平安

Heian

平安時代(794 – 1185)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。

3,529 平安時代 794 – 1185
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宋版劉夢得文集
奈良県 南宋
宋版劉夢得文集

奈良・天理大学附属天理図書館が所蔵する国宝「宋版劉夢得文集」。唐の詩人・劉禹錫(字は夢得)の詩文を収めたこの宋代刊本は、栄西禅師が宋から請来し、建仁寺に伝わり、足利義満も鑑賞したと伝えられる稀覯書。中国と日本の文化交流の結晶ともいえる逸品をご紹介します。

当麻曼荼羅厨子
奈良県 平安
当麻曼荼羅厨子

奈良県葛城市・當麻寺の本堂内陣に立つ国宝「當麻曼荼羅厨子」。高さ約5メートル、扁平な六角形をなすこの厨子は、約4メートル四方の當麻曼荼羅を奉安するために奈良時代末から平安時代初期に造立された、日本でも他に類を見ない大型工芸品です。鎌倉時代に源頼朝の遺願による須弥壇と、2,000名余の結縁者の名を載せる蒔絵扉が加えられ、千年以上にわたる浄土信仰の積層を一身に体現しています。

日本感霊録抄
奈良県 平安
日本感霊録抄

奈良県吉野町の阪本龍門文庫が所蔵する重要文化財「日本感霊録抄」。元興寺の僧義昭が編んだ平安初期仏教説話集の散逸を免れた唯一の伝本で、久安3年(1147)の書写本。日本霊異記の系譜を継ぐ霊験譚の世界をたどる旅へ。

播磨国風土記
奈良県 平安
播磨国風土記

奈良県天理市の天理大学附属天理図書館が所蔵する国宝『播磨国風土記』は、奈良時代初期に編纂された播磨国の地誌の、現存唯一の古写本です。平安時代末期に書写された三条西家本は、千三百年前の地名由来、神話、日本最古の日本酒の記述までも伝える、古代日本の声そのものといえる一巻です。

本宮御料古神宝類
奈良県 平安
本宮御料古神宝類

奈良・春日大社に伝わる国宝「本宮御料古神宝類」は、御本殿に安置されていた292点の宝物群。平安時代の華やかな蒔絵箏、螺鈿の太刀、黒漆平文の鏡台など、王朝工芸の粋を尽くした逸品が一括で国宝に指定されています。千年にわたり神域で守られてきた、日本美術史上屈指の至宝コレクションを、春日大社国宝殿で鑑賞してみませんか。

木造四天王立像〈(所在東金堂)〉
奈良県 平安
木造四天王立像〈(所在東金堂)〉

奈良・興福寺東金堂の須弥壇四方を守る平安時代の国宝四天王立像。一本の桧材から邪鬼や台座まで彫り出した量感あふれる重厚な姿と、よく残る当初彩色の見どころをご紹介します。

木造釈迦如来及両脇侍坐像(上堂安置)
奈良県 平安
木造釈迦如来及両脇侍坐像(上堂安置)

法隆寺の西院伽藍の最奥、大講堂の裏手に建つ「上御堂(かみのみどう)」に祀られる国宝・木造釈迦如来及両脇侍坐像をご紹介します。平安時代10世紀前半に造立された釈迦三尊像で、サクラ材の一木造りという稀有な技法による堂々たる坐像です。毎年11月1日から3日までのわずか3日間のみ特別開扉される秘仏で、千年以上にわたり大切に守られてきた仏教彫刻の名品です。

木造釈迦如来坐像
奈良県 平安
木造釈迦如来坐像

奈良県宇陀市の女人高野・室生寺に伝わる国宝・木造釈迦如来坐像は、平安時代前期9世紀の作。像高106.3cmのカヤ材一木造で、全身を覆う翻波式衣文と穏やかな微笑が特徴です。長く弥勒堂に客仏として祀られた後、2020年からは寳物殿で間近に拝観できます。本記事では作品の魅力、国宝指定の理由、アクセス、周辺の見どころまで詳しくご紹介します。

木造聖徳太子〈山背王、殖栗王/卒末呂王恵慈法師〉坐像(聖霊院安置)
奈良県 平安
木造聖徳太子〈山背王、殖栗王/卒末呂王恵慈法師〉坐像(聖霊院安置)

奈良・法隆寺の聖霊院に安置される国宝「木造聖徳太子〈山背王、殖栗王/卒末呂王恵慈法師〉坐像」。平安時代後期、太子の五百回忌を前に造られた五躯の像は、聖徳太子を中心にその長子・兄弟皇子、そして師である高句麗僧・恵慈法師を配した他に類を見ない構成を誇ります。年に一度、お逮夜とお会式の期間のみ厨子が開かれ、千年の祈りの時空に参拝者を誘います。

木造弥勒仏坐像
奈良県 平安
木造弥勒仏坐像

奈良・東大寺に伝わる国宝・木造弥勒仏坐像は、9世紀前半の平安時代初期に造られた檀像彫刻の傑作です。像高39センチメートルの小像ながら堂々とした造形から「試みの大仏」と呼ばれ、鎌倉時代には東大寺初代別当・良弁僧正自作の弥勒霊像として尊崇されてきました。東大寺ミュージアムにて公開時に拝観できる、平安前期南都造像を代表する一品をご紹介します。

銅錫杖頭〈(双竜飾)/富山県大日岳発見〉
富山県 平安
銅錫杖頭〈(双竜飾)/富山県大日岳発見〉

明治26年(1893)に河合磯太郎が大日岳山頂で発見した平安時代の銅錫杖頭。双竜と宝瓶を飾る稀少な意匠で、立山連峰の古代修験道の実態を示す重要文化財。平安期の作例は全国に十数点で、立山博物館で常設展示中。

大岩日石寺磨崖仏
富山県 平安~鎌倉
大岩日石寺磨崖仏

富山県上市町、立山修験の道場として千三百年の歴史をもつ日石寺。本尊は本堂を抱く凝灰岩の巨岩に半肉彫りされた五体の磨崖仏で、平安後期の不動明王と二童子像、鎌倉期に追刻された阿弥陀如来坐像と僧形坐像が並ぶ、北陸最大級の磨崖仏。

興道寺廃寺跡
福井県 奈良~平安
興道寺廃寺跡

福井県美浜町の興道寺廃寺跡は、7世紀後半に若狭の有力氏族が建てた古代寺院の跡。継続発掘で金堂・塔・講堂・中門・南門の基壇が見つかり、創建から10世紀の廃絶までの伽藍の変遷が判明した。2018年に国史跡に指定。

多宝千仏石幢
福岡県 平安中期
多宝千仏石幢

福岡県太宰府市の九州国立博物館に常設展示される重要文化財「多宝千仏石幢」は、中国・遼の大康10年(1084)に建立された総高5.5メートル・重量3.5トンの八角石造仏教モニュメント。如来・菩薩・飛天・伽陵頻伽など多彩な尊像と梵字の真言・陀羅尼が彫られ、遼代仏教彫刻の基準作例として国際的にも貴重。1927年に京都へ寄贈され、2005年に九州国立博物館へ移設されました。

鴻臚館跡/附女原瓦窯跡
福岡県 平安
鴻臚館跡/附女原瓦窯跡

福岡・舞鶴公園に眠る鴻臚館跡は、古代に外国の賓客をもてなした客館。越州窯青磁やイスラム陶器、便所跡から出土した木簡が、7~11世紀の対外交流の実態を示す。瓦を供給した女原窯も平成26年に追加指定された。

誓願寺盂蘭盆縁起〈栄西筆/治承二年七月十五日〉
福岡県 平安
誓願寺盂蘭盆縁起〈栄西筆/治承二年七月十五日〉

福岡市西区今津の誓願寺に伝来する国宝「誓願寺盂蘭盆縁起〈栄西筆/治承二年七月十五日〉」は、臨済宗の開祖・明菴栄西が治承2年(1178年)7月15日、同寺の盂蘭盆会のために法華経書写を勧進した由来を自ら認めた縁起巻です。赤・白・藍の雲母摺装飾料紙に、宋・黄庭堅の影響を受けた力強い筆致で書かれ、昭和28年に国宝に指定されました。現在は九州国立博物館に寄託され、特別展での拝観機会に限られる貴重な一巻です。

銅筥
福岡県 平安
銅筥

総高約22.5センチの金銅の箱は、康治元年(1142年)に求菩提山の僧・頼厳らが銅板法華経33枚を納めて造った。四面に阿弥陀三尊や不動明王を線刻し、末法の世に経を未来へ守り伝えるため山中の洞窟に封じられた国宝である。

木造十一面観音立像
福岡県 平安
木造十一面観音立像

福岡県鞍手町の長谷寺に伝わる木造十一面観音立像。大和の長谷寺の僧が背負ってきたと伝わる、平安時代の一木造で、像高約187センチ。面長で厳しい顔立ちと、樟の一枚板に彩色した挙身光背をもつ、九州最古級の仏像です。

阿弥陀堂(白水阿弥陀堂)
福島県 平安後期
阿弥陀堂(白水阿弥陀堂)

福島県いわき市に佇む白水阿弥陀堂は、平安時代末期の永暦元年(1160年)、藤原清衡の娘・徳姫が夫の菩提を弔うために建立した阿弥陀堂です。福島県内で唯一の国宝建造物であり、東北地方に現存する平安時代の建築三棟のうちの一つ。方三間の宝形造、とち葺屋根の優美な姿と、三方を池に囲まれた浄土式庭園が一体となった、平安仏教文化の精華を今に伝える貴重な遺産です。

五輪塔
福島県 平安後期
五輪塔

福島県玉川村の岩法寺に伝わる石造五輪塔は治承五年(1181)の銘を持ち、現存する在銘石造五輪塔としては国内屈指の古例。陸奥石川氏二代目の領主源基光の墓塔として建立され、昭和13年に国の重要文化財に指定された。