室町
Muromachi室町時代(1336 – 1573)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
岐阜県飛騨市神岡町の薬師堂は、通称小萱薬師堂。解体修理により鎌倉期の部材を用いた室町前期の再建と判明した方三間堂で、昭和46年に重要文化財へ指定された。外観は常時無料で見学できるが、内部は公開されていない。
令和6年に国史跡指定された姉小路氏城跡は、岐阜県飛驒市の古川盆地を囲む五つの中世山城跡。室町期に国司として土着した姉小路氏、戦国期の三木氏、織豊期の金森氏による三層の改修痕跡が石垣・畝状空堀群に残る。
岐阜市の円徳寺に伝わる「楽市楽座制札」は、織田信長と池田元助・輝政が発給した戦国期の木製公示札4枚(附1枚)。1567年に信長が稲葉山城を攻略し岐阜と改めた直後、城下の経済再興のために加納の市場に掲げられた現物が残るのは極めて稀。1993年に国指定重要文化財となった、戦国経済史の核心を伝える一次史料を紹介します。
郡上市白鳥町の長滝白山神社に伝わる重要文化財「木造古楽面」二十七面。鎌倉時代後期から江戸時代後期にかけて白山信仰の芸能のなかで奉納された翁・三番叟・若女・鬼神・鼻高など、長滝の延年に連なる貴重な面群。
宮崎市佐土原町の巨田神社本殿は、棟札により文安5年(1448年)の建立と判明する三間社流造の社殿。南九州に数少ない中世神社建築として国の重要文化財に指定され、解体修理で朱漆と金箔の彩色が復され、境内には若宮社・今宮社も並ぶ。
宮崎県都城市の興玉神社内神殿は、応永6年(1399年)の棟木墨書をもつ県内最古の木造建造物。もとは正応寺薬師堂の厨子で、廃仏毀釈の際に住民が神社へ移して守った。年代の確かな九州の中世禅宗様建築として貴重。
北海道日高のアイヌの家に宝刀として伝来した白長覆輪太刀。総銀造の拵に鍍金の痕跡を残す鎌倉時代の異式太刀で、蝦夷拵の古例として希少。宮城県多賀城市の東北歴史博物館に所蔵される重要文化財。
京都府亀岡市の出雲大神宮本殿は、貞和2年(1346年)建築とされる三間社流造・檜皮葺の社殿で、明治39年(1906年)に重要文化財に指定。外陣・内陣・内々陣と奥へ格を高める平面や棟札、見学の仕方を紹介する。
齋神社本殿は京都府綾部市下原町にある室町時代中期と推定される一間社流造・板葺の本殿で、令和6年(2024年)に重要文化財に指定された。同時期・同地域には珍しい手法や禅宗様の要素をもつ、丹波の中世神社本殿。
京都府亀岡市旭町の梅田神社本殿は、棟札に建武5年の造営と長禄3年の再構を伝える一間社流造の社殿である。室町時代前期の村の社として貴重で、昭和16年に国の重要文化財に指定された。棟札11枚も附として指定に含まれる。
京都府京丹後市峰山町の縁城寺、本堂の正面に立つ宝篋印塔は正平六年(一三五一)の造立とされ、昭和三十年に重要文化財に指定された。南朝の年号と仏子行秀の名を刻み、切石積の基壇に三段の座を重ねた大ぶりの姿を残す。
京都府亀岡市本梅町の延福寺にある花崗岩製の石造十三重塔は延文三年(一三五八)の刻銘を持ち、昭和三十二年に重要文化財に指定された。丹波で中世まで遡る唯一の十三重石塔とされ、初重には四方仏が半肉彫される。
京都府南丹市園部町大河内の大山祗神社本殿は、応永26年(1419年)建立の一間社流造・こけら葺。屋根の細部手法が残り、造営に用いた形板12枚も附として指定されている。愛媛県今治市の同名社とは別の旧村社である。
京都市右京区嵯峨、大覚寺門前の塔頭覚勝院に建つ室町前期ごろの石造宝篋印塔。基壇の上に建ち、昭和35年に重要文化財に指定された。覚勝院は正平年間に建立された真言宗大覚寺派の寺で、境内は自由に参拝できる。
木津川市加茂町岩船の岩船寺三重塔。三間三重塔婆・本瓦葺で高さ約18メートル。昭和18年の解体修理で丸桁から嘉吉2年(1442年)の銘が見つかった。大型連休と秋の土日祝には塔の初層が特別公開されている。
京都府京丹波町下粟野に建つ観音堂は、桁行・梁間ともに五間の寄棟造・茅葺の仏堂で、地元の下粟野区が守り伝えてきた。棟札などの記録から天文8年(1539年)以前の建立と判明し、地方的特色が認められて平成7年に国の重要文化財に指定された。
東寺の伽藍中央に建つ室町時代の講堂。文明18年の焼失からわずか5年後の延徳3年に再建され、空海構想の立体曼荼羅21体を納める。仏像の並び方の読み方、拝観時間と料金、2026年秋の須弥壇北面の特別公開も紹介する。
東寺の北西、西院の中心に建つ国宝の御影堂。空海の住房と伝わり、康暦2年の再建後に前堂が加わった。住宅風の檜皮葺の構えと秘仏の不動明王、毎朝6時に営まれる生身供、誰でも無料で参拝できる時間帯を詳しく紹介する。
京都・妙心寺で最古の塔頭、玉鳳院に建つ開山堂「微笑庵」。開山の関山慧玄を祀り、室町中期に建ち天文六年に東福寺から移築された、山内現存最古の禅宗様三間堂。明治三十四年指定の重要文化財で、通常は非公開、特別公開時のみ拝観できる。
京都・妙心寺の塔頭で最も古い玉鳳院には、開山堂「微笑庵」の前に建つ檜皮葺の小門がある。寺伝では応永16年(1409年)に後小松天皇の御所から移したとされ、室町前期にさかのぼる唐門として明治40年に重要文化財へ指定された。