愛知県の登録有形文化財
愛知県 · 登録有形文化財
萬乗醸造土蔵は名古屋市緑区大高町にある大正期の屋敷蔵。建築面積93平方メートルで、腰は簓子下見板張、上部は黒漆喰塗とする。主屋東面に蔵前部が接続し、平成19年に登録有形文化財となった。登録番号は23-0242。
萬乗醸造中蔵は名古屋市緑区大高町にある江戸時代後期の仕込蔵。桁行14間、建築面積343平方メートルで、中央の棟通りに通し柱3本を立てる。3棟の仕込蔵で最も古い蔵で、平成19年に登録有形文化財となった。登録番号は23-0238。
萬乗醸造白米倉庫は名古屋市緑区大高町にある大正期の土蔵。建築面積46平方メートルと小さく、東の妻面に入母屋造・桟瓦葺の検査室が取り付く。主屋南方の中庭の一辺をなし、平成19年に登録有形文化財となった。
萬乗醸造離れは名古屋市緑区大高町にある大正期の座敷と茶室。10畳間の北西隅に残月亭写しの2畳の上段床を設ける。12件で唯一「造形の規範となっているもの」として平成19年に登録された。登録番号は23-0241。
萬乗醸造瓶詰作業場は名古屋市緑区大高町にある大正期の木造平屋建。建築面積147平方メートル、鉄板葺で、小屋組は合せ梁と箱金物を用いたキングポストトラス。平成19年に登録有形文化財となった作業棟で、登録番号は23-0236。
愛知県名古屋市緑区大高町の登録有形文化財、萬乗醸造元蔵。明治中期建築の木造二階建の仕込蔵で、桁行9間、梁間8間、米蒸し室と試験室が付属します。簓子下見板張の外壁と、稼働中の酒蔵という現在の状況を解説します。
明治31年築、半田赤レンガ建物の中核をなす創建時主棟。二階建の発酵室に五階建の事務室が接続し、設計は妻木頼黄。耐火床や複壁など醸造のための工夫が残り、通年公開でカブトビールの復刻版も味わえる。
明治41年から大正期にかけ三棟が継ぎ足された半田赤レンガ建物の貯蔵庫棟。建築面積約1359㎡と最大で、イギリス積の壁体、円窓を飾るペディメントの妻壁が見どころ。北面には戦災の機銃掃射痕も残る。
半田赤レンガ建物の南に接続する明治31年築の平屋、ハーフティンバー棟。木の軸組に煉瓦を充填する木骨煉瓦造で、富岡製糸場と同じ工法。瓶洗いから出荷までを担い、両開の板扉や高窓が当時の作業をしのばせる。
嘉永5年に建てられた普門寺十王堂は、桁行3間の小さな仏堂。冥界で亡者を裁く十王を祀り、令和7年に境内6件の一つとして国の登録有形文化財となった。6件中この堂だけが参道景観への寄与で評価されている。
宝永4年に建てられた普門寺鐘楼門は、上層に鐘を吊る一間一戸の楼門。鐘を楼門に収める形式は東三河で珍しく、豊橋最古とされる。令和7年に境内6件の一つとして国の登録有形文化財となり、今も昼に除夜の鐘が撞かれる。
嘉永7年に建てられた普門寺大師堂は、弘法大師空海を祀る宝形造の三間堂。格天井には植物が極彩色で描かれる。令和7年に境内6件の一つとして国の登録有形文化財となり、もみじ祭りの特定日に堂内が公開される。
愛知県豊橋市の「もみじ寺」普門寺の仁王門は、江戸時代寛文八年(1668年)に建立された八脚門。前年に仏師大膳が手がけた金剛力士像二躰を祀り、令和七年三月、本堂など他の堂宇五棟とともに国の登録有形文化財に新規登録されました。寄棟造り銅板葺きの端正な姿、彫刻の繊細さ、そして三百五十年を超える歴史を持つ近世寺院門の名作です。
愛知県豊橋市の普門寺弁天堂(旧龍神宮)は、正徳4年(1714)に建立された小さな社殿建築です。当初は水を司る龍神を祀る龍神宮として建てられ、のちに弁財天をお祀りする弁天堂となりました。四隅の柱頂部を鶏の頭形に彫り出した独創的な意匠と豊富な彫刻装飾が高く評価され、2025年3月に国の登録有形文化財として登録するよう答申されています。良縁坂と夫婦檜に守られた、紅葉の名所・普門寺の隠れた見どころです。
愛知県豊橋市の船形山中腹に建つ普門寺本堂は、元禄6年(1693年)建立の木造平屋建・銅板葺のお堂で、2025年に国登録有形文化財への登録が答申されました。外陣の梁を虹のように反らせた東三河地方独特の意匠を今に伝え、平安時代作の本尊 聖観世音菩薩立像(国指定重要文化財)を祀る、開山1300年の古刹の中心となる建造物です。豊橋随一の紅葉名所としても知られています。
愛知県江南市にある報光寺本堂は、安政2年(1855年)に建立された大型の真宗本堂で、平成23年に国の登録有形文化財に登録されました。桁行22メートル、梁間26メートルの堂々たる入母屋造本瓦葺の建物で、総円柱・三斗組など本格的な仕様を備えた、近世末期の真宗寺院建築の優れた一例です。親鸞聖人ゆかりの高雲山報光寺は、明治期に移築された堂々たる楼門も江南市指定文化財となっており、尾張地方の真宗信仰の歴史を伝える貴重な空間として参拝者を迎えています。
名古屋市東区の徳川園内にある蓬左文庫旧書庫は、昭和10年(1935)に尾張徳川家大曽根邸内の土蔵2棟を1棟に合体・改修して建てられた書物庫です。設計は吉本与志雄。和の佇まいに洋のキングポストトラスを組み合わせた近代和洋折衷の建築で、長く尾張徳川家伝来の蔵書を守り続け、平成26年(2014)に国の登録有形文化財に登録されました。現在は名古屋市蓬左文庫の玄関ホールとして再生され、徳川美術館と連携した近世武家文化の発信拠点となっています。
宝珠院書院は本堂北東に縁で接続する昭和4年(1929年)の書院建築。三畳の大床と踏込の床脇、格天井を備えた上ノ間に付書院を加え、近代和風の書院様式をよく伝える。平成29年登録の一棟を紹介する。
宝珠院忠魂堂は戦没者慰霊のため明治36年(1903年)に建てられた宝形造の一間堂。約20平方メートルの小堂で、向拝の彫刻に日章旗を配し時代性を映す。現在も慰霊の法要に用いられる一棟を紹介する。
延宝3年(1675年)建立の宝珠院本堂は、江戸中期の浄土宗寺院本堂の遺構。側廻りは組物を用いず、内陣廻りは出組や蟇股・欄間の彫刻で荘厳する。平成29年に登録有形文化財となった七間堂を紹介する。