鎌倉
Kamakura鎌倉時代(1185 – 1333)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
京都・南禅寺塔頭の金地院に伝わる国宝。中国・南宋時代の二幅で、足利義満の鑑蔵印を備えた東山御物。徽宗筆と伝わるが現在は南宋・12世紀後半の作とされ、夏景図は久遠寺に伝わり、四季のうち春景図は失われている。
東寺に伝わる国宝・絹本著色十二天像は、十二の守護神を六曲屏風一双に各扇一尊ずつ描く。建久2年(1191)の作で、宋画様式を取り入れた絵仏師・宅間勝賀の筆と伝わり、密教の灌頂で道場を囲うために用いられた仏画である。
京都・高雄の神護寺が蔵する国宝の六曲屏風。真言宗の灌頂の秘儀に用いられた調度で、風景も建物も人物もすべて大和絵で描かれている。平安以来の伝統を継ぐ、現存最古のやまと絵屏風として尊ばれてきた一隻である。
神護寺が所有する国宝「伝平重盛像」。束帯姿を一枚絹にほぼ等身大で描いた鎌倉前期の肖像で、像主が平重盛か足利尊氏かをめぐる論争が続く。現在は京都国立博物館に寄託され、例年五月初旬の曝涼で里帰り公開される。
京都・神護寺が所蔵する神護寺三像の一幅。通説では平安末の公卿藤原光能の肖像とされるが、近年は室町2代将軍の足利義詮像とする新説が有力で、像主も制作年代もなお論争が続く国宝肖像画である。東京国立博物館に寄託。
京都・神護寺所蔵の国宝「絹本著色伝源頼朝像」の魅力を徹底解説。鎌倉時代の写実的肖像画の傑作として名高い本作の歴史的価値、像主論争、鑑賞機会、周辺情報をご紹介します。
醍醐寺報恩院旧蔵の国宝「絹本著色文殊渡海図」は、五髻の童子形文殊菩薩が獅子に乗り、優填王・仏陀波利・善財童子・最勝老人の四眷属とともに雲海を渡る姿を描いた鎌倉時代の名品です。
京都・禅林寺(永観堂)が所有する国宝の仏画。山の彼方から巨大な阿弥陀如来が上半身を現し、手に結んだ五色の糸の先を臨終の人に握らせて極楽へ導いたとされる。鎌倉仏画の高みを示し、来迎信仰の実態を今に残す貴重な一幅である。
京都・大徳寺の塔頭 高桐院に伝わる国宝「絹本墨画山水図」は、中国南宋時代の大家・李唐の筆による水墨山水画の傑作です。細川忠興ゆかりの名刹に受け継がれた至宝の芸術的価値、見どころ、鑑賞の機会、アクセス情報を詳しくご紹介します。
京都・大徳寺が所蔵する国宝「絹本墨画淡彩猿鶴図〈牧谿筆〉」。南宋の画僧・牧谿による三幅対の水墨画で、通称「観音猿鶴図」。足利将軍家の東山御物として伝来し、日本水墨画の原点となった至宝。2026年秋には東京国立博物館の特別展で公開予定。由来・見どころ・鑑賞機会をわかりやすく解説します。
京都・大徳寺に伝わる国宝「絹本墨画淡彩観音図〈牧谿筆〉」は、南宋末の画僧・牧谿が13世紀に絹本に墨と淡彩で描いた白衣観音像です。足利義満の鑑蔵印「道有」を帯び、東山御物を経て大徳寺に伝わった名品で、「観音猿鶴図」三幅対の中幅として日本水墨画の規範となりました。制作背景、美術史的価値、見どころ、大徳寺拝観とアクセス情報、Q&Aまで総合的に解説します。
京都・嵯峨の大覚寺に伝わる重要文化財「後宇多天皇宸翰〈悉曇印信口決 二帖/悉曇印信文 五帖〉」をご紹介。出家して大覚寺第23代門跡となった後宇多法皇が自ら筆を執り、真言密教の核心である「印信」と聖なる梵字「悉曇」をめぐる秘伝を書き残した七帖の宸翰冊子。能書帝として名高い宸翰様の優美な筆致、漢字と悉曇文字が交錯する稀有な構成、そして拝観のポイントや大覚寺・嵯峨野周辺の見どころまで丁寧に解説いたします。
京都・大覚寺に所蔵される国宝「後宇多天皇宸翰御手印遺告」は、鎌倉時代の第91代天皇が自ら筆を執り、朱の手形を押して大覚寺の護持と真言密教の興隆を願った遺告です。宸翰様の名品として書道史上の価値も高く、天皇の生涯や大覚寺の歴史とともにその魅力をご紹介します。
正和4年(1315年)、真言密教に深く帰依した後宇多天皇が弘法大師空海への敬慕を込めて絹に自ら記した伝記。京都嵯峨野・大覚寺に伝わる国宝書跡の魅力と見どころをご紹介します。
後宇多天皇が東寺の興隆を願い自ら筆をとった国宝の宸翰「東寺興隆条々事書御添状」。鎌倉時代の名君が真言密教に捧げた深い帰依と、世界遺産・東寺の見どころ、拝観情報をご紹介します。
退位し出家した後宇多法皇が、醍醐寺報恩院の阿闍梨憲淳に三宝院流の相承を請うた自筆書状三通。小野流と広沢流を一つに束ねる法流一揆の大願をこめ、嘆願から誓約へと移る肉声が綴られた、鎌倉時代の国宝の宸翰である。
世界遺産・醍醐寺が所蔵する重要文化財『江談抄(水言鈔)』の魅力を紹介。平安時代に書写された最古級の写本が伝える、大江匡房の知と宮廷文化の記憶。見どころ・アクセス・拝観情報も詳しく解説。
肩に嘉元四年(1306年)の年紀を篦書きで刻む古越前の壺。年代の確かな中世陶器はきわめて珍しく、越前焼の編年を支える基準資料として貴重なため、重要文化財に指定された。器表は赤褐色を帯び、京都国立博物館が保管する。
立命館大学が所蔵する重要文化財。鎌倉後期を代表する学僧・虎関師錬が法嗣の檀溪心凉に授けた字号「檀溪」の二大字で、北宋の黄山谷を思わせる筆勢が横溢する一幅である。禅林墨蹟の優品として昭和四十八年に指定された。
京都・東福寺に伝わる重要文化財。五山文学の先駆者で『元亨釈書』を著した臨済宗の僧・虎関師錬が、唐の文人・韓愈の名文「進学解」を書写した墨蹟の残本である。四幅が残り、禅僧が大陸の文学に深く親しんでいたことを示す貴重な一例。