室町
Muromachi室町時代(1336 – 1573)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
稲沢市の長光寺に建つ六角円堂、地蔵堂。露盤の銘から永正7年の建立とされ、中世にさかのぼる六角堂の唯一の遺構として貴重とされる。唐様の意匠が美しく、堂内には鎌倉時代の鉄造地蔵菩薩立像、通称汗かき地蔵を安置する。
知立神社の境内に西を向いて立つ三間多宝塔。永正6年の再建で境内最古の建物である。明治の神仏分離の際、相輪を外し屋根を改め「知立文庫」と称して取り壊しを免れた、神宮寺の遺構を伝える全国でも珍しい仏塔である。
愛知県岡崎市の山あいに佇む天恩寺の山門は、現存する薬医門としては日本最古とされる重要文化財です。室町後期に建てられた一間薬医門で、こけら葺の切妻屋根と丸柱、繊細な絵様繰形が禅宗様の規範と装飾性を併せ持つ稀少な遺構として知られています。足利将軍家ゆかりの古刹を訪ね、徳川家康公の伝説が残る境内とともにその風格を体感できます。
愛知県岡崎市片寄町に佇む天恩寺仏殿は、貞治元年(1362年)、足利義満が祖父尊氏の遺命を受けて創建したと伝わる臨済宗妙心寺派の名刹の本堂です。明治40年に国の重要文化財に指定され、檜皮葺の入母屋屋根と総丸柱、密な詰組、花頭窓、土間と鏡天井など、本格的な禅宗様建築の意匠を今に伝えます。長篠の戦いに向かう徳川家康が一泊した寺としても知られ、見返りの大スギや日本最古とされる山門も併せて拝観できる、知る人ぞ知る三河の禅刹です。
蟹江町須成の冨吉建速神社本殿は、室町後期の一間社流造・檜皮葺。隣の八劔社本殿とともに昭和二十八年に重要文化財に指定された。両社の祭礼は、ユネスコ無形文化遺産に登録された百日にわたる川祭り・須成祭として知られる。
豊川市八幡町の八幡宮本殿は、文明九年(一四七七)建立の三間社流造・檜皮葺。鎌倉の簡素と江戸の装飾の中間にあたる室町建築で、屋根の曲線や波形彫刻、懸魚が見どころ。三河一国一社の国府八幡宮で、隣には三河国分寺跡が広がる。
愛知県豊橋市の東観音寺に佇む多宝塔は、大永8年(1528年)頃に建立された国指定重要文化財です。唐様と和様が融合した折衷様式の三間多宝塔で、宝永地震の大津波を乗り越えて約500年の歴史を伝えます。白漆喰の亀腹やこけら葺の屋根など、室町時代後期の建築的特徴をよく残す貴重な遺構をご紹介します。
愛知県稲沢市の萬徳寺に建つ多宝塔は、室町後期に建立された国指定重要文化財。檜皮葺の優美な姿と和様建築の粋を今に伝える、尾張地方を代表する歴史的建造物です。
愛知県稲沢市の「ぼたん寺」萬徳寺の境内に佇む鎮守堂は、享禄3年(1530年)建立、一間社流造・檜皮葺の小社で、室町時代末期の建築意匠を今に伝える国指定重要文化財です。隣接する多宝塔とともに巡る、JR稲沢駅から徒歩約8分の文化財散策をご案内します。
愛知県春日井市の密蔵院多宝塔は、密教の塔形式でありながら禅宗様を取り入れた室町中期の重要文化財。隅へ強く反り上がる軒が特徴で、かつて末寺七百を擁した大寺の境内に、中世から残る唯一の建造物として立つ。大正9年指定。
熱田神宮に伝わる重要文化財「鏡及鏡箱」は、平安時代末期から鎌倉時代にかけて作られた青銅鏡と蒔絵漆芸の鏡箱の組合せです。松竹双鶴文の円鏡・八稜鏡、桐鳳凰や蓬莱を描いた華麗な蒔絵箱が、当時の宮廷美と奉納文化を今に伝えます。名古屋・熱田神宮宝物館でじっくり鑑賞できる、王朝美術の精華をご紹介します。
名古屋市蓬左文庫が所蔵する重要文化財「宋版太平聖恵方(金沢文庫本)」は、北宋の太宗の勅命により王懐隠らが編纂した全100巻の医学百科の南宋刊本です。鎌倉幕府執権北条氏の金沢文庫から、豊臣秀次・徳川家康を経て尾張徳川家初代義直に伝わった本書は、現存24冊と慶長補写本27冊を併せ持ち、各巻首に「金沢文庫」墨印・「御本」朱印を留めます。世界的にも貴重な宋版書として、日中医学交流史を物語る一級史料です。
禅宗の祖・達磨に弟子入りを願う僧が、覚悟を示そうと自らの腕を切り落とす場面を、雪舟が77歳で描いた国宝。縦約184センチの大作で、山水画で知られる雪舟の国宝6件のうち唯一の人物画です。現在は京都国立博物館に寄託。
愛媛県松山市の石手寺鐘楼は、柱の墨書から元弘3年(1333年)建立と分かる重要文化財。和様で三手先の組物が回縁と組高欄を支え、楼上には建長3年(1251年)銘の県内最古の在銘銅鐘が吊られる一棟である。
愛媛県今治市・大三島の大山祇神社本殿(宝殿)は、室町時代の応永34年(1427)に再建された三間社流造・檜皮葺の重要文化財。日本総鎮守と称された古社の中心に立つ朱塗りの社殿は、武将たちが武運を祈った祈りの空間そのもの。歴史と神々しさを感じる旅へご案内します。
愛媛県西条市の西山興隆寺に佇む興隆寺宝篋印塔は、南北朝時代に造られた花崗岩製の関西形式の石造宝篋印塔で、国の重要文化財に指定されています。源頼朝の供養塔と伝えられるこの石塔の歴史的価値や見どころ、紅葉の名所として知られる境内の魅力、アクセス情報をご紹介します。
愛媛県西条市の西山興隆寺に佇む重要文化財・興隆寺本堂。1375年建立の和様と禅宗様が融合した室町建築の魅力、四季折々の見どころ、アクセス情報を詳しくご紹介します。
愛媛県上島町・岩城島に建つ祥雲寺観音堂は、1431年建立の国指定重要文化財です。禅宗様建築の優美な意匠と珍しい二重蓮華の須弥壇、瀬戸内海の多島美が織りなす特別な文化財体験をご紹介します。
愛媛県上島町の弓削島にある定光寺観音堂は、寛正4年(1463年)建立の室町時代中期の仏堂で、国の重要文化財に指定されています。類例の少ない建築手法と当初材の優れた保存状態が評価され、禅宗様の桟唐戸が特徴的な小さな名建築です。瀬戸内海を一望する絶景の高台に位置し、ゆめしま海道サイクリングとあわせて訪れたい隠れた文化遺産スポットです。
茨城県常陸太田市に佇む佐竹寺本堂は、天文15年(1546年)に再建された国指定重要文化財の建造物です。茅葺き寄棟造の堂々たる姿に、花頭窓や海老虹梁など桃山建築の先駆となる意匠を随所に残し、坂東三十三観音霊場第二十二番札所として千年以上の信仰を今に伝えています。