大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
大分県竹田市の台地の尾根に高さ3.5〜5.5メートルの石垣を築き、その上に水を通した農業用水路。約698ヘクタールを潤し、平成8年に国の登録有形文化財となった。箱樋を石造に改めたのは大正10年代のことである。
山田家住宅石垣及び煉瓦塀は大分県日田市隈の三隈川沿いに築かれた登録有形文化財である。川石を練積とする石垣は延長25メートル、高さ3メートル前後で、石段が水際まで降りる。上に長手積の煉瓦塀と両開の鉄扉が付く。
平戸瀬戸を望む丘に建つ赤煉瓦の聖堂。黒島や外海から移り住んだ信徒が、棟梁・鉄川与助の設計施工により大正7年(1918年)に完成させた、彼の煉瓦造教会の到達点。八角ドームの鐘塔をいただき、2003年に国の重要文化財に指定された。
長崎県島原市の森岳商店街に建つ大正後期の木造2階建洋館。玄関上部に花頭窓風のアーチとキーストーンを組み合わせた特異な意匠を持ち、平成15年に国の登録有形文化財となった。現在は喫茶店として活用されている。
第一次世界大戦の地中海作戦で活躍した佐世保鎮守府所属艦艇の武勲を讃え、大正12年に建設された凱旋記念館。煉瓦と鉄筋コンクリートの古典主義建築は国の登録有形文化財・日本遺産に認定。入館無料で見学可能な佐世保の近代化遺産をご紹介します。
長崎県島原市の堤内家住宅主屋は、島原城跡三の丸南東部に位置する大正後期の木造平屋建住宅。東南の庭へ各室を雁行させて縁を廻らし、南西の座敷は床構えを備え、書院を組子で繊細に仕上げる。令和6年3月に国の登録有形文化財に登録。個人住宅で非公開。
長崎市の東の玄関口、鳴滝川に架かる中川橋は、大正7年(1918年)に架橋された石造単アーチ橋です。鉄筋コンクリート技術が普及していた当時、あえて石造で築かれた本橋は、寛永年間の眼鏡橋以来、約三百年にわたって受け継がれた長崎の石橋文化を締めくくる「最後の名橋」として、平成21年に国登録有形文化財に登録されました。花崗岩と安山岩の白黒のコントラストが美しい近代意匠を特徴とし、すぐ上流には承応3年(1654年)創架の古橋(市指定有形文化財)も現存しています。
長崎市旧市長公舎は、大正11年(1922)に建築家・末広平作の設計で建てられた木造2階建ての洋風住宅です。マンサード屋根、テラコッタ貼の外壁、玄関ホールに残るセセッション風意匠など、大正モダニズムの特徴をよく伝える貴重な建物として、平成21年に国の登録有形文化財に登録されました。諏訪神社や長崎歴史文化博物館にも近く、長崎の近代建築散策に欠かせない一棟です。
大正15年(1926年)に完成した全長642メートルの道路トンネル。日本が自動車時代を迎えた初期の本格的隧道であり、大正期の様式美を伝える坑門デザインが高く評価され、国の登録有形文化財に登録されています。長崎街道最大の難所「西の箱根」日見峠の歴史とともに、近代土木遺産の魅力をご紹介します。
長野県上田市にある上田蚕種協業組合事務棟は、大正6年(1917年)頃に建てられた国の登録有形文化財です。左右対称の正面やペディメントをもつ端正な洋風意匠が特徴で、蚕種製造で全国トップクラスを誇った「蚕都上田」の歴史を今に伝える貴重な建築遺産です。
長野県松本市保福寺町、旧保福寺宿の本陣を務めた小澤家の主屋。明治の火災後、大正二年に再建された妻入本棟造風の木造二階一部三階建で、三層吹抜の茶の間に天窓の光が落ちる登録有形文化財。
長野県松本市の歴史の里に移築保存された旧昭和興業製糸場は、大正14年頃に建設され平成7年まで稼働していた製糸工場です。繭の買い付けから生糸の出荷まで全工程を残す貴重な国登録有形文化財で、製糸の器械類も当時のまま保存されています。
1926年にアメリカ人宣教師ジョルゲンセンが軽井沢に建てた木造二階建ての洋風別荘。切妻造の屋根、石積みの暖炉、下見板張りの開放的な外観が特徴で、2018年に国の登録有形文化財に登録されました。宣教師たちが築いた避暑地・軽井沢の歴史を物語る貴重な建造物です。
長野県岡谷市に残る大正10年築の製糸会社本社事務所。木造2階建ながら外装は煉瓦タイル張で、洗い出し仕上げの大オーダー風の柱型が並ぶ。昭和2年の山一争議の舞台であり、現在は岡谷絹工房が入る。平成17年登録の有形文化財。
長野市松代町の旧山寺常山家住宅書院は、大正後期の木造平屋建、建築面積95平方メートル。東西二列に六室を配し、西列北端は円窓を持つ茶室とする。庭園を望むため床面を高くとり、平成26年に国の登録有形文化財となった。
長野県小諸市、旧北国街道沿いに建つ登録有形文化財。大正12年(1923年)築の旧清水屋は味噌・醤油の醸造商家で、帳場やトロッコレールが今も残る。見学無料、懐古園にも近い小諸宿の塗屋造の町屋を紹介します。
長野県千曲市、旧北国街道の造り酒屋・坂井銘醸に建つ大正蔵。蔵と名づくが、実際は杜氏や職方が暮らした宿泊棟「広敷」だった。土蔵造二階建の登録有形文化財で、酒蔵群は「酒造コレクション」として今に公開されている。
長野市松代町の寺町に佇む證蓮寺聖徳太子堂は、大正元年(1912年)に大火後の浄財により再建された国登録有形文化財です。妻壁の唐草文様や堂内の雲龍・瑞獣の鏝絵が巧緻な左官技術を今に伝え、親鸞聖人ゆかりの聖徳太子信仰と真田氏の城下町の歴史を体感できる隠れた名所です。
武重本家酒造の敷地に建つ大正期のL字型の穀倉、奥穀ビツ。前穀ビツから北へ延び折れ曲がる形が、造り酒屋の拡大の段階を刻む。再現の難しい登録有形文化財としての価値と見どころを、旧中山道の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の屋敷地西辺に建つ大正期の旧細工小屋。もと酒樽を作る細工場で、長い庇を差し出す土蔵造二階建である。造り酒屋の手仕事を伝える登録有形文化財としての見どころを、旧中山道の白壁の町並みとともに紹介する。