大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
今宮神社楼門の西に、やや間をあけて建つ廻廊である。桁行三間、切妻造本瓦葺で、連子窓や板唐戸を備える。隅柱を延ばし、軒や妻の破風に強い反りをもたせるなど、中世以前の意匠を援用した大正15年の登録有形文化財。
今宮神社楼門の東に、やや間をあけて建つ廻廊である。桁行三間、切妻造本瓦葺で、妻飾は虹梁上に蟇股・大斗・出三斗を組む。細部彫刻に中世以前の意匠を援用した、大正15年建立の良質な登録有形文化財。
京都・祇園の四条通沿いに建つ「エンマ(旧村井銀行祇園支店)」は、たばこ王・村井吉兵衛のお抱え建築家であった吉武長一の設計による、大正13年(1924年)築の鉄筋コンクリート造2階建の銀行建築です。アメリカ仕込みの古典主義様式を残し、パラペットのバラストレードなど細部もよく保存された国登録有形文化財で、八坂神社や花見小路にもほど近い祇園散策の途中で出会える隠れた名建築です。
京都市左京区聖護院に佇む洋画家・川端彌之助の住宅兼アトリエ。1925年築の木造2階建で、北面大窓の吹き抜けアトリエや赤い洋瓦が特徴。フランス留学から帰国した画家の創作と暮らしを今に伝える戦前のアトリエ付住宅の好例として、2021年に国の登録有形文化財に登録されました。
大正4年築、旧片岡家住宅の外周を画す木造の高塀。京街道に沿って延び、中央に格子戸の出入口、北端には地蔵堂を埋め込む。土木ではなく建築として設計された、城下町の通り景観を支える一棟。
大正4年、呉服商から銀行家となった片岡家が来客のために建てた書院造の座敷。式台玄関を構え、一流の工芸家の建具や希少な霧島杉の天井で仕上げる。現在は鴨料理店として内部を見学できる。
大正4年築、旧片岡家住宅の西土蔵。由良川の水害に備えて敷地を約一メートル嵩上げし、通常は二階建の土蔵を三階建とする。二階建離座敷と廊下でつながり、接客の什器を納めたと伝わる一棟。
大正4年築、昭和9年に現在地へ移築された旧片岡家住宅の南土蔵。東面を主屋脇の高塀の意匠に合わせて仕立て、街道側の町並みに統一感を与える。面ごとに表情を変える、二つの顔をもつ一棟である。
京都市上京区、丸太町橋西詰に建つ大正12年築の鉄筋コンクリート造局舎。逓信省技師の吉田鉄郎が設計し、周囲の景観に配慮してドイツ民家風の外観をまとう。平成9年に国の登録有形文化財となり、現在はスーパーが入居する。
1925年、京都大学創立25周年を記念して建設された楽友会館は、日本初の近代建築運動「分離派建築会」の創設メンバー・森田慶一が設計したスパニッシュ・ミッション様式の洋館です。Y字型柱のポーチや森谷延雄による室内装飾など、大正建築の粋を今に伝える国登録有形文化財。
京都・室町通の呉服商街に建つ熊谷家住宅主屋は、大正13年頃に建てられた木造2階建の町家です。道路から塀で隔てられた大塀造とし、座敷とダイドコを東西の廊下で分け、正面に洋間を設けた和洋折衷の意匠が、2016年に登録有形文化財となりました。
真宗興正派本山・興正寺の御影堂。明治35年の大火後、宗祖親鸞650回大遠忌に合わせ明治44年に再建された。約1,123㎡の大規模仏殿で内陣は金箔押、令和7年に登録有形文化財となった。
境内南東に建つ安永3年(1774)建立の鐘楼。皇太后恭礼門院が梵鐘とともに寄進したと伝わり、明治35年の大火を免れた境内最古の建物。禅宗様と和様の折衷が見どころで、令和7年に登録有形文化財となった。
御影堂の北東に建つ大正前期の手水屋形。四方転びの柱に三斗を組み、中備には龍の蟇股、内部は石敷床に格天井とする。小規模ながら良質なつくりで、令和7年に登録有形文化財となった興正寺の一棟。
阿弥陀堂門の両脇に延びる江戸末期の築地塀。延長約24m、切石積基礎に二軒繁垂木を載せ、外側の白漆喰に格式を示す定規筋五本を付す。境内最古級の塀で、令和7年に登録有形文化財となった。
去木庵は京都市南区東九条にある大正2年築の離れ。長谷川家十一代当主で水彩画家の長谷川良雄が兄の養生宅として設計した建物で、障子や欄間にガラスを多用し、組子を幾何学に割る。平成29年に登録有形文化財となった。
京都市左京区の吉田山東斜面に建つ齋藤家住宅は、大正末期に京都大学教官向け借家群の一棟として建設された国の登録有形文化財です。銅板葺の瀟洒な和風外観と、2階に独立した子供部屋を配する近代住宅の特徴をもつ、京都の知られざる近代建築遺産をご紹介します。
京都府南丹市日吉町に佇むザイラー家住宅主屋は、大正5年築の茅葺き入母屋造の国登録有形文化財です。世界的ピアニスト夫妻の住まいとして、伝統的農村建築とかやぶきコンサートが融合する唯一無二の文化空間をご紹介します。
京都市北区の浄土宗・上善寺に立つ大正七年(一九一八年)築の小堂。京都六地蔵めぐりの一所「鞍馬口地蔵」を長く安置してきた仏堂で、宝形造本瓦葺の質実な姿を留め、平成二十九年に国の登録有形文化財となった。
京都東山の山頂に立つ青蓮院青龍殿は、大正2年(1913年)に大正天皇のご即位を記念して北野天満宮前に建立された旧大日本武徳会京都支部武徳殿を、平成26年(2014年)に移築再建した木造大建築です。和洋折衷の構造を持つ近代和風建築の傑作で、令和4年(2022年)に国の登録有形文化財に登録されました。奥殿には国宝「青不動明王二童子像」が安置され、清水寺の舞台の約4.6倍を誇る木造大舞台からは京都市街を一望できます。