大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
徳島県小松島市の四国八十八ヶ所霊場第19番札所・立江寺の境内に建つ多宝塔。大正12年(1923年)に建立された木造二層塔で、伝統的な多宝塔の様式を忠実に受け継ぎながら、精緻な彫刻や折上格天井など近代ならではの装飾が施された名建築です。2024年に国の登録有形文化財に登録されました。
大正15年、徳島市初の近代水道の取水施設として完成。鉄筋コンクリート造の箱形の井に方形の上屋をかけ、煉瓦と花崗岩でポンプ場と意匠を揃える。建築面積21㎡ほどの、水道の起点を今に残す小さな一棟である。
大正15年、徳島市初の近代水道の一部として完成。三棟のうち唯一の円形の上屋をもち、入口の浮き彫り、壁面の柱型、窓上の枠石など、共通様式のなかで独自の意匠が刻まれた高さ約5.1mの一棟。
大正15年、徳島市初の近代水道の中枢として中島鋭治の設計で完成。イギリス積みの赤煉瓦に花崗岩を配し、入口には市章と栗の浮き彫りを施す。近代水道百選に選ばれ、県内初の登録有形文化財となった建物。
三好市東祖谷久保の中山家住宅主屋は、大正前期に建てられた寄棟造茅葺の農家主屋。南西の二面を出桁造とし、濡縁と吹放しの下屋を廻す。山村集落の景観の核として2019年に国の登録有形文化財となった。私有のため内部は非公開。
徳島県三好市池田町の中和商店煙突は、大正15年(1926年)頃の煉瓦造。高さ9.4メートル、基底部1.3メートル角のイギリス積で、酒造蔵の釜場から出る蒸気を抜く。令和元年に登録有形文化財となり、公道からいつでも見学できる。
徳島県三好市池田町の中和商店事務所は、杉尾通りに西面する大正後期の木造建築で、昭和32年に改修された。正面一階をスクラッチタイル張とし、洋風の事務所棟と和風の住居棟を一続きに納める。令和元年に登録有形文化財となった。
徳島県三好市池田町の中和商店酒造蔵は、大正15年(1926年)頃の木造2階建で建築面積499平方メートル。L字平面の中央に貯蔵庫、南東隅に麹室を置き、東の下屋に洗場と釜場を構える、醸造業の基幹施設である。
徳島県三好市池田町の中和商店杜氏宿舎は、大正15年(1926年)頃の木造2階建で建築面積82平方メートル。オクドを据えた土間のダイドコロと畳敷四室を備え、但馬から蔵入りした蔵人が冬を過ごした建物である。
徳島県三好市池田町川崎にひっそりと佇む登録有形文化財「百年蔵煙突」。1922年に建てられた高さ9.6メートルの煉瓦造煙突は、銘柄「義士心」の文字を今に留め、かつての酒蔵の姿を伝えながら、地域のシンボルとして愛され続けています。
徳島県三好市池田町川崎の吉野川と祖谷川の合流点に建つ百年蔵旧酒蔵は、大正11年(1922年)に建てられた大規模な木造2階建ての酒蔵建築。半間ごとに立つ柱が織りなす上昇感ある内部空間が特徴で、平成22年に国の登録有形文化財に指定されました。現在は骨董展示や音楽ライブの会場として活用されています。
大正10年(1921年)竣工の松坂隧道は、現場打ちコンクリート造りとしては日本最古の道路トンネル。徳島県牟岐町の旧国道沿い、約4,000株のあじさいが咲き誇る「内妻あじさいロード」のシンボルとして、訪れる人を大正時代の土木技術へと誘います。
栃木県栃木市嘉右衛門町、旧日光例幣使街道に面する商家敷地の奥に建つ大正13年建築の主屋。桁行4間梁間2間半、入母屋造の木造2階建で、2階南面の縁側に全面ガラス戸を建て込む。平成16年に登録有形文化財となった。
栃木県栃木市嘉右衛門町、旧日光例幣使街道に東面して建つ大正13年建築の木造2階建店舗。隣地に接する北側の妻壁を凝灰岩の石積とし、屋根の上まで立ち上げて卯建風とする。平成16年に登録有形文化財となった。
栃木県那須塩原市の板室温泉、その温泉街の最も奥に建つ加登屋旅館本館。大正八年(1919年)築と伝わる木造三階建てのこの建物は、平成二十八年(2016年)に国の登録有形文化財に登録されました。三階に残る六畳客室の連なりや東面の欄干付き出窓が、大正期の湯治宿の風情を今に伝えます。下野の薬湯として知られる板室の自家源泉とともに、百年の歴史を歩む静かな名宿です。
栃木県鹿沼市睦町の鹿沼市文化活動交流館石蔵(旧帝国繊維石蔵)は大正初期の石造平屋建倉庫。下段に深岩石、上部に大谷石を積み、キングポストトラスが桁行約55メートルの無柱空間を支える。南妻壁に丸に麻の社章を刻む。平成26年登録。
唐沢山城の二の丸跡に建つ唐澤山神社神楽殿。大正4年(1915)竣工。入母屋造妻入銅板葺で、三方に切目縁と擬宝珠高欄を巡らす。内部は奥に神棚を備えた舞台と後座に分かれ、祭礼の際に神楽が奉納される、境内の景観を形づくる社殿である。
唐沢山城の三の丸西方、四ツ目堀に架かる唐澤山神社神橋。大正13年(1924)築の鉄筋コンクリート単桁橋で、切石積の橋台に緩いアーチの桁を架け、御影石の擬宝珠欄干をまとう。近代の構法が石橋の姿で歴史的景観に調和した小さな橋である。
栃木県鹿沼市の根古屋路地にひっそりと佇む旧安生家住宅主屋。大正5年(1916)築の和洋折衷住宅で、洋室外壁には90年以上ひび割れのない優れた左官技術「洗い出し」が用いられています。令和6年(2024)に国登録有形文化財に登録されました。
栃木県栃木市の蔵の街大通りに佇む「好古壱番館(旧安達呉服店店舗)」は、大正12年(1923年)に呉服商・安達家が建てた本格的な洋風店舗建築で、国の登録有形文化財です。銅板葺の寄棟マンサード屋根、ドーマー窓、石張り仕上げの柱など、大正期の意匠を色濃く残す貴重な一棟。現在は手打ちそばの店として営業し、蔵の街散策の立ち寄りどころとして親しまれています。