東京都・昭和
Shōwa東京都 の昭和時代(1926 – 1989)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
東京都港区虎ノ門にある大橋茶寮の表門1棟である。幅2.7メートルの棟門で、丸太材を用いた数寄屋風の造りに桟瓦の屋根を載せる。茶寮の質素で落ち着きのある景観を形成するとされる。平成18年(2006年)に登録された。
東京都三鷹市の国際基督教大学の校地にある昭和時代の講堂兼学生会館1棟である。北に講堂、中央に中庭を置く正方形平面で、広いガラス面と初期のアルミサッシュを備える。設計はヴォーリズ建築事務所。令和5年(2023年)に登録された。
東京都港区白金台にある昭和時代の主屋1棟である。二間ひと組の座敷が三つ、斜めにずれながら西へと続いており、南に庭を臨んでいる。平成12年(2000年)に登録された1棟の近代和風邸宅の大きな主屋である。
東京国立近代美術館が所蔵する登録美術品《木花之佐久夜毘売》は、近代歴史画の巨匠・安田靫彦が昭和28年(1953)に描いた一幅。富士山と桜、セキレイを配し、古事記・日本書紀の女神を典雅な筆致で結晶化させた名作で、令和元年に国の登録美術品となりました。
東京都港区白金台の旧朝香宮邸は、昭和8年に朝香宮鳩彦王の住宅として竣工した邸宅建築。平成27年に本館・茶室・倉庫・自動車庫・正門の5件が重要文化財に指定された。アンリ・ラパンの内装とラリックの扉、次室の香水塔が残る。
清洲橋は東京都中央区日本橋中洲と江東区清澄を結ぶ隅田川の昭和3年(1928年)の吊橋で、重要文化財。関東大震災後の帝都復興事業で架けられた橋長186.2メートルの三径間自碇式補剛吊橋で、ケルンの吊橋を手本とし、永代橋と対をなす。
1959年に松方コレクションを収めて開館した、ル・コルビュジエ設計による日本で唯一の美術館建築。ピロティと19世紀ホール、螺旋状の動線が「無限成長美術館」の構想を体現する。2007年重要文化財、2016年世界遺産登録。
髙島屋東京店は昭和8年竣工の日本橋の百貨店建築で、平成21年に百貨店として初の重要文化財となった。高橋貞太郎の当初部分と村野藤吾の戦後増築が一街区に共存し、大理石の吹抜ホールは営業時間内に自由に見学できる。
東京都台東区上野公園の旧東京帝室博物館本館は昭和12年に竣工し、平成13年に重要文化財に指定された。渡辺仁案を原案とする帝冠様式の大建築で、現在も東京国立博物館本館(日本ギャラリー)として使われている。
三井本館は東京都中央区日本橋室町にある昭和4年(1929年)の鉄骨鉄筋コンクリート造の事務所建築で、重要文化財。関東大震災後にニューヨークの事務所の設計で再建され、花崗岩の外壁にコリント式の大オーダーを並べる。7階に三井記念美術館がある。
三越日本橋本店は、東京都中央区日本橋室町にある昭和2年完成の鉄骨鉄筋コンクリート造の百貨店建築で、平成28年に重要文化財に指定された。西洋古典様式の外観とアール・デコの中央ホールをもち、今も営業している。
昭和9年竣工の明治生命保険相互会社本社本館は、平成9年に昭和期の建造物として初めて重要文化財に指定された。設計は岡田信一郎と弟の捷五郎。5層を貫くコリント式列柱と1階の吹き抜け大空間が見どころで、1階と2階は無料で公開されている。
東京都渋谷区の代々木競技場は、昭和39年の東京五輪のために建てられた丹下健三の代表作。高さ約40メートルの主柱2本に張ったケーブルから屋根を吊り、柱のないアリーナを実現した。令和3年に重要文化財に指定。
青山学院ベリーホールは東京都渋谷区渋谷の青山学院のキャンパス中央のロータリーに建つ昭和6年(1931年)の鉄筋コンクリート造3階建の校舎で、登録有形文化財。北端に礼拝堂を設け、バットレスや尖頭アーチで飾るネオ・ゴシック風の意匠になる。
東京都新宿区北山伏町の新井家住宅主屋は、和館と洋館からなる昭和初期の住宅。和館は紫檀・黒檀・鉄刀木の銘木で床の間と書院を飾り、洋館はフランス瓦の屋根にルスティカ積みとスクラッチタイルの外壁をもつ。平成25年(2013年)登録。
東京都杉並区善福寺にある井草幼稚園園舎は、昭和8年建築の木造園舎。浄土宗僧侶の鈴木積善が創立し、講堂を中心とするL字型の平面と、キングポストトラスの小屋組を持つ。平成29年に登録有形文化財となり、現在も現役で使われている。
東京都世田谷区桜にある池上家住宅主屋は、昭和7年建築の木造2階建住宅。切妻の2階屋根にスペイン瓦を葺き、南面にサンルームを張り出す。内部にアール・デコの意匠が良好に残り、平成18年に登録有形文化財となった。
豊島区雑司が谷の砂金家長屋は、昭和7年頃建築の五軒棟割長屋で、平成30年に登録有形文化財となった。黄土色の洗い出し仕上げと帯状の金属張が水平性を強調し、間口およそ十間の正面が鬼子母神参道の景観をつくり続けている。
台東区日本堤の伊勢屋店舗兼主屋は、昭和2年建築の木造二階建店舗兼住宅で、平成22年に登録有形文化財となった。入母屋造妻入桟瓦葺の小さな妻面を土手通りに向け、現在も明治22年創業の天麩羅屋として営業を続けている。
一水寮は東京都新宿区横寺町、神楽坂の裏通りに建つ昭和26年(1951年)ごろの大工の寮で、登録有形文化財。木造2階建で、格子や意匠の梁の随所に鑿や手斧の技法が見られ、当時の大工の技能の高さを伝える。戦後に復興した神楽坂の町並みを構成する。