京都府・鎌倉
Kamakura京都府 の鎌倉時代(1185 – 1333)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
宇治上神社拝殿は、京都府宇治市の宇治上神社にある鎌倉時代前期の拝殿で、昭和27年に国宝に指定された。蔀戸を連ねた住宅風の建物で、寝殿造の趣を伝える現存最古の拝殿である。
重要文化財・宇治神社本殿は三間社流造、檜皮葺の一棟。文化庁データベースは鎌倉後期とするが、同社は鎌倉初期と説明する。明治16年まで宇治上神社と一体の下社であり、みかえり兎の故事と木造菟道稚郎子命坐像で知られる。
海住山寺五重塔は、京都府木津川市の海住山寺にある鎌倉時代前期の五重塔で、昭和27年に国宝に指定された。建保2年(1214年)に仏舎利を安置し、各重二手先の組物や初重の裳階など他に類のない特徴をもつ。
木津川市加茂町岩船の岩船寺五輪塔。鎌倉時代後期の高さ2メートル余りの石造五輪塔で、寺伝では東大寺別当平智僧都の墓と伝わる。地輪の下に返花座を備えた大和式の代表例とされ、昭和12年ごろに現在地へ移された。
木津川市加茂町岩船の岩船寺十三重塔。鎌倉時代後期の花崗岩の石塔で高さ5.5メートル、正和3年の建立と伝わる。初重の四面に金剛界四仏の梵字を刻み、昭和18年の積み直し修理で水晶の五輪舎利塔が見つかった。
木津川市加茂町岩船の岩船寺石室。応長2年(1312年)の銘をもつ花崗岩の仏龕で、前面に2本の角柱を立て一枚岩の寄棟屋根を架けた珍しい様式。奥壁に薄肉彫りの不動明王と、願主盛現の名を含む銘を刻んでいる。
東寺の寺域の北側、八条通に面して建つ鎌倉時代前期の四脚門。平安時代の道幅を残す櫛笥小路の入口にあたり、北大門まで一直線に見通せる。明治43年の重要文化財指定の経緯、6本の柱で組む四脚門の構造、京都駅からの行き方を解説。
東寺の北東、大宮通に面する鎌倉時代前期の八脚門。毎年5月3日には伏見稲荷大社の神輿5基がこの門に到着する。北大門と同じ形式でありながら300年以上古いこの門の見方と、市バスや京都駅からの行き方を解説する。
東寺の大師堂内陣に納められ、昭和30年の修理で見つかった高さ約1.6メートルの五重塔。延応2年に宣陽門院が寄進し、屋根まで精巧に作られた。文化庁解説文の年代表記の誤りと、宝物館の特別公開での展示状況を詳しくまとめた。
東寺の伽藍西面に開く鎌倉時代前期の八脚門で、東寺の門で唯一の国宝。反りの強い垂木や薄い破風、妻の二重虹梁と蟇股など、創建期の様式を厳格に守ったきわめて古風なつくりと、門の名前にまつわる空海の伝承を紹介する。
広隆寺桂宮院本堂は、京都市右京区太秦の広隆寺にある鎌倉時代前期の八角円堂で、昭和28年に国宝に指定された。1251年ごろの建立とみられ、鎌倉時代の円堂建築として貴重な遺構である。
十三重塔は京都府木津川市加茂町辻の千日墓地にある永仁6年(1298年)の石造十三重塔で、重要文化財。笠石を十三重に積み上げて相輪を立てる鎌倉時代後期の石塔で、昭和12年に旧法で指定された。加茂町には岩船寺の十三重塔もある。
京都府大山崎町の天王山にある酒解神社の神輿庫。鎌倉時代の建築で、分厚い角材を組み上げた倉の形式をもつ切妻造・本瓦葺の建物。酒解神社は延喜式内社で乙訓地方最古の神社とされ、大正10年に重要文化財に指定。
天神社十三重塔は京都府木津川市山城町神童子の天神社にある石造の十三重塔で、重要文化財。鎌倉時代中期の建治3年(1277年)に建てられ、建立年代の明らかな十三重塔のうちでは古いものとされる。木津川市の一覧では天神神社十三重塔の名で挙がる。
京都府京田辺市の法泉寺に立つ石造十三重塔。基礎に弘安元年(1278年)の銘があり、宋から渡来した石工・伊行末の系統の工人が手がけた。初重の四面には四方仏を半肉彫し、高さは約六メートル。国の重要文化財。
京丹後市久美浜町の本願寺本堂は、鎌倉時代後期とみられる浄土宗寺院の本堂で、明治37年(1904年)に重要文化財に指定。丹後で唯一の中世仏堂とされ、ゆるやかな檜皮葺屋根は令和5年度から45年ぶりの全面葺替が進められた。
京都市左京区大原の来迎院の境内にある鎌倉時代前期の石造三重塔。来迎院を建立し天台声明の根本道場とした聖応大師良忍の墓として祀られ、昭和31年に重要文化財に指定された。来迎院は年中無休で境内を拝観できる。
京都市東山区にある蓮華王院の本堂。長寛2年(1164年)創建の堂が焼失し、文永3年(1266年)に再建。千体仏を納める桁行35間の細長い堂で、京都の鎌倉時代和様の代表的遺構として昭和27年(1952年)に国宝となった。
紙本著色華厳宗祖師絵伝(華厳縁起)は、京都の高山寺が所有する鎌倉時代の絵巻7巻で、昭和27年に国宝に指定された。新羅の華厳宗の祖師義湘と元暁の物語を描き、明恵が監修したと考えられる高僧伝絵の優品である。
京都・西本願寺が所蔵する国宝の書跡。浄土真宗の開祖・親鸞が阿弥陀経を自ら書写し、余白に善導や元照の注釈を細字で書き込んだ一巻。昭和18年に観無量寿経註とともに発見された、親鸞の学びの跡を示す貴重な遺品である。