京都府・平安
Heian京都府 の平安時代(794 – 1185)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
京都国立博物館が所蔵する国宝「絹本著色釈迦金棺出現図」は、入滅した釈迦が母・摩耶夫人のため金棺から身を起こし説法する場面を描く平安後期の大幅。この再生説法を独立した大画面に構成した唯一の遺例として知られる。
京都国立博物館所蔵の国宝・山水屏風は、平安時代の屏風絵として現存する唯一の遺品。東寺に伝来し真言密教の伝法灌頂で用いられた11世紀の唐絵で、草堂の老翁を唐の詩人白楽天とする説が知られる。各扇縦146.4cmの六曲一隻。
藤原公任が撰した儀式書『北山抄』巻第十「吏途指南」の現存唯一の自筆草稿。京都国立博物館蔵の国宝。紙背には公任の検非違使別当在任期の反故文書二十五通があり、うち二通の仮名消息は現存最古級として知られる。
国宝『古今和歌集巻第十二残巻(本阿弥切本)』は、夾竹桃文様を雲母で刷った舶載の唐紙に、恋歌を散らし書きした平安の名品。伝小野道風筆とされるが書写は院政期とみられ、名物切第一と称された一巻を京都国立博物館が収める。
京都国立博物館が所蔵する、三筆の一人空海が九世紀に記した自筆の草稿本。義浄訳『金剛般若経』の経題を顕略・深秘の二観点から読み解いた六十三行で、抹消や行間への書き入れが筆を運ぶ瞬間そのものを残す。昭和27年指定の国宝。
京都国立博物館蔵の国宝、新撰類林抄巻第四残巻。李白や王維ら唐代詩人21人の詩40首を、9世紀の日本で唐様の草書282行に書写した全長558センチの巻物です。中国で失われた詩集の姿と平安初期の書の到達点を併せて紹介します。
京都国立博物館所蔵の世説新書巻第六残巻は、7世紀後半から8世紀前半に書写された世界最古の世説新書写本である。規箴・捷悟二篇172行を残し、紙背の密教儀軌や角筆・白点の訓点とともに1951年に国宝に指定された。
京都国立博物館が保管する国宝、太刀〈銘安家〉。伯耆の刀工・安家の作と確実視される唯一の遺例で、磨り上げのない健全な姿に、小乱れに丁子を交えた刃文と地斑の地肌をとどめる。福岡藩主黒田家の旧蔵品で、銘は安綱に近い。
京都国立博物館所蔵の国宝「日本書紀」岩崎本は、推古天皇紀と皇極天皇紀の2巻からなる平安中期の古写本。和様の端正な筆跡に5系統の訓点と一条兼良の校合識語が重なり、本文・書道・国語学の三面で価値を持つ国宝である。
京都国立博物館蔵の国宝「藤原忠通筆書状案」は、関白藤原忠通の書状案29通を全長9.8メートルの一巻に収めた平安時代の遺品。紙の継ぎ目をまたぐ文字が案文である証拠となり、法性寺流の書風を最も明瞭に示す第一級の書跡。
京都国立博物館が所蔵する国宝。藍に染めた繊維を漉き込み、銀箔を散らした料紙に『万葉集』巻第九を書写した平安後期の巻物。桂本などと並ぶ五大万葉集の一つで、巻子のまま残る唯一の藍紙本。力強い筆跡から藤原伊房の筆と推定される。