室町
Muromachi室町時代(1336 – 1573)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
尾道の浄土寺宝篋印塔のうち、境内南側の1基は「足利尊氏の墓」と呼ばれてきた南北朝時代の石塔。高さ1.9メートル、相輪まで完備した姿は中国地方の代表作とされる。伝承と事実、実物で見るべき細部を案内する。
尾道の浄土寺宝篋印塔のうち、境内東端の1基は貞和4年(1348年)銘、高さ3.2メートル。逆修と追善を兼ねた塔で、基礎と塔身の間に入る受台は伊予・備後南部の地方色とされる。塔の見方と境内での場所を案内する。
広島県廿日市市宮島町の厳島神社が所蔵する室町時代の腰刀。金粉を蒔いた梨子地の拵に螺鈿で桐文を表し、中身の刀身には「友成作」の銘がある。附として蒔絵箱が伝わる。昭和31年(1956年)6月28日に国宝に指定。
香川県小豆島町池田の明王寺釈迦堂は、大永2年に着工し天文2年(1533年)に完成した室町時代の仏堂。明治40年に国の重要文化財に指定された。附指定の文字瓦23枚は堂内で見られ、参拝は無料。高松港からフェリーで約1時間。
香川県三豊市、四国八十八ヶ所第70番札所である本山寺の入口に建つ室町時代中期の三間一戸八脚門。切妻造、本瓦葺。明治37年に国の保護下に入り、門をくぐると国宝の本堂と明治期の五重塔が並ぶ広い境内が開ける。
高知県南国市の土佐国分寺の金堂。四国八十八ヶ所第29番札所の本堂で、永禄元年に長宗我部元親が再建した寄棟造こけら葺の仏堂である。木割の大きい軸組と寄棟の屋根が天平の金堂を思わせ、清楚で風雅な姿を伝える。
高知県馬路村の高野山真言宗の寺院・金林寺の薬師堂。15世紀末期頃に建てられた寄棟造銅板葺の仏堂で、垂木を用いない板軒の優美な外観と檜・杉の良材を用いた上質なつくりをもち、四国中・南部で数少ない16世紀初頭以前の遺構。
高知市五台山の竹林寺本堂は、室町後期の仏堂として明治37年に国の重要文化財に指定された。扇垂木や二手先の詰組といった禅宗様の手法を真言宗の堂に用い、内々陣の折り上げ鏡天井には天人舞楽の図が描かれる。参拝は無料。
高知市一宮の土佐神社幣殿及び拝殿は、十字形の平面を蜻蛉に見立てて入蜻蛉と呼ばれる重要文化財。元亀2年頃に長宗我部元親が建立し、明治37年に指定された。全体を素木のまま吹き放ち、幣殿から拝出へ床が三段に下がる。
佐賀県伊万里市波多津町の田嶋神社本殿は、室町時代前期の三間社流見世棚造の本殿。正面中央の頭貫を起り上げる地方色をもち、九州に数少ない中世の神社遺構として昭和62年に重要文化財となった。覆屋越しに見学する。
埼玉県入間市の高倉寺観音堂は、14世紀後半ごろの禅宗様の仏堂で、延享元年(1744年)に飯能市の長念寺から移された。扇垂木の総反りの軒や二手先の組物、花頭窓を備え、昭和24年に重要文化財となった。内部は非公開。
埼玉県川島町の広徳寺大御堂は、北条政子が美尾谷十郎廣徳の菩提を弔うため建てたと伝わる阿弥陀堂。現在の建物は室町時代に再興されたもので、方3間の寄棟造、茅葺。昭和13年(1938年)に重要文化財に指定された。
慈光寺開山塔は埼玉県比企郡ときがわ町西平の慈光寺にある天文25年(1556年)の開山塔で、重要文化財。寺を開いた僧をまつる宝塔の形式で、屋根をとち葺とする室町時代後期の木造の塔である。昭和28年(1953年)に指定された。
日枝神社本殿は埼玉県川越市小仙波町にある室町時代後期の三間社流造の本殿で、重要文化財。屋根を銅板で葺き、附として宮殿1基もあわせて指定されている。指定は昭和21年(1946年)の旧法による指定にさかのぼる。
猪田神社本殿は三重県伊賀市猪田にある大永7年(1527年)の一間社流造の本殿で、重要文化財。檜皮葺の屋根をもつ室町時代後期の社殿で、附として棟札6枚もあわせて指定されている。指定は昭和14年の旧法による指定にさかのぼる。
庫蔵寺本堂は三重県鳥羽市河内町の山中にある永禄4年(1561年)の建築と伝わる本堂で、重要文化財。もと朝熊山の金剛證寺の奥ノ院で、寄棟造・妻入の形式に室町後期の様相を残し、内部の絵様や彫刻に独特の奇巧を凝らす。
白鷹町深山の観音寺観音堂は、深山観音と呼ばれる方三間・宝形造茅葺の仏堂。円柱や舟肘木に平安末期を思わせる古様、内部に禅宗様の虹梁を持つ室町後期の建築で、昭和28年(1953年)に国の重要文化財となった。
山形県鶴岡市水沢の水上八幡神社本殿。室町時代の三間社流造・茅葺の本殿で、流造の完成形式を忠実に伝える。向拝の蟇股や懸魚などの繊細な彫刻から京都の工人の作と推察され、庄内と京文化の関係を示す建物である。
山形県山形市山寺の立石寺三重小塔。奥の院山頂近くの華蔵院の岩屋に納まる高さ2.5メートルの木造三重塔で、相輪の銘から永正16年頃の造立とされる。各重に三手先斗栱を備え、禅宗様を交えた工芸的な小塔である。
山形県山形市山寺の立石寺中堂。貞観2年開山と伝わる天台宗の山寺の本堂で、正平年間の再建と伝える立石寺最古の遺構。5間四方の入母屋造で、密教寺院らしい暗い内陣に秘仏の薬師如来坐像と不滅の法灯を守っている。