岐阜県の登録有形文化財
岐阜県 · 登録有形文化財
岐阜県美濃市須原に架かる長良川発電所の煉瓦造水路橋。明治43年運転開始の現役水力発電所、その導水路を支える9件の登録有形文化財のひとつ。イギリス積みの煉瓦と花崗岩の迫持石が、明治末の土木技術と職人技を今に伝える。
郡上市美並町、長良川中流域の右岸に佇む明治43年(1910年)築の取水口。花崗岩の迫石をもつ5門の欠円アーチと、イギリス積の煉瓦壁面に穿たれた4つの矩形開口部が、日本初期の本格的水力発電の姿を今に伝える。
明治43年(1910)建造、間口5.5m・高さ2.4mの煉瓦造正門。柱頭と柱礎には花崗岩、前面には末開きの煉瓦階段。2000年に登録有形文化財、2007年に近代化産業遺産。現役の水力発電所の正面入口として今も使われている。
明治43年(1910年)竣工。長良川流域最古の水力発電所を取り囲む、高さ1.2メートルの煉瓦塀。帯石でかたどられた玉石積壁の上に、5本の控壁を伴うフランス積の煉瓦塀が載る。平成12年に登録有形文化財に登録された明治期産業遺産。
岐阜県美濃市須原に佇む長良川発電所第一沈砂池防水壁は、明治43年(1910年)に建造された登録有形文化財。煉瓦と玉石による全長約60mのほぼ五角形の壁面と4門の半円アーチゲートが、今なお現役の水力発電所の取水を支えています。長良川流域最初の発電所として、明治の土木技術と意匠が息づく近代化産業遺産の一角を訪ねてみませんか。
岐阜県美濃市の長良川発電所第二沈砂池排水路暗渠は、明治43年築の煉瓦及び石造アーチ坑道。長さ2.3メートルと小規模ながら、花崗岩の坑門と捲上機連動の鉄製排砂門を備え、沈砂池に溜まる土砂を流し出す役目を担う。
岐阜県美濃市の長良川発電所日谷水路橋は、明治43年に築かれた煉瓦及びコンクリート造の5連アーチ橋。約4.9キロの導水路の終点近くで谷を越え、上部にはイギリス積の水路がのる。曲線平面と2種類の径間長をもつ。
岐阜県美濃市の長良川発電所本館は、名古屋電燈が明治43年に建設した水路式水力発電所の建屋。バラ窓風の円形開口と鬼瓦を併せ持つ煉瓦建築で、今も現役で稼働する。屋外には70年間使われたドイツ製の水車発電機を展示する。
岐阜県美濃市の長良川発電所湯之洞谷水路橋は、明治43年築の煉瓦及びコンクリート造5連アーチ橋。橋長62メートルで水路橋のうち最長。花崗岩の迫持石の上に6枚厚の煉瓦アーチが立ち、山道の景観に風趣を添えてきた。
岐阜県美濃市の長良川発電所余水路横断橋は、明治43年頃に築かれた橋長8.2メートルの鉄筋コンクリート造単アーチ橋。水槽の余水路に架かる小さな管理橋だが、中部地方における最初期の鉄筋コンクリート橋の一つに数えられる。
岐阜県高山市下一之町のなべしま銘茶店舗兼主屋は、明治二十五年の大火後に再建された木造二階建の大型町家。二階壁面を一階より半間後退させ、開口部に板連子を入れる。平成29年に登録有形文化財となり、今も茶の店として営業している。
岐阜県高山市下一之町のなべしま銘茶土蔵は、江戸後期に建てられた南北五間の土蔵。置屋根形式に切妻、白漆喰の外壁を持ち、柱をやや内転びに立てる。前面の店舗兼主屋より約一世紀古く、平成29年に登録有形文化財となった。
岐阜市の岐阜公園に建つ名和昆虫博物館は、大正8年築の煉瓦造2階建。設計は武田五一で、唐招提寺の解体修理で譲り受けた3本の丸柱が館内に立つ。岐阜県で最初の登録有形文化財となった建物と、その拝観情報を解説する。
岐阜県垂井町の南宮大社に建つ斎館御炊屋。昭和36年ごろの木造平屋建で、板床と土間の台所を二室備え、渡廊下で北棟と結ばれる。披露宴を支えた炊事の棟で、令和6年に登録有形文化財となった。
岐阜県垂井町の南宮大社に建つ斎館回廊。昭和36年ごろの切妻造桟瓦葺の単廊で、南庭を矩折れに囲んで北棟と南棟をつなぐ。連子窓と長押が格式を添える、令和6年に登録有形文化財となった一棟である。
岐阜県垂井町の南宮大社に建つ斎館北棟。昭和36年ごろの木造二階建で、二階西室の儀式殿には祭壇と格天井、錺金具の装飾を備える。令和6年に登録有形文化財となった婚礼施設の中心的な建物である。
岐阜県垂井町の南宮大社に建つ斎館南棟。昭和36年ごろの木造平屋建で、座敷や神職の潔斎用風呂を備え、座敷境の欄間には梅と竹の透彫が施される。令和6年に登録有形文化財となった接遇の棟である。
岐阜県中津川市川上の渓流にある二ヶ滝第一砂防堰堤は、堤長26メートル、堤高5メートルの重力式石造堰堤。切石を空積とし、表面を谷積で仕上げた構造は全国的にも類例が少なく、平成18年に登録有形文化財となった。
岐阜県恵那市明智町の日本大正村役場は、明治39年築の木造2階建洋風庁舎。6代目の明智町役場として昭和32年まで使われた。トスカナ式の柱が支える玄関ポーチが見どころで、内部は無料で見学できる。1階は休憩所。
岐阜県各務原市の丹羽家住宅主屋は、旧中山道鵜沼宿の旧街道北側の角地に建つ昭和5年築の町家。桁行8間、梁間4間の切妻造平入の建物で、国土の歴史的景観に寄与するものとして平成18年に登録有形文化財となった。