全国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財
全国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
長野県阿南町新野の伊豆神社に伝わる雪祭の芸能。昭和52年に国の重要無形民俗文化財に指定された。1月14日の夜、大松明の火のもとで幸法や翁など面をつけた十四番の庭能が夜を徹して舞われ、結びの田遊びで豊作を祈る。
鳥取県三朝町に伝わる重要無形民俗文化財「三朝のジンショ」。霊峰・三徳山から切り出した藤カズラのみで編み上げる長さ約80メートル、重さ約2トンの雌雄二本の大綱を、温泉街の東西に分かれて引き合う勇壮な五月節供の綱引き行事です。日本遺産第一号「三徳山・三朝温泉」の魅力とあわせ、その歴史・見どころ・訪問情報を詳しくご紹介します。
島根県隠岐郡西ノ島町に伝わる盆の精霊送りの行事「シャーラブネ」。美田・浦郷地区の9集落が共同で建造する大型の藁船に先祖の霊と供物を乗せ、子供たちも乗り込んで海へ送り出します。全長10メートルを超える船が盆旗にいろどられ美田湾を曳航される姿は、100年以上の歴史を持つ隠岐の夏の風物詩です。
島根県・隠岐の島後にある隠岐国分寺に伝わる仮面舞。大陸由来の舞楽の流れをくみ、毎年4月21日に本堂前で七番が奉納される。1977年に重要無形民俗文化財に指定。2007年の火災で道具一式を失ったが同年中に復元された。
島根県松江市の佐太神社で毎年9月に奉納される佐陀神能は、能楽の形式を取り入れた全国唯一の神事芸能です。国の重要無形民俗文化財であり、ユネスコ無形文化遺産にも登録された出雲流神楽の源流を、三部構成の荘厳な舞でご体感ください。
東京から南へ180キロ、太平洋の火山島・三宅島に受け継がれる「三宅島の神事」は、昭和32年指定の東京都無形民俗文化財。御笏神社と御祭神社で執り行われる歌舞神事は、平安時代の面影を残すとされ、千年にわたり壬生家が守り伝えてきました。2000年の噴火による全島避難で一部休止したものの、段階的な復興が進んでいます。
奈良県御所市・吉祥草寺で毎年1月14日に行われる小正月の火祭り。修験道の開祖・役行者の生誕地で、高さ6メートルを超す雌雄一対の朝顔形大松明が燃え上がる。修正会と農村のとんど行事が結びついた、奈良県内最大規模の重要な民俗行事。
奈良県十津川村に中世から伝わる盆踊り「十津川の大踊」は、国の重要無形民俗文化財であり、2022年にユネスコ無形文化遺産「風流踊」として登録されました。小原・武蔵・西川の三地区で毎年8月13日〜15日に踊られる、風流踊の典型例として芸能史上貴重な民俗芸能です。
毎年8月15日、奈良県橿原市東坊城町の春日神社と八幡神社で行われる盆の火祭り。高さ約3メートル、重さ約500キロの大松明を担ぐ県下屈指の伝統行事で、正月の左義長と対をなす夏の火祭として国の選択無形民俗文化財となっています。
富山県魚津市諏訪神社で毎年8月第1金・土曜日の夜に行われる「魚津浦のタテモン行事」。高さ約16m、重量約5トンの巨大な船型万燈7基が、90余りの提灯を灯しながら威勢よく曳き回される、300年続く漁夫の祭りです。1997年に国の重要無形民俗文化財、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された、富山湾を象徴する光と祈りの行事をご紹介します。
富山県立山町芦峅寺の閻魔堂で毎年3月13日に執り行われる「オンバサマのお召し替え」は、地元の女性たちが姥尊像(オンバサマ)に白い死装束を仕立てて着せ替える行事です。立山信仰を今に伝える女性主導の儀礼として、令和6年に国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財に選ばれました。閻魔堂が一般公開される貴重な一日でもあります。
福井県若狭町の三宅・瓜生に伝わる念仏踊り。お盆に太鼓と鉦を持つ一団が家々を回り、仏壇の前で親役二人と子役四人が輪をつくって踊る。京都から鯖街道を経て伝わった素朴な古い形で、昭和47年に国が記録作成の措置を講ずべき無形民俗文化財に選択した。
福井県若狭地方に伝わる小正月の行事。子供たちがヌルデやヤナギの祝い棒を手に集落の家々を回り、戸口や地面を叩いて唱え歌をうたい、その年の豊作と無病息災を願う。江戸時代から続く、子供が担う除災招福の習わし。
福岡県芦屋町に約300年伝わる八朔行事。初めての八朔を迎える子のため、男児の家は武者人形を乗せた藁馬を、女児の家は団子雛を作って誕生と成長を祝い、翌朝に近所の子へ配る。福岡県指定・国選択の無形民俗文化財。
福岡県春日市の春日神社で、成人の日の前日の夜にだけ行われる国指定重要無形民俗文化財「春日の婿押し」。締め込み姿の男たちが凍る神池で樽を奪い合い、前年に結婚した花婿を揉みくちゃにしながら若水で祝福する、全国的にも類例の少ない勇壮な民俗行事を、由来・見どころ・アクセスとともに丁寧にご紹介します。
福岡市博多区で毎年五月三日・四日に行われる博多松ばやしは、室町時代に京都で流行した祝言芸能が博多に伝わり、六世紀にわたって継承されてきた国指定重要無形民俗文化財です。三福神の行列と稚児舞が博多の街を彩り、中世日本の祭礼文化を現代に伝える貴重な行事をご紹介します。
福島県磐梯町の磐梯神社で毎年春分の日に行われる「舟引き祭り」は、会津仏教文化発祥の地・慧日寺から受け継がれた300年以上の歴史を誇る作占い神事です。米俵を積んだ木舟を東西に分かれた氏子が勇壮に引き合い、その勝敗でその年の作柄や米価を占います。翁面をつけた神職が磐梯明神として直接神託を下す、民俗学上きわめて稀な神事として国の無形民俗文化財に選択されています。
毎年8月16日、兵庫県養父市大屋町の山あいの集落・大杉では、二宮神社の境内に太鼓の音が響き渡ります。慶安2年(1649)、流行病を鎮めるため庄屋が奈良から持ち帰ったと伝わる奉納芸能で、赤熊(しゃくま)で顔を隠した踊り手たちが円陣を組んで跳躍する姿から「鬼踊り」とも呼ばれる、昭和48年国選定の無形民俗文化財です。
北海道の先住民族アイヌの人々が代々伝えてきた伝統家屋「チセ」の建築技術と、それにまつわる神聖な儀礼。1960年に国の記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として最初に選定された、北海道を代表するアイヌ文化の核心です。釘を一切使わず森の素材だけで組み上げる独特の構造、地鎮祭「チセコテノミ」、新築祝い「チセノミ」など、カムイ(神々)への祈りに彩られた家づくりの世界をご紹介します。ウポポイや二風谷コタンなど、現代でもチセを見学できる場所もあわせてご案内します。
北海道のアイヌ民族に口承で受け継がれてきた英雄叙事詩「ユーカラ」。文字を持たなかった人々が、独特の節回しに乗せて神話や英雄譚を語り継いできました。1956年に国の無形民俗文化財に選択されたこの口承文芸の魅力と、ウポポイや知里幸恵 銀のしずく記念館など実際に体感できるスポットをご紹介します。