神奈川県の登録有形文化財
神奈川県 · 登録有形文化財
神奈川県箱根町強羅の箱根美術館休憩所は、昭和27年築の平屋建。券売口とミュージアムショップ光琳堂を備え、大壁風の外壁と三段の陸屋根をもつ。南面の大窓が渓流越しの苔庭を望む。令和6年に国の登録有形文化財。
神奈川県箱根町強羅の箱根美術館別館は、昭和28年に高低差のある斜面地へ建てられた展示施設。棟反りの寄棟造と宝形造が青瓦で並び、現在は創立者岡田茂吉の書画を展観する。令和6年3月に国の登録有形文化財に登録された。
神奈川県箱根町強羅の箱根美術館本館は、創立者岡田茂吉が自ら設計し昭和27年に完成した鉄筋コンクリート造三階建。床スラブに中空ブロックを用い、青瓦の塔屋と2階ロビーの眺望を備える。令和6年に国の登録有形文化財となった。
箱根湯本の須雲川右岸に建つ箱根湯本ホテル暁亭は、昭和62年に現在地へ移築された木造平屋の別荘建築です。杉皮張の腰壁など数寄屋風の内部を持ち、平成17年に国の登録有形文化財となりました。現在はそば店として営業しています。
神奈川県小田原市国府津、旧東海道の近くに建つ大正5年築の蔵。木の軸組に石を積む木骨石造で、関東大震災後に巻かれた補強帯鉄が灰色の石壁に水平線を引く。修理の痕跡を残したまま、平成16年に国の登録有形文化財となった。
神奈川県小田原市国府津、旧東海道沿いに建つ昭和2年築の店舗兼住宅。関東大震災の4年後に上棟した木造2階建で、深い軒を支える出桁造と緩やかなむくり屋根が正面を特徴づける。平成16年に国の登録有形文化財となった。
神奈川県伊勢原市大山の八段堰堤は、昭和3年(1928年)に金目川水系南沢に築かれた堤長37メートル、堤高11メートルの重力式砂防堰堤。凝灰岩質の岩盤に据えた堤体の表面を谷積とし、正面をほぼ左右対称に整える。
平山橋は神奈川県愛甲郡愛川町田代の中津川に架かる大正2年(1913年)開橋の鋼製3連トラス橋で、登録有形文化財。開橋時は1連が鋼製、2連が木造で、大正15年(1926年)に鋼製に架け替えた。橋長112メートルで、今は歩道橋。
袋町堰堤は神奈川県伊勢原市大山にある昭和4年(1929年)の砂防堰堤で、登録有形文化財。金目川水系の不動沢に築かれた堤長24メートルの重力式の練積堰堤で、霊山大山への登拝路に近く、集落を水害から守るとともに信仰の道を守る役割も果たす。
藤田屋旅館本館は神奈川県湯河原町宮上にある大正12年(1923年)の温泉旅館の本館で、登録有形文化財。木造2階建の東棟と西棟を雁行させて中央に入母屋造の玄関を構え、川に臨む客室のトコや欄間に繊細な組子細工を飾る。温泉街の旅情を醸す。
富士屋ホテルアイリーは神奈川県箱根町宮ノ下の富士屋ホテルの敷地南方の斜面に建つ明治17年(1884年)の木造2階建で、登録有形文化財。創業まもない時期の建物で昭和10年(1935年)に移築された。最初期のリゾートホテル施設の数少ない遺構。
山ノ神堰堤は神奈川県秦野市の水無川中流に内務省の直轄事業として昭和7年(1932年)に築かれた砂防堰堤で、国登録有形文化財。堤長32メートル、堤高13メートルで、灌漑用水路を組み込んだ堤体に特徴がある。
湯浅物産館は鎌倉市雪ノ下の若宮大路に東面して建つ昭和11年(1936年)の看板建築で、国登録有形文化財。スクラッチタイル張りの正面に額縁飾り付きの6連の半円アーチ窓を並べ、通りの景観に彩りを添えている。
横浜市保土ケ谷区の横浜国立大学名教自然碑は、横浜高等工業学校初代校長・鈴木達治を顕彰する昭和12年建立の石碑である。設計は中村順平、高さ6.6mの寒水石製方尖柱で、裏面には徳富蘇峰の撰文が原三渓の楷書で刻まれる。
明治30年、横浜は揚水をやめるため取水地点を道志川上流の青山へ移した。高さ4.6メートルの玉石詰鉄柵造取入堤と英国グラスゴー製の導水鉄管2条から成る旧青山取水口は、平成10年に国の登録有形文化財となった稼働施設内の遺構である。
道志川右岸に築かれた一辺34.2メートルのコンクリート造沈殿池。第1回拡張工事の遺構として川井・野毛山の両浄水場へ送水し、国土の歴史的景観に寄与するとして平成10年に国の登録有形文化財となった。第2回拡張時に規模は約半分へ縮小されている。
横浜市保土ケ谷区の横浜市西谷浄水場配水池配水井上屋は、大正4年の横浜水道第2回拡張工事で建てられた煉瓦造の小建築である。配水池を挟んで浄水井上屋と同型同規模で対をなす。令和8年7月27日から一般公開が始まった。
龍口寺鐘楼は藤沢市片瀬の龍口寺境内に建つ明治14年建築の鐘楼で、昭和44年に移築され、令和3年に登録有形文化財となった。内転びの丸柱と三斗詰組、格天井を備え、梵鐘「延寿の鐘」は拝観時間内なら誰でも撞ける。
龍口寺大書院は藤沢市片瀬の龍口寺南東に建つ木造2階建の書院で、文化庁の記録では昭和7年建築、令和3年に登録有形文化財となった。寺は松代の蚕糸御殿を昭和10年に移したと伝え、屋根を重ねた外観と折上格天井の大広間をもつ。
龍口寺手水舎は藤沢市片瀬の龍口寺参道に建つ慶応3年建築の手水舎で、令和3年に登録有形文化財となった。1間四方に起りの切妻屋根を架け、出組詰組の組物、木鼻の波に亀、妻の丸彫り雲龍など幕末の技巧が細部に詰まっている。