渓谷を高い橋脚で渡る赤い桁

小湊鉄道第四養老川橋梁は、千葉県市原市の大久保と国本の間で養老川に架かる昭和3年(1928年)頃の鋼製4連桁橋で、平成29年(2017年)5月2日に国の登録有形文化財に登録された。

小湊鉄道第四養老川橋梁は大久保隧道から約1.3キロメートル南東にあり、蛇行する養老川の、小湊鉄道が渡る地点のなかで最も上流の位置に架かる。

円形断面の橋脚と昭和2年の銘板

文化庁の記録によると、小湊鉄道第四養老川橋梁は橋長78メートルの鋼製4連桁橋で、橋台と橋脚を伴う。会社の資料では長さを78.46メートルとしている。

桁には、昭和2年(1927年)に横河橋梁製作所が製作したことを示す銘板が付く。第二養老川橋梁の桁と同じ製作所で、そちらより3年あとの製品である。

橋脚は断面が円形で、背が高い。文化庁は、円形の高い橋脚と赤い橋桁が、深い渓谷に印象的な景観をつくり出していると評価している。

見どころと見学

小湊鉄道第四養老川橋梁は営業中の線路で、線路内には入れない。谷の深さと円柱の橋脚の高さが見どころなので、線路の外の安全な場所から、桁を横から見上げる角度で眺めたい。

渓谷の斜面や河原は足場が悪く、増水時には近づかないようにしたい。2026年9月の台風25号の被害で上総牛久〜上総中野間は当面の間運休しており、代行バスも無い(同年9月24日の会社発表)。現在は列車でこの駅まで来ることができない。

Q&A

Q小湊鉄道第四養老川橋梁はいつ架けられましたか。
A文化庁の記録では昭和3年(1928年)頃の架橋です。桁の銘板は昭和2年(1927年)の製作を示しています。
Q小湊鉄道第四養老川橋梁の長さはどのくらいですか。
A文化庁の記録では橋長78メートルの鋼製4連桁橋です。会社の資料は78.46メートルとしています。
Q小湊鉄道第四養老川橋梁の見どころは何ですか。
A円形断面の高い橋脚と赤い橋桁が、深い渓谷の上に印象的な景観をつくる点です。
Q小湊鉄道第四養老川橋梁の桁はどこで作られましたか。
A銘板によると横河橋梁製作所の製作です。
Q小湊鉄道第四養老川橋梁へは今行けますか。
A2026年9月の台風25号の被害で上総牛久〜上総中野間が運休しており、列車では通れない状態です。

基本情報

名称小湊鉄道第四養老川橋梁
所在地千葉県市原市大久保字高瀬583-5~国本字瀬向16-4
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成29年(2017年)5月2日登録
員数1基
寸法鋼製4連桁橋、橋長78メートル、橋台及び橋脚付
所有者小湊鉄道株式会社
公開状況営業線のため線路内立入不可。線路外から見学(2026年の台風被害で当該区間は運休中)

参考文献

文化庁 国指定文化財等データベース 小湊鉄道第四養老川橋梁
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00011477
文化遺産オンライン 小湊鉄道第四養老川橋梁
https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/289363
小湊鐵道 公式サイト 小湊鐵道の22施設が国の登録有形文化財に登録されました
https://www.kominato.co.jp/corporate/topics/heritage/index.html
小湊鉄道株式会社 台風25号の影響による小湊鉄道線の被災状況および今後の復旧見通しについて(2026年9月24日)
https://www.kominato.co.jp/wp-content/uploads/2026/09/30216b45daba750194c363de3f54800f.pdf

最終更新日: 2026.10.01