神奈川県・昭和
Shōwa神奈川県 の昭和時代(1926 – 1989)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
1938年竣工の登録有形文化財「旧横浜高等工業学校本館」。ルネサンス様式とモダニズムが見事に融合した文部省直轄学校の戦前最後期の鉄筋コンクリート校舎。横浜最古の寺・弘明寺とともに歴史散策を楽しめます。
1928年竣工の神奈川県庁舎は「キングの塔」の愛称で親しまれる横浜三塔の一つ。関東大震災後に鉄骨鉄筋コンクリート造で建設され、五重塔の相輪を模した塔やアール・デコ装飾と宝相華紋が融合した帝冠様式の先駆的建築として、2019年に国の重要文化財に指定されました。平日は屋上展望台と歴史展示室を無料公開しています。
秦野市本町、五十嵐商店の敷地後方に建つ木造二階建の倉庫。建築面積27平方メートル。モルタルの外壁に目地を刻んで石造風に見せ、小屋組は登梁形式。震災復興期の耐火意識が裏庭にまで及んだ、2017年登録の登録有形文化財です。
秦野市本町、第一号倉庫の南に建つ木造平屋建。間口一・二メートル、奥行一・八メートル、建築面積2.2平方メートル。軒の出を造らず壁から屋根までモルタルで塗込めた、登録有形文化財としては最小級の一棟です。
秦野市本町、店舗兼主屋と第一号倉庫のあいだに建つ木造二階建の倉庫。建築面積27平方メートル。小屋組に洋式のキングポストトラスを用い、新たな技法を取り入れた一棟として2017年に登録有形文化財となりました。
神奈川県藤沢市の江の島に佇む老舗旅館・岩本楼本館に残る「ローマ風呂」は、昭和5年頃に建造された洋風浴室です。古代ローマのテルマエに範をとった馬蹄型浴槽、ガラスドーム天井、小森忍氏のテラコッタ装飾、別府七郎氏の孔雀模様ステンドグラスなど、再現困難な意匠が評価され、2001年に国の登録有形文化財に登録されました。
神奈川県葉山町に佇む旧加地邸は、フランク・ロイド・ライトの愛弟子・遠藤新が1928年に設計した国登録有形文化財の邸宅です。大谷石を多用したプレーリースタイルの秀作は「小さな帝国ホテル」とも称され、現在は一棟貸しの宿泊施設として公開されています。
1936年竣工のスクラッチタイル張り鉄筋コンクリート造建築。神奈川県営水道事業最初の遺構として国登録有形文化財に登録。現在は湘南唯一の蔵元・熊澤酒造によるレストラン「MOKICHI KAMAKURA」として、鎌倉・長谷の大仏坂トンネル脇で新たな歴史を刻んでいます。
神奈川県鎌倉市にある旧鎌倉図書館は、1936年(昭和11年)に篤志家・間島弟彦の遺志により建設された木造2階建の図書館建築です。アールデコ調の意匠と和風の趣が融合したシンプルな和洋折衷デザインが特徴で、2024年に国登録有形文化財に登録されました。
遊行寺の回向堂は、本堂北西の高台に建つ方一間裳階付の小堂。回向の法要に用いられ、宝形造銅板葺の屋根の下に折上小組格天井を張る。仏壇上に中世風の蟇股を据え、昭和前期の建立で登録有形文化財となった。
遊行寺の鐘楼は、石積基壇に建つ方一間の吹放し。昭和九年の建立で、八角柱を内転びに立て貫三段で固める。吊る梵鐘は延文元年銘の県指定重要文化財で、境内中枢の景観に寄与するものとして登録された。
遊行寺の百間廊下は、本堂と御番方を結ぶ長い渡り廊下。境内の起伏に応じて勾配や段差をとりながら屈曲し、漆喰壁に火灯窓を連ねる。御廟所などの礼拝所も備え、昭和十二年に登録有形文化財となった。
時宗総本山・清浄光寺の本堂は、桁行梁間とも約三〇メートルに及ぶ木造の大堂である。中央の内陣を三方から外陣と脇陣が囲む時宗本堂の平面を示し、昭和十二年の再建で造形の規範として登録された。
1931年に昭和肥料(現レゾナック)の本事務所として建設された鉄筋コンクリート造2階建の工場事務所建築。清水組施工による簡素な外観と、ステンドグラスや装飾的手すりを備えた洋風の内部意匠が特徴。日本初の国産技術によるアンモニア合成成功の舞台であり、1999年に川崎市域民間初の国登録有形文化財に登録、2007年には近代化産業遺産にも認定されています。
横浜市中区山下町の横浜中華街そばに立つ、1928年築のアールデコ調の石造門柱。関東大震災の復興事業で派大岡川に架けられた花園橋の親柱を移設したもので、震災復興橋梁中最大規模の親柱として国の登録有形文化財に登録されています。
神山荘(旧藤山雷太別荘)は、明治・大正期の実業家・藤山雷太が大正10年頃に箱根・強羅に建てた別荘建築で、国の登録有形文化財です。茅葺屋根の和室と洋館仕立ての食堂棟が共存する和洋折衷の意匠と、急峻な地形を活かした独創的な空間構成が評価されています。国指定名勝「神仙郷」の一角に位置し、箱根美術館の敷地内で見学できます。
神霊教鎌倉錬成場練塀は、旧山本条太郎別荘の茶庭を縁取る延長約十六メートルの土塀。玉石の布基礎に土と平瓦を交互に九段積み、頂部に小屋根をのせる。茶室・待合と一体に造られた登録有形文化財である。
神霊教鎌倉錬成場待合は、旧山本条太郎別荘の茶庭に建つ木造平屋の小さな待合。杉丸太の柱と杉皮張りの腰壁を用い、昭和三十一年頃に茶室や練塀と一体に造られた小建築で、国の登録有形文化財である。
神霊教鎌倉錬成場門は、旧山本条太郎別荘の坂下に建つ一間腕木門。銅板一文字葺の屋根をかけ、磨き丸太を疎らに配して侘びた風情を見せる。主屋と茶室へ導く中門で、国の登録有形文化財である。
神奈川県逗子市にある須藤家住宅旧ボイラー室は、戦後GHQが接収した住宅に併設したボイラー室として建てられた希少な登録有形文化財です。逗子の別荘文化と占領期の歴史を今に伝えます。