重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
山形県山形市の霊山に佇む立石寺中堂(根本中堂)は、1908年に国の重要文化財に指定されたブナ材建築としては日本最古の建造物です。860年の開山以来1,100年以上灯り続ける「不滅の法灯」や、松尾芭蕉が名句を詠んだ文学の聖地としても知られ、1,015段の石段を登る修行の山寺の起点として多くの参拝者を迎えています。
山形県天童市の鈴立山に建つ若松寺観音堂は、1509年建立の国指定重要文化財。東北地方を代表する室町時代後期の大規模仏堂建築であり、「西の出雲、東の若松」と称される縁結びの名刹です。禅宗様式を取り入れた独自の建築手法、最上三十三観音霊場の第一番札所としての歴史、紅葉の名所としての自然美をご紹介します。
山形県米沢市の上杉神社が所蔵する浅葱地花葉文緞子胴服は、南蛮貿易で渡来したイタリアやイスパニア方面の緞子を表地とし、桃山時代の特色をよく示す仕立てで作られた重要文化財。家老・直江兼続が着用したと伝わる一領である。
山形県酒田市の本間美術館が所蔵する重要文化財。現存する『伊勢物語』諸本のなかで段数が最も少ない塗籠本系統に属し、一一五段・一九八首を綴葉装の斐紙に書写する。定家本とは異なる古い本文を残す貴重な一帖である。
山形県鶴岡市の致道博物館が所蔵する色々威胴丸。徳川四天王筆頭・酒井忠次の所用と伝わる室町時代末の重要文化財で、兜・頬当・大袖・籠手をそなえた一具。紫・紅・白の縅糸、阿古陀形の筋兜、銀象嵌で鼻髭を施した頬当が見どころとなる。
山形県米沢市の上杉神社に伝わる色々威腹巻〈兜・壺袖付〉。胴を背面で引き合わせる室町期の鎧で、三色以上の絹紐で小札を綴じ、兜の前立に飯綱権現を頂く。伝上杉謙信所用、昭和34年指定の重要文化財で、稽照殿に収まる。
宝永4年に米沢藩庫から破損状態で発見された越後国瀬波郡絵図。慶長2年以前に上杉氏の領国検地を反映して描かれ、城郭や村落、知行人名や縄高を彩色と墨書で記す。近世最初期の郡絵図の希少な現存例として重要文化財に指定されている。
東大寺の学僧・凝然が弘安九年に戒壇院で自筆で記した『華厳孔目章発悟記』の巻第五。紙数四十八枚を行草体で書き、推敲の跡を残す重要文化財。山形の慈光明院が所蔵し非公開だが、京都国立博物館の僚巻は画像で閲覧できる。
山形県米沢市の上杉神社に伝わる、長さ約41.5センチの両刃の剣。表に七曜星と梵字、裏にも梵字を金銀で象嵌した室町時代の作で、伝・上杉謙信の禡祭剣とされる。数少ない七星剣の一つで、重要文化財。稽照殿で時期を限り公開される。
上杉神社が所有する絹本著色阿弥陀三尊像は、至大二年(一三〇九)銘をもつ高麗仏画の三幅。各尊が両脇侍を従える珍しい構成で重要文化財に指定されたが、一九八七年に盗難に遭い現在も所在不明である。米沢の見どころと併せて紹介する。
山口市の今八幡宮楼門は、翼廊に床を張り門が拝殿を兼ねる「楼拝殿」形式で知られる。明治40年指定の重要文化財。大内義興が室町後期に造営したと伝わり、上層側面には大内菱の連子窓が残る。山口周辺の神社の手本となった。
山口県光市の石城山の頂に建つ石城神社本殿は、文明元年(1469年)造営の重要文化財。大内政弘の再建と伝わり、正面入母屋・背面切妻の珍しい屋根や蟇股の彫刻に室町時代の特色が残る。八合目を巡る神籠石とあわせて訪ねたい。
山口県宇部市の渡辺翁記念会館は、実業家渡辺祐策を顕彰し関係七社が建てた重要文化財。村野藤吾の設計で、曲面を描く正面、坑夫を刻んだレリーフ、飛行機型の平面、大理石のロビーで知られる昭和12年竣工の音楽堂です。
山口県山口市徳地に佇む月輪寺薬師堂は、東大寺再建の大勧進・重源上人が1189年に再興した山口県最古の木造建築物です。国指定重要文化財の堂内には薬師如来をはじめ多数の仏像が安置されています。
山口県萩市の世界遺産・萩城下町に位置する菊屋家住宅は、江戸初期建築の国指定重要文化財。主屋・本蔵・金蔵・米蔵・釜場の5棟が指定され、枯山水庭園や約500点の美術品・民具が往時の豪商の暮らしを伝えます。
山口県山陽小野田市に佇む旧小野田セメント製造株式会社竪窯(徳利窯)は、1883年に建造された日本唯一の現存するセメント焼成用竪窯です。国の重要文化財および未来技術遺産に登録されたこの煉瓦造りの産業遺産は、日本初の民間セメント会社の創業と近代化の歴史を物語ります。無料で年中見学可能。
明治39年(1906年)築、関門海峡を望む唐戸に建つ赤煉瓦の旧下関英国領事館。領事館目的で建てられた建物として日本に現存する最古の一棟で、設計は英国人技師ウィリアム・コーワン。クイーン・アン様式と桟瓦屋根が同居する。
山口県防府市の周防国分寺に建つ国分寺金堂は、安永8年(1779年)に長州藩主毛利重就により再建された重要文化財の仏殿です。全国で唯一天平時代の寺域を維持する国分寺の金堂として、創建当初の礎石を受け継ぎながら1250年以上同じ場所に建ち続けています。堂内には薬師如来坐像をはじめ約50体の重要文化財を含む仏像群が安置されています。
山口県上関町に建つ四階楼は、明治12年(1879年)に維新の志士・小方謙九郎が建てた国指定重要文化財の擬洋風木造四階建て建築です。白漆喰の外壁、フランス製ステンドグラス、龍や鳳凰の鏝絵装飾など、和洋折衷の独創的な意匠が見どころです。入館無料で瀬戸内海を望む最上階からの眺望も楽しめます。
山口県萩市に佇む常念寺表門は、国指定重要文化財の四脚門です。豊臣秀吉の聚楽第の裏門であったとの寺伝を持ち、毛利輝元が寛永10年(1633年)に寄進・移築しました。太い木割と豪壮な蟇股の彫刻に桃山時代の建築美が凝縮された、萩城下町の隠れた名建築をご紹介します。