室町
Muromachi室町時代(1336 – 1573)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
貞治六年(1367)、永源寺開山・寂室元光の初七日に営まれた法要で読み上げられた香語を伝える一幅。寺を去れという師の遺誡を受けながら、弟子たちが永源寺を守る決意を固めた、その瞬間を今に伝える重要文化財です。
康暦元年(1379年)、永源寺を開いた寂室元光の十三回忌に唱えられた法語の二幅。命日と同じ九月一日付で、開山忌関係の文書群の一点として昭和十一年に重要文化財へ指定された。紅葉の名所として知られる永源寺の収蔵庫に納まる。
滋賀県湖南市の常楽寺に伝わる勧進状3巻。延文5年(1360)の落雷で全焼した堂塔を再建するため僧・観慶らが寄進を募った中世の文書で、国宝の本堂と三重塔が生まれた経緯を今に伝える重要文化財です。
鹿児島県伊佐市の箱崎神社本殿は、室町後期に建てられた三間社流見世棚造の社殿。柱や組物にクスノキを用い、向拝の頭貫を唐破風状に反らせるなど九州の地方色が強く、南九州では稀少な中世建築として重要文化財に指定されている。
鹿児島県伊佐市の八幡神社本殿は永禄2年頃の重要文化財建築。昭和29年の解体修理で日本最古の「焼酎」の文字を記した木片が見つかり、焼酎神社とも呼ばれる。室町・桃山の手法に琉球建築の情調をまじえた珍しい中世社殿。
秋田県横手市大森町に鎮座する波宇志別神社神楽殿は、室町時代中期に建てられた全国的にも類例の少ない両流造の社殿で、1980年に国の重要文化財に指定されました。今も国指定重要無形民俗文化財「保呂羽山の霜月神楽」の舞台として、中世以来の祈りの場が生き続けています。
新潟県小千谷市の魚沼神社境内に佇む阿弥陀堂は、永禄6年(1563年)頃に建立された国指定重要文化財の仏堂建築です。豪雪地帯特有の短い軒や正面のみの縁など、雪国の知恵が凝縮された方三間の茅葺宝形造のお堂で、上杉謙信ゆかりの古社に残る室町後期の貴重な建築遺構をご紹介します。
新潟県阿賀町に佇む護徳寺観音堂は、弘治3年(1557年)建立の国指定重要文化財です。茅葺屋根の三間四方の小堂ながら雄大な組み物が特徴で、会津と越後の中世建築のつながりを伝えます。堂内には戦国時代の旅人や芦名氏武将33名の墨書が残り、歴史の息づかいを今に伝えています。
新潟県佐渡市に佇む蓮華峰寺骨堂は、貞和4年(1348年)頃に建立された東日本最古の本格的禅宗様建築です。方一間の小さな茅葺仏堂でありながら、宋代中国伝来の精緻な建築技法を取り入れた貴重な遺構として、国の重要文化財に指定されています。あじさい寺として親しまれる蓮華峰寺の境内で、約680年の歴史を刻む中世建築の至宝をご覧ください。
新潟県佐渡市に位置する蓮華峰寺金堂は、室町時代前期(応永年間)に建立された国指定重要文化財の仏堂です。空海が開山したと伝わる真言の三大聖地の一つで、聖観音菩薩を本尊とする五間四方の入母屋造の堂宇は、600年以上にわたり佐渡の信仰の中心であり続けています。
大正3年に京都の燈明寺から三溪園へ移された三間三重塔婆。関東最古の木造塔で、昭和6年に重要文化財に指定された。運搬時に切断された心柱、戦後に90度向きを変えた経緯、2027年からの保存修理計画まで解説する。
京都の燈明寺本堂として大正10年に重要文化財へ指定され、昭和24年の解体から38年を経て横浜の三溪園で組み直された室町前期の仏堂。大虹梁で入側柱を省いた外陣など、中世密教本堂の当初形式への復原内容を解説する。
東京国立博物館に寄託される国宝「馮子振墨蹟〈画跋〉」は、北宋の画家易元吉の草虫図巻に元の文人馮子振が記した跋文。絵は失われ書のみが残る。切断を戒めた千利休添状が附指定され、横幅約120センチの原形をとどめる。
青森県西津軽郡深浦町の円覚寺に納まる薬師堂内厨子は、永正3年(1506年)作の一間厨子。入母屋造・板葺の小さな建築でありながら禅宗様の意匠をそなえ、県内最古の建造物として国の重要文化財に指定されている。
静岡市清水区の大内山中腹に立つ霊山寺仁王門は、永正13年(1516)建立の三間一戸八脚門。寄棟造の茅葺屋根で、静岡県内では方広寺七尊菩薩堂に次ぐ古い建築として知られる。内側の仁王像は2026年に修復を終えて山上へ戻った。
国宝・手鑑「翰墨城」は、奈良~室町時代の古筆切311葉を一帖に収めた古筆三大手鑑の一つ。古筆了仲の鑑定台帳として伝来し、藤原行成筆と認められる白氏文集切などを収める。熱海のMOA美術館で年に一度程度公開される。
石川県珠洲市に鎮座する白山神社本殿は、室町時代後期の三間社流造を伝える国指定重要文化財です。法住寺の鎮守として創建され、中世能登の信仰と建築の歴史を今に伝えています。
石川県七尾市中島町に鎮座する藤津比古神社本殿は、室町時代中期に建てられた三間社流造の社殿で、鎌倉時代の古式を残す貴重な建築として国の重要文化財に指定されています。中世の遺構が少ない北陸地方において、建築史上きわめて重要な存在です。
石川県志賀町に鎮座する松尾神社本殿は、室町時代後期(永禄2年頃)に建てられた北陸屈指の中世神社建築。国指定重要文化財の歴史的価値と見どころをご紹介します。
石川県穴水町の古刹・明泉寺に立つ高さ約6.8メートルの石造五重塔は、鎌倉時代後期に地元産の前波石で造られた国指定重要文化財です。木造建築の意匠を石に精巧に刻み込んだ中世の傑作で、内部には石造大日如来坐像を安置。約150基の中世石造物群とともに、能登の豊かな歴史と信仰文化を今に伝えています。