされ、屋根は行基葺である。
大阪府河内長野市の天野山金剛寺の中心に建つ元応2年(1320年)の金堂。治承2年の五間四方の堂を七間四方に広げた入母屋造本瓦葺の建物で、慶長・元禄・平成の3度の大修理を経た。秋季特別公開で本尊の三尊を拝める。
大阪府河内長野市の天野山金剛寺で中心伽藍の入口に立つ鎌倉時代後期の楼門。三間一戸で上層だけに入母屋造本瓦葺の屋根をかけ、増長天と持国天の二天像を安置する。門前には昭和13年に建てられた史蹟の標石柱が立つ。
慈眼院金堂は大阪府泉佐野市日根野の慈眼院にある鎌倉時代後期の金堂で、重要文化財。桁行三間・梁間三間の寄棟造・本瓦葺に一間の向拝を付ける。天正13年(1585年)の兵火で伽藍が焼けた中、国宝の多宝塔とともに当初から残る建物。
慈眼院多宝塔は大阪府泉佐野市日根野の慈眼院にある文永8年(1271年)の三間多宝塔で、国宝。規模の小さい檜皮葺の塔で、上重に四手先、下重に二手先の組物を置き、内部は四天柱のない一室とする。鎌倉時代の多宝塔の代表例の一つ。
四天王寺鳥居は西門のさらに外に立つ石造明神鳥居で、永仁2年の造立とされる境内最古の建造物である。島木は木製で銅を包み、額束と額は銅製。西に沈む夕日を拝む場として知られ、昭和9年に重要文化財に指定された。
大阪府富田林市の嶽山中腹に建つ竜泉寺仁王門は、昭和36年に指定された重要文化財の三間一戸八脚門。門内の金剛力士像の胎内墨書銘から建治元年の建立と推定され、大阪府に現存する中世の八脚門としては唯一の遺構とされる。
大阪府河内長野市の観心寺に伝わる金銅蓮華花瓶一対。うち一口に元徳二年(1330年)の刻銘があり、鎌倉時代末期の真言密教法具として国の重要文化財に指定されている。蓮華形にまとめた端正な姿と、鍍金の保存状態の良さが注目される。
藤原秀能筆二首懐紙は、建仁元年(一二〇一)六月晦日の歌会で詠まれた二首の和歌を、北面武士で歌人の秀能自らが書き留めた一葉である。後鳥羽院和歌所への任命直前の筆跡として鎌倉初期書跡の基準作品となり、昭和二十九年に重要文化財に指定された。
承久の乱で隠岐に流された後鳥羽上皇が崩御13日前に記した自筆遺言。両手の朱印を捺した宸翰は国宝に指定され、水無瀬神宮の起源となった。文書の内容、手印の意味、特別展での公開情報と境内の見どころを案内する。
国宝「青磁鳳凰耳花生〈銘万声〉」は南宋時代の龍泉窯で焼かれた砧青磁の最高峰。後西院が詩句「擣月千声又万声」から銘を授け、東福門院から毘沙門堂へと伝来した。高さ33.6cm、大阪府の和泉市久保惣記念美術館蔵。
大阪・道修町の杏雨書屋が所蔵する国宝・説文木部残巻は、後漢の許慎が著した中国最古の字書『説文解字』の木部を9世紀前半に書写した唐代写本。徐氏校訂以前の本文を残す第一級資料の価値と公開情報、真贋論争の経緯を解説する。
大阪・道修町の杏雨書屋が所蔵する国宝「宋刊本史記集解」は、司馬遷『史記』最古の注釈書を宋代の木版印刷で伝える11冊。内藤湖南旧蔵の恭仁山荘善本として知られ、北宋刊本の希少性と確かな伝来で名高い逸品です。
大阪・道修町の杏雨書屋に伝わる国宝、宋版毛詩正義17冊。紹興9年(1139年)刊のきわめて希少な単疏本で、各冊の金沢文庫の蔵書印が鎌倉武家の学問との縁を示す。原本の公開機会、影印本、薬の町道修町の歩き方も紹介する。
大阪府忠岡町の正木美術館が所蔵する国宝、大燈国師墨蹟〈渓林 南獄偈〉。大徳寺開山・宗峰妙超が虚堂智愚の偈を連綿草書で書き上げた二幅対の掛軸で、昭和30年に国宝指定。鴻池家から正木孝之へ渡ったコレクションの白眉である。