東京都の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 東京都東京都に所在する重要文化財。
東京国立博物館が蔵する南宋の禅僧・北磵居簡の墨蹟一幅。紹定2年(1229)、蘇州承天寺の万仏閣に登った折の偈頌で、痩硬の筆致が際立つ。記録上もっとも早く茶掛けに用いられた墨蹟とされる。昭和31年指定の重要文化財。
中国・五胡十六国時代の写経の断簡。巻末に「甘露元年三月十七日」の奥書を残し、文化庁は西暦359年とする。法句経に因縁譚を添えた法句譬喩経の巻第三にあたり、紀年を備えた現存最古級の漢訳経典写本のひとつ。台東区立書道博物館蔵の重要文化財。
平安末期に摂関を務めた藤原忠通の漢詩文を集めた古写本。奥書は寿永2年(1183年)、平家都落ちの直前にあたる。没後十九年という早い書写で、忠通の漢詩文を知る中心的な資料とされ、昭和10年に重要文化財に指定された。前田育徳会蔵。
かつて二百巻を超えたという平安後期の法律書『法曹類林』。藤原通憲(信西)の編著と伝わり、現存は数巻のみ。本巻は官吏の人事を扱う巻第百九十七の残巻で、嘉元2年(1304)書写の金沢文庫本。前田育徳会が所蔵し、昭和10年に重要文化財に指定された。
東京・白金台の荏原畠山美術館に所蔵される重要文化財「割高台茶碗」。十文字に断ち割られた高台が放つ大胆な造形美と、近代数寄者・畠山即翁が見出した破格の魅力を、朝鮮王朝時代16世紀の高麗茶碗の歴史とともにご紹介します。
東京国立博物館所蔵の重要文化財「紙本著色北野天神縁起(断簡八図/弘安本)」は、弘安元年(1278年)に制作された天神縁起絵巻の貴重な断簡です。学問の神・菅原道真公の生涯と北野天満宮の創建を描いた、鎌倉時代を代表する物語絵画の魅力を紹介します。
高村光雲が1893年のシカゴ万国博覧会に出品し優等賞を受賞した木彫の傑作「老猿」。日本の伝統的な木彫技法と西洋の写実主義を融合させた重要文化財の魅力、制作秘話、東京国立博物館での鑑賞ガイドをご紹介します。