大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
群馬県伊勢崎市長沼町の小茂田家住宅蚕室は、大正6年(1917年)建築の養蚕用の2階建。門の脇に南北棟で建ち、南側を半地下にして蚕種の貯蔵室とする。2004年に登録された理由と構造、見学条件を紹介する。
群馬県館林市の正田醤油八号蔵。大正時代初期に建てられた木造平屋建の醸造蔵で、桁行52間と長大。トラスの小屋組に一部和小屋を交え、長い壁面と屋根が敷地の西面に醸造場ならではの特有の景観をつくり出している。
桐生市本町一丁目の曽我家住宅新座敷は大正11年の木造及び煉瓦造2階建。路地に面した北側の外壁だけを煉瓦で積んで小窓を開き、2階に7畳半の座敷2室と南の廊下を設ける。敷地北辺の防火壁の西端を担う。平成18年登録。
桐生市本町一丁目の曽我家住宅門は、本町通りに面した大正11年頃の石造の表門。瘤出し仕上げで角を江戸切とした一対の花崗岩の門柱に、鉄パイプで唐破風形につくった飾りを掛け、中央に照明を吊る。平成18年登録。
桐生市本町一丁目の中村弥市商店店舗は、大正11年に建った木造2階建の店。通りに向けた寄棟の正面、出桁造の軒、鼠漆喰の壁、2階の格子戸と高い座敷が創建時の店構えを伝え、今も塗料店として使われる。平成17年登録。
群馬県安中市の安中教会境内に立つ旧牧師館。大正9年建設の木造平屋建115㎡で、核となる8畳と10畳の座敷は安中藩家老屋敷の遺構と伝わる。日本人創設最初期の教会を支えた、武家屋敷の記憶を宿す静かな住まい。
安中市の日本基督教団安中教会教会堂は、新島襄の召天30年を記念して大正8年に完成した大谷石造の会堂。古橋柳太郎の設計で、外観は控壁と鐘塔、内部は板張りの円筒ヴォールトと大理石の円柱。平成16年(2004年)登録。
群馬県桐生市広沢町の藤生家住宅盆栽小屋は、敷地東辺の北端に建つ大正期の木造平屋建。桁行4間・梁間1間の細長い小屋で、西面に1間ごとの引違戸を入れ、盆栽などの鉢物の冬越しに用いた。2007年登録、非公開。
群馬県桐生市広沢町の藤生家住宅浴室は、主屋の背後、内蔵と味噌蔵のあいだに建つ大正期の木造平屋建。腰まで凝灰岩の切石を積み、外側をタイル貼とした五右衛門風呂を据え、戸口と窓にはガラス障子を入れる。非公開。
群馬県富岡市一ノ宮の北甘変電所。大正8年に西毛電気の一ノ宮変電所として建てられた鉄筋コンクリート造2階建で、富岡製糸場の電化にも寄与した。ドイツ壁風の外壁に縦長窓とアーチ窓を配し、今も変電所として働いている。
桐生市東の森秀織物で、南の門から主屋の玄関脇まで延びる大正13年頃の木造の塀。延長19メートル、上半分を漆喰塗り、腰を竪板張りとし、柱間の一つおきに下地窓を開ける。工場へ向かう通路と主屋の南の庭を仕切る。
桐生市東の森秀織物の初代森島秀が大正13年頃に建てた事務所兼住まい。玄関脇に帳場と洋間の応接室を置き、襖を外すと28畳になる表の間は反物の検品や問屋への披露にも使われた。奥座敷は床の間と違い棚を備える。
桐生市東の森秀織物を営む森島家の主屋北側に建つ大正13年頃の2階建の蔵。主屋の一部を蔵前とする内蔵の形式で、織り上がった反物の収蔵庫として使われた。外壁は目地付きのモルタル洗い出し仕上げ、内壁は板張り。
桐生市東の森秀織物の敷地南辺に開く大正13年頃の棟門。間口2.7メートルで、両開きの扉の左右に潜戸付きの袖塀が付く。旧道沿いの板塀と、淡い紫色を帯びたコンクリート塀を合わせた延長46メートルの塀とともに登録された。
森秀織物旧釜場は、桐生市の森秀織物で旧整経場の南に接して建つ大正13年(1924年)頃の釜場。染色用の釜を据え、湯気を逃がす越屋根を載せる。現在は藍の甕と手機を置く織物参考館“紫”の体験学習室である。
森秀織物旧寄宿舎一(製品加工場)は、桐生市の森秀織物の敷地東側に建つ大正13年(1924年)頃の寄宿舎。入母屋造に切妻の玄関を付け、10畳2室を東西に並べる。のちに製品加工場へ転用された。2006年登録。
森秀織物旧寄宿舎二は、桐生市の森秀織物の敷地北東隅に建つ大正13年(1924年)頃の寄宿舎。昭和56年(1981年)に曳家で移され、三角形の下屋を足して織物参考館“紫”の受付と売店になった。2006年登録。
森秀織物旧現場事務所(経糸整経場)は、桐生市の森秀織物で工場の北隣に建つ大正13年(1924年)頃の木造平屋建。トラスの小屋組、真壁にガラス戸を開く外観、東の下屋のボイラー室跡が特徴。2006年に登録された。
森秀織物旧整経場は、桐生市の森秀織物で旧工場の南に接して建つ大正13年(1924年)頃の整経場。両端を切妻、中央を鋸屋根とし、妻面の竪板の下端を鋸歯状に切りそろえる。現在は織物参考館“紫”の展示ホール。
森秀織物旧土蔵は、桐生市の森秀織物の敷地西辺に建つ大正13年(1924年)頃の木造2階建の土蔵。東面に戸口と左右対称の窓を開く。生糸蔵を移築したと伝わり、現在は織物参考館“紫”の織蔵ギャラリー。2006年登録。