全国の史跡名勝天然記念物
全国の史跡名勝天然記念物を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
群馬県みどり市の岩宿遺跡は、1946年に在野の考古学者・相澤忠洋が関東ローム層の中から石器を発見し、日本に旧石器時代が存在することを初めて証明した遺跡。約3万5千年前と2万5千年前の二層の石器文化が確認された国指定史跡。
群馬県上野村の神流川源流、北沢渓谷の奥深くに広がる「上野楢原のシオジ林」。宝暦年間以来270年以上にわたって伐採されたことのない原始の渓畔林で、1969年に国の天然記念物(天然保護区域)に指定されました。全国でわずか23か所のみ指定される天然保護区域のうち、関東本土では尾瀬と並ぶ希少な存在です。樹高35メートルに達するシオジの巨木群と、深い森の静けさが訪れる人を迎えます。
群馬県高崎市の特別史跡・多胡碑は、和銅四年(七一一年)の多胡郡建郡を六行八十字の楷書で刻む。日本三古碑のひとつで、上野三碑として二〇一七年にユネスコ世界の記憶に登録された。碑の見どころと隣接する多胡碑記念館を紹介する。
群馬県太田市にある天神山古墳は、墳丘長210メートルを誇る東日本最大の前方後円墳。三段に築かれた墳丘、盾形に巡る二重の濠、畿内の大王墓と同じ長持形石棺が、5世紀に毛野の地を治めた大首長の力を今に映し出している。
群馬県富岡市、鏑川右岸の標高約230メートルの丘陵上に広がる弥生時代後期の大規模集落跡。140棟を超える竪穴住居跡や集落を囲む柵列・V字形の濠、物見台跡が見つかり、北関東における弥生社会の実像を伝える史跡として1997年に国の指定を受けた。
群馬県太田市の女体山古墳は、円丘部に方形の造り出しがつく帆立貝形古墳。全長106メートルは同形式で全国三位、関東では最大を誇る。隣接する太田天神山古墳と同じ単位で設計され、5世紀中ごろに築かれた国指定史跡。
群馬県東吾妻町の三叉路の中央に立つ国指定天然記念物。推定樹齢は約千年に及び、かつて日本三大欅のひとつに数えられた。慶長期に原町の町割りの基準とされ、鬼門除けとして畏敬された巨樹で、いまは老いて空洞化した幹を鋼管で支えながら命をつないでいる。
群馬県高崎市の榛名神社の参道に立つ国指定天然記念物。幹周り約9.4メートル、樹齢四百〜五百年と見られる県内有数の巨杉で、地上九メートルほどで二本の支幹に分かれる。武田信玄が戦勝を祈り弓矢を納めたという言い伝えが名の由来である。
群馬県高崎市にある保渡田古墳群は、五世紀後半から六世紀初頭に築かれた三基の大型前方後円墳。八幡塚古墳は葺石と埴輪をまとう築造時の姿に復元され、墳丘長百八メートルの二子山古墳とともに巡れます。出土した鵜形埴輪は古代の鵜飼を知る手がかりです。
群馬県みなかみ町の山あいに、昭和10年と昭和12年に発見された二つの縄文時代の敷石住居跡が残る。河原石を敷いた床と石囲いの炉、地中に埋められた甕形土器が見どころで、覆屋の窓から見学できる国の史跡である。
群馬県高崎市、榛名山の東南麓に広がる国指定史跡・箕輪城跡。十六世紀初頭に長野氏が築き、武田信玄の侵攻に最後まで抗った西上野の要害です。最大幅四十メートルの堀や復元された郭馬出西虎口門など、戦国の城の構えを広大な遺構にたどれます。
草津温泉の中心で毎分約4,040リットルの湯が湧き出し、岡本太郎が設計したひょうたん型広場の7本の湯樋を伝って湯滝へと流れ落ちる。徳川吉宗が江戸城へ運ばせた湯であり、平成29年には国の名勝にも指定された源泉地。
広島県三原市に残る国指定史跡・小早川氏城跡を紹介。山城から海城へと移り変わる3つの城跡は、小早川隆景の知略と瀬戸内海の歴史を今に伝えます。高山城跡・新高山城跡・三原城跡の見どころ・アクセス・周辺情報を詳しく解説。
広島県庄原市の丘陵に残る八基の弥生時代墳墓。四隅突出型墳丘墓三基を含み、紀元前一世紀から一世紀ごろ、首長墓誕生の過程を一カ所で追える希少な遺跡として令和三年に国史跡に指定された。
広島県安芸太田町・北広島町にまたがる三段峡は、全長約16キロの大峡谷。1925年に名勝、1953年に特別名勝に指定され、峡谷を対象とした特別名勝としては関西以西で唯一の存在です。黒淵・猿飛・二段滝・三段滝・三ツ滝の五大景観、原生林に包まれた渡舟体験、紅葉の名所として、四季を通じて訪れる人々を魅了し続けています。
広島県安芸郡府中町にある下岡田官衙遺跡は、令和3年に国史跡に指定された奈良時代の官衙跡です。古代山陽道沿いに置かれた「安芸駅家」である可能性が極めて高く、L字配置の瓦葺礎石建物2棟や「高田郡」を記した木簡など、律令国家の交通網と地方支配の実態を物語る貴重な遺物が出土しています。
元和6年(1620)、広島浅野藩初代藩主・浅野長晟が武将茶人・上田宗箇に命じて築かせた大名庭園。天明期の大改修で生まれた跨虹橋、汽水の濯纓池、被爆樹木の大イチョウなど、四百年の物語を歩く回遊式庭園、国指定名勝。
広島県尾道市・真言宗泉涌寺派大本山浄土寺の方丈裏に広がる名勝庭園。文化3年(1806年)、雪舟13代孫と伝わる阿波の長谷川千柳が築山泉水式に作庭。白砂と石組、伏見城ゆかりの茶室・露滴庵を見渡す江戸後期の傑作。
広島県三次市の丘陵に並ぶ五基の弥生墳丘墓。塩町式土器の出土から1世紀の築造とされ、四隅突出型墳丘墓の最古例として平成12年に国指定史跡となった。中国山地から日本海沿岸に広がる首長墓文化の起源を示す重要遺跡。
広島県竹原市・阿波島南端の白鼻岩を中心とする半径1500メートルの海面。1930年に国の天然記念物となった、海そのものを対象とする稀有な指定地で、かつてスナメリの群泳地だった瀬戸内の海を今に伝える。