室町
Muromachi室町時代(1336 – 1573)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
応仁の乱後、困窮した朝廷を生きた後土御門・後柏原両天皇の和歌を、後柏原天皇の宸筆で書写した曼殊院の重要文化財。歌の師・飛鳥井栄雅の添削の点が記され、戦国期の宮廷に息づいた推敲と批評の営みを今に残す一巻である。
京都・智積院所蔵の国宝「金剛経〈張即之筆〉」の魅力をご紹介。1253年に南宋の名書家・張即之が書写した写経は、力強い楷書と仏教の深遠な教えが融合した至宝です。指定理由、見どころ、アクセス情報まで詳しく解説します。
京都・大徳寺塔頭の龍光院が蔵する国宝。元から1329年に来日し帰国しなかった禅僧竺仙梵僊が、明叟斉哲の開堂に際して絹に書いた二幅の儀礼文書で、現存する彼の墨蹟のなかで唯一の国宝にあたる。完全非公開の寺に伝わる。
禅院額字并牌字は、京都の東福寺が所有する南宋時代の禅院の額字と牌字19幅で、昭和49年に国宝に指定された。無準師範が弟子の円爾に送ったもので、南宋禅林の大字墨蹟の代表として特に貴重である。
京都・東福寺が所蔵する国宝。10世紀に僧・義楚が編んだ仏教類書を南宋で木版印刷した12冊で、宋版としては中国・日本を通じ現存唯一とされる。後陽成天皇宸筆の題簽を附し、通常は非公開で特別展で稀に公開される。
南宋の初代皇帝・高宗が、父である北宋最後の皇帝・徽宗の文集に自ら筆を執って記した序文。1154年に書かれた皇帝自筆の極めて貴重な書跡であり、靖康の変で失われた父への深い敬慕が込められた国宝です。胡三省や文徴明ら著名文人の跋文も伝わり、中国書法史の至宝として京都国立博物館に寄託されています。
像内納入品一切は、京都の清凉寺の本尊・釈迦如来立像の胎内に納められていた北宋時代の品々で、昭和30年に国宝に指定された。奝然が985年に宋で模刻させた像で、胎内に絹の五臓六腑が納められていた。
宋版一切経は、京都の醍醐寺が所有する南宋時代の一切経6,102帖で、平成29年に国宝に指定された。中国の福州で開版された東禅寺版と開元寺版からなり、重源の寄進と伝える質量ともに充実した一切経である。
京都・東福寺に伝わる国宝「宋版太平御覧」は、南宋時代の慶元5年(1199年)に刊行された百科事典の版本です。全1,000巻のうち103冊が現存し、日中文化交流の歴史を今に伝える貴重な書跡典籍をご紹介します。
京都・大徳寺の塔頭 龍光院に伝わる国宝「大覚禅師筆金剛経」の魅力を紹介。鎌倉・建長寺の開山 蘭渓道隆(大覚禅師)が自ら筆写した金剛般若波羅蜜経は、宋風書法の粋を今に伝える貴重な禅宗墨蹟です。
京都・相国寺に伝わる重要文化財「鋳銅梅竹文透釣燈籠」は、天文二十一年(1552)の年紀を刻む室町時代後期の鋳銅製六角釣燈籠です。火袋に表された梅と竹の透かし彫りは「歳寒三友」の伝統に連なる雅趣を見せ、室町期鋳金工芸の到達点を物語ります。承天閣美術館での企画展で公開される機会に、その意匠と技の妙にぜひ触れてみてください。
京都・東寺(教王護国寺)に伝わる国宝「東宝記」は、南北朝時代の学僧・杲宝とその弟子・賢宝が編纂した東寺の公式記録書です。仏宝・法宝・僧宝の三編に分けて東寺の歴史・堂塔・仏像・法会・僧職を詳細に記録した、日本中世史研究の第一級史料をご紹介します。
京都・東福寺に伝わる国宝「無準師範墨蹟〈円爾印可状(絹本)〉」は、中国・南宋時代の高僧・無準師範が弟子の円爾弁円に悟りの証として授けた印可状です。1237年に絹本に墨書されたこの書跡は、禅宗の法脈伝承を証する第一級の歴史資料であり、力強く格調高い筆致で知られる名品です。東福寺の創建と日本禅宗の発展を物語る、かけがえのない文化遺産をご紹介します。
密庵咸傑墨蹟〈法語(綾本)/淳熙己亥仲秋日〉は、京都の大徳寺塔頭龍光院が所有する南宋の禅僧密庵咸傑の法語で、昭和26年に国宝に指定された。龍光院書院の茶室「密庵席」の床に掛ける書で、茶室の名の由来である。
京都・嵯峨の清凉寺本尊、木造釈迦如来立像。北宋の985年に奝然が中国で造らせ請来した国宝で、縄状の頭髪や同心円の衣文に異国の様式を残す。像内から絹製の五臓六腑が見つかり、世界最古級の臓器模型として知られる。
京都・妙心寺退蔵院が所蔵する室町時代の水墨画。瓢箪で鯰を押さえられるかという足利義持の問いを画僧如拙が描き、京都の禅僧31人が詩で答えた。室町水墨画の傑作とされる。昭和26年(1951年)国宝に指定。
京都・金地院が所蔵する国宝の水墨画。応永二十年(1413年)、南禅寺の僧子璞が書斎を渓陰と名づけた祝いに理想の隠棲を描いた一幅。六人の禅僧が漢詩を寄せた詩画軸で、現存最古の書斎図とされる。実物は東京国立博物館に寄託され公開は不定期。
京都・大徳寺の塔頭・聚光院に伝わる国宝「方丈障壁画」は、桃山時代の天才絵師・狩野永徳とその父・松栄が描いた全46面の障壁画です。花鳥図や琴棋書画図など、日本美術史上の最高傑作の魅力、千利休との深いゆかり、特別公開情報をご紹介します。
狩野派の開祖・狩野正信が淡彩で描いた布袋図に、五山文学の重鎮・景徐周麟が賛を添えた重要文化財。室町時代の禅文化と絵画芸術の粋が結実した本作の魅力、文化財としての価値、京都での鑑賞情報を詳しくご紹介します。
絹本著色秋野牧牛図は、泉屋博古館が所有する伝閻次平筆の南宋時代(13世紀)の画で、昭和32年に国宝に指定された。紅葉の木陰で水牛と牧童がくつろぐ様子を描き、宮廷画にふさわしい風格と叙情性をそなえる。