福島県の登録有形文化財
福島県 · 登録有形文化財
福島県喜多方市の笹正宗酒造にあった仕込蔵。大正六年頃の土蔵造平屋建で、広い梁間に仕込みタンクを並べて醪をつくる工程を担った。二〇二一年に登録有形文化財となったが、二〇二六年六月の火災で焼失した。
福島県喜多方市の笹正宗酒造の表構え。昭和二年頃の薬医門と総延長約三十五メートルの塀が一体で通りに面した景観をつくり、二〇二一年に登録有形文化財となった。二〇二六年の火災を免れた二件の一つである。
福島県喜多方市の笹正宗酒造にあった貯蔵庫。大正十四年建築の土蔵造二階建で、桁行十八間に及ぶ長大な蔵に貯蔵タンクが並んだ。二〇二一年に登録有形文化財となったが、二〇二六年六月の火災で焼失した。
福島県喜多方市の笹正宗酒造にあった店舗兼主屋。明治前期建築・大正十年改修の木造二階建で、土間・ミセと二階座敷を備えた造り酒屋の中心であった。二〇二一年に登録され、二〇二六年六月の火災で焼失した。
福島県喜多方市の笹正宗酒造にあった槽蔵。大正六年建築の土蔵造平屋建で、醪を搾って酒と酒粕に分ける上槽を担い、換気のため各面に窓を設けた。二〇二一年に登録され、二〇二六年六月の火災で焼失した。
福島県喜多方市の笹正宗酒造にあった文庫蔵。大正六年建築・同十年改修の小ぶりな土蔵で、妻面に屋号を掲げた片開きの塗戸が町並みに映えた。二〇二一年に登録され、二〇二六年六月の火災で焼失した。
福島県喜多方市の笹正宗酒造にあった酛蔵。大正十四年頃建築・平成二十三年改修の土蔵造二階建で、酒母を育て、仕込蔵や貯蔵庫と動線で結ばれていた。二〇二一年に登録され、二〇二六年六月の火災で焼失した。
福島市泉に建つ明治6年(1873年)の大型茅葺民家。東面を兜造、西面を入母屋造とし、棟の中央に越屋根を載せる。外壁は真壁で柱と貫を現し、建築面積は267平方メートル。平成25年に国の登録有形文化財となった。
福島市泉の佐藤家住宅で、当主の隠居用に昭和7年(1932年)増築された木造平屋建の棟。トコと平書院を備えた八畳の主室に六畳の次の間が続き、南面の廊下が主屋と文庫蔵を結ぶ。建築面積は55平方メートルである。
福島市泉に建つ明治8年(1875年)の土蔵造二階建の蔵。桁行6.6メートル、梁間4.8メートルで、置屋根式の桟瓦葺とし、漆喰塗の外壁は腰を洗出し仕上げとする。家の文書を火から守った屋敷西端の蔵である。
福島県本宮市の観光庭園「花と歴史の郷 蛇の鼻」に佇む蛇の鼻御殿蔵座敷は、東北地方に特有の蔵座敷建築の中でも際立って華やかな内部装飾を持つ登録有形文化財です。明治の豪農・伊藤彌が約10年の歳月をかけて建てた別邸の一部で、障壁画や銘木を駆使した類例の少ない貴重な建造物です。
福島県福島市・飯坂温泉の摺上川に架かる十綱橋は、大正4年(1915年)竣工の国登録有形文化財。平安時代に遡る架橋の歴史と、山形鋼を組み合わせた繊細なブレースドリブアーチの美しさをご紹介します。
福島県福島市飯坂温泉の湯沢地区に建つなかむらや旅館新館は、明治29年(1896年)頃に建てられた土蔵造三階建の旅館建築です。国登録有形文化財に登録されたこの建物は、本館(江戸館)と好対照をなす開放的な意匠が特徴で、東日本大震災からの復興を経て今なお現役の宿として歴史を刻み続けています。
福島県福島市の飯坂温泉・湯沢地区に佇むなかむらや旅館本館は、江戸時代末期に建てられた土蔵造3階建の国登録有形文化財です。元禄元年(1688年)創業の歴史を持ち、白壁土蔵造りの重厚な外観と欅造りの館内が、奥州三名湯の風情を今に伝えます。東日本大震災からの見事な復興でも知られる、文化財に泊まれる貴重な温泉旅館です。
福島県郡山市麓山の高台に建つ日本聖公会郡山聖ペテロ聖パウロ教会聖堂は、1932年に完成した鉄筋コンクリート造のゴシック様式教会建築です。上林敬吉の設計によるバットレスや塔屋の優れた意匠、シザーズトラスとアーチ梁を併用した独創的な小屋組、チェコスロバキア産ガラスのステンドグラスなど、戦前期の聖公会建築の集大成として2018年に国の登録有形文化財に登録されました。
福島県会津若松市に佇む日本基督教団若松栄町教会は、明治44年(1911年)築の木造ゴシック様式の教会堂で、国の登録有形文化財に指定されています。白い下見板張りの壁面と尖塔が印象的なこの教会は、世界的医学者・野口英世が18歳で洗礼を受けた場所としても知られ、会津の近代史を語る上で欠かせない文化遺産です。
福島県猪苗代町に残る野口英世生家主屋は、1823年建築の国登録有形文化財。茅葺き寄棟造の会津地方の伝統的農家建築で、囲炉裏や床柱など英世ゆかりの遺構がそのまま保存されています。野口英世記念館とともに訪れたい歴史的名所です。
福島県会津若松市材木町に建つ林家住宅は、昭和2年(1927年)築の国登録有形文化財です。100坪を超える広大な住宅で、会津地方では珍しい黄色の漆喰の外壁と下見板張り、格式高い入母屋造りの瓦葺き屋根に巧みに重ねられた破風が重厚な印象を与えます。会津若松市歴史的景観指定建造物第18号にも指定された、昭和初期の住宅建築の傑作です。
福島市土湯温泉町の東鴉川に築かれた重力式コンクリート造の砂防堰堤。昭和26年に県が築いた堤高4.4mの堰堤に、昭和29年、国が堤長66m・堤高15mの大型堰堤を増築した。表面は目地が水平に通る布積。平成20年に登録有形文化財となった。
福島市土湯温泉町の東鴉川上流部にある重力式コンクリート造の砂防堰堤。昭和32年築造で堤長67m・堤高12m。袖部の下流法勾配を上部で直立させず2分のまま通し、表面は石を斜めに据える谷積とする。平成20年に登録有形文化財となった。