京都府の国 宝
National Treasures of 京都府京都府に所在する国宝。
京都府木津川市の浄瑠璃寺に伝わる国宝・木造四天王立像は、平安時代後期の傑作です。寄木造に施された彩色と截金文様が当時の姿をよく残し、日本唯一の九体阿弥陀堂とともに極楽浄土の世界を体感できます。
京都・嵯峨の清凉寺本尊、木造釈迦如来立像。北宋の985年に奝然が中国で造らせ請来した国宝で、縄状の頭髪や同心円の衣文に異国の様式を残す。像内から絹製の五臓六腑が見つかり、世界最古級の臓器模型として知られる。
京都・六波羅蜜寺の本尊、国宝・木造十一面観音立像の魅力を紹介。天暦5年(951年)に空也上人が造立したと伝わる秘仏は、12年に一度の辰年にのみ御開帳されます。歴史・見どころ・拝観情報を詳しく解説。
京都最古の寺院・広隆寺に安置される国宝・木造十二神将立像(伝長勢作)は、1064年に定朝の弟子・長勢によって制作された日本最古の木造十二神将像です。薬師如来を守護する十二体の武将像は、平安時代中期の洗練された彫刻技術と信仰の世界を今に伝えます。ガラスケースなしで鑑賞できる広隆寺新霊宝殿で、千年の時を超えた至宝と出会いましょう。
京都・教王護国寺(東寺)に伝わる国宝・木造女神坐像は、平安時代初期(9世紀)に制作された日本最古級の神像彫刻です。神仏習合の歴史を物語る貴重な文化財の魅力と、世界遺産・東寺の見どころをご紹介します。
京都・三十三間堂(蓮華王院本堂)に安置される国宝・木造千手観音坐像は、大仏師・湛慶が晩年に手がけた鎌倉彫刻の傑作です。その歴史、芸術的価値、見どころ、拝観情報を詳しくご紹介します。
蓮華王院本堂(三十三間堂)に整然と並ぶ木造千手観音立像千一体。建長の火災を免れた平安期百二十四体に鎌倉期八百七十六体などが加わり、約四十五年の修理を経て平成三十年に千一体すべてが国宝に指定された群像です。
京都最古の広隆寺に伝わる国宝。9世紀にヒノキの一木から彫り出された像高約266センチの千手観音立像で、十一面四十手の姿をとる。元は講堂に安置され、現在は霊宝殿に立つ。早い時期の一木造の作例として貴重な像である。
京都・東山、東福寺にほど近い尼寺法性寺の本尊。平安時代に桜材の一木造で刻まれた国宝の千手観音立像で、頭上に小面を重ねたおよそ二十七面という、ほかに例のない姿をとる。藤原忠平の建立した古刹に伝わる厄除けの秘仏である。
京都・東寺の鎮守八幡宮に伝わる僧形八幡神坐像は、僧の姿をとった八幡神をあらわした神像である。両脇の女神坐像とともに一本の霊木から彫り出されたと伝わり、九世紀にさかのぼる現存最古級の神像として国宝に指定されている。
東寺御影堂の後堂、秘仏・不動明王坐像の真上に懸かる国宝の木造天蓋。平安時代の作で、彫刻として国宝に列せられた稀少な一面である。非公開のこの荘厳具を、空海ゆかりの御堂と世界遺産の境内をめぐる旅の文脈からたどる。
京都・宇治の平等院鳳凰堂で、阿弥陀如来坐像の頭上を覆う国宝の木造天蓋。黒漆螺鈿の方蓋に宝相華透彫の円蓋を組み合わせ、中央の八花鏡が堂内に差し込む光を反射した。天喜元年(1053年)制作で、創建当初から堂内に残る。
京都・東寺の国宝、兜跋毘沙門天立像。中国・唐でつくられ、平安京の羅城門の楼上に立っていたと伝わる像高189.4センチの守護神である。邪鬼ではなく地天女の手の上に立つ独特の姿と、東寺での拝観方法を紹介する。
三十三間堂の千手観音像の前に並ぶ国宝・二十八部衆立像。檜の寄木造りに玉眼を嵌めた像高約154〜170センチの二十八体は、婆籔仙や仁王など迫真の表情で、湛慶ら慶派による鎌倉彫刻の到達点を今に残す貴重な一具である。
京都・鞍馬寺の国宝、毘沙門天三尊立像。中尊は左手を額にかざし、南の平安京を見守る独特の姿をとる。十一世紀の毘沙門天と善膩師童子に、大治2年作の吉祥天が加わった現存最古の三尊で、霊宝殿で間近に拝観できる。
三十三間堂の南北両端に立つ国宝・風神雷神像。鎌倉時代、湛慶周辺の慶派仏師の作とされる日本最古の彫像で、玉眼の輝きと力強い肉体表現が見どころです。二体の見分け方や、拝観に役立つ情報もあわせて紹介します。
京都最古の寺・広隆寺に伝わる像高313.6センチメートルの不空羂索観音立像。一面三目八臂の一木造で、818年の火災以前から金堂にあったと記録される古像である。現在は霊宝殿で、宝冠弥勒とともに間近に拝観できる平安期の国宝。
世界遺産・東寺の御影堂に秘された木造不動明王坐像。弘法大師空海の念持仏と伝わる平安時代の国宝で、一度も公開されたことがなくカラー写真も残らない。誰も見られない国宝と、その背後で今も続く朝の生身供をたどる。
京都・大原野の山裾に立つ宝菩提院願徳寺の本尊。像高約88.2センチ、カヤの一木造の菩薩半跏像で、平安前期の作とされる国宝。六臂が通例の如意輪観音に対し二臂のため、聖観音や虚空蔵菩薩とする説もある。撮影不可、要事前確認。
東寺講堂の立体曼荼羅を構成する国宝二躯。四面四臂で鵞鳥の座に坐す梵天と、象に半跏踏下坐で乗る帝釈天は、空海が唐から伝えた密教の図像を木彫に残す平安時代の名品である。承和6年(839年)の完成で、いまも講堂で常時拝観できる。