安土桃山
Momoyama安土桃山時代(1573 – 1603)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
東京・文京区の永青文庫が所蔵する重要文化財「春日野図鐔〈銘城州伏見住金家〉」は、絵風鐔の創始者・金家による桃山期金工の最高傑作のひとつです。薄手の鉄地に奈良春日野の風景を鋤出高彫で表し、金銀の象嵌を最小限に効かせた一面。本記事では、本作の魅力と作者・金家、そして細川家ゆかりの永青文庫の見どころとアクセスを、海外旅行者にも分かりやすくご紹介します。
国立公文書館が所蔵する重要文化財「尋憲記」は、興福寺大乗院門跡・尋憲が永禄5年から天正5年までの15年間を綴った自筆日記全12冊。松永久秀との交渉や郷民との紛争など、織豊期大和国の生々しい実態を伝える第一級史料の魅力と見どころをご紹介します。
徳島県鳴門市に鎮座する宇志比古神社本殿は、慶長4年(1599年)建立の県内最古の神社建築であり、国の重要文化財に指定されています。
奈良県明日香村にある岡寺仁王門は、慶長17年(1612年)に建立された国指定重要文化財の楼門です。三重塔の古材を転用した建築の歴史や見どころ、龍伝説、アクセス情報を詳しくご紹介します。
奈良県吉野山にそびえる金峯山寺本堂(蔵王堂)は、総高約34メートルの日本第二の木造古建築。修験道の総本山として日本最大級の秘仏・蔵王権現三尊を安置し、国宝および世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の中核資産に登録されています。桃山時代の大建築の迫力と、山岳信仰の霊気が交わる唯一無二の空間を、その歴史・建築・見どころとともにご紹介します。
奈良市小川町に佇む傳香寺は、天正13年(1585年)に筒井順慶の母が再興した律宗寺院です。本堂は国の重要文化財に指定された桃山時代の建築で、鎌倉時代の「はだか地蔵尊」や奈良三名椿のひとつ「散り椿」でも知られています。
奈良県天理市櫟本町に鎮座する和爾下神社の本殿は、前方後円墳の上に建つ桃山時代の重要文化財建築です。古代豪族・和珥氏の氏神として創建され、万葉歌人・柿本人麻呂ゆかりの柿本寺跡も隣接。切妻造・檜皮葺の優美な社殿と極彩色の彫刻が見どころです。
福井県鯖江市鳥井町の春日神社本殿は、慶長18年(1613年)再建の三間社流造。1754年に架けられた覆屋に守られて保存がよく、朱と胡粉に塗り直された細部に近世初頭の越前の神社建築がうかがえる重要文化財です。
福井県坂井市の丸岡城天守は、笏谷石の石瓦で屋根を葺いた現存十二天守の一つ。屋根の重量は七十五〜百二十トンと推定される。昭和9年に重要文化財に指定され、近年の科学調査により建造は寛永期・1628年頃と判明した。
天正19年(1591)に小早川隆景が再建した桃山期の重要文化財。菅原道真公の墓所に建つ霊廟形式の社殿で、現在は令和の大改修中。3年間限定で建てられた藤本壮介設計の仮殿が本殿前に立ち、2026年に改修完了予定。
福島県棚倉町に鎮座する陸奥一宮・馬場都々古別神社の本殿は、文禄3年(1594)に佐竹義宣が造営したと伝えられ、寛永2年(1625)に現在地へ移築された、東北地方では数少ない桃山期の重要文化財建築です。三間社流造の端正な姿に中世と近世の建築様式が交錯する貴重な遺構を訪ねます。
兵庫県西宮市の西宮神社表大門は、全体を朱塗りとすることから「赤門」と呼ばれる桃山時代の四脚門。社伝では慶長年間に豊臣秀頼が寄進したと伝わり、両脇には重要文化財の大練塀が続く。毎年1月10日早朝の開門神事「福男選び」の舞台として知られる。
和歌山市加太の港町に建つ加太春日神社本殿は、慶長元年(1596年)建立の重要文化財。蟇股には海老や貝、恵比寿など海にちなむ題材が刻まれ、上半身が人で下半身が鳥の迦陵頻伽の彫刻も珍しい。板塀越しに檜皮葺の屋根が望める。
和歌山市紀三井寺の護国院鐘楼は、天正16年(1588年)に再建された国指定重要文化財の建造物です。桃山時代の軽快な意匠と見どころ、アクセス情報をご紹介します。
高野山成慶院に伝わる重要文化財の肖像画。後の桃山画壇の巨匠長谷川等伯が信春と名乗った若年期の筆とされる。おなじみの武田信玄の顔として広く知られるが、近年は像主を能登畠山氏とする説も有力で、特定は今も議論が続く。
和歌山・金剛峯寺が守る国宝「続宝簡集」。77巻6冊・約831通の古文書には、後白河天皇ら歴代の綸旨から農民が片仮名で書いた訴状まで、中世日本の生の声が並ぶ。江戸期に編まれ高野山霊宝館で公開される第一級史料。
茎に「国広」と銘を切る桃山時代の太刀で、一般に新刀期を代表する堀川派の祖堀川国広の作とされる。高野山金剛峯寺が所有し、正阿弥常吉作の沃懸地蒔絵太刀拵金具を附す。高野山霊宝館で特別展などの折にときおり公開される。
高野山麓の九度山、古沢厳島神社に伝わった能装束四領。萌葱地と紺地の繍狩衣、長絹、法被からなり、慶長十五年の社の日記に記される。渡し繍と大胆な色変わりが桃山の特色を示す、遺例の少ない貴重な重要文化財である。
和歌山県の金剛峯寺が所蔵する国宝。高野山に伝わる古文書から江戸時代に選ばれた54巻約692通で、源義経の自筆書状や北条義時の請文を含む。天皇の綸旨から農民の訴状まで、中世社会の各層を映す第一級の史料群。
和歌山県の高野山に伝わる古文書を江戸時代に編んだ宝簡集三集のうち、最も大きい167巻9冊の集成。後白河天皇以下の綸旨や太政官符、源義経・西行の書状、阿氐河荘の片仮名の百姓訴状まで、中世社会の幅広い声を収める国宝。