大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
仁和寺宸殿は明治20年の火災で失われた御殿の中心を大正3年(1914年)に再建した儀式の建物。亀岡末吉が寝殿造の外観と書院造の内部を組み合わせ、原在泉の襖絵が三室を飾る。南北の庭の眺めと拝観方法も紹介する。
仁和寺勅使門は白書院の正面に東を向いて建つ大正期の四脚唐門。本願寺唐門にならい、亀岡末吉が鳳凰や唐草を図案化した透彫で壁面と扉を埋めた。竣工年の資料による違い、無料で見られる位置、10月に門が開く機会も紹介する。
乃木神社記念館は京都市伏見区の乃木神社に建つ大正5年ごろの石造茅葺の建物。日露戦争で乃木希典の第三軍司令部となった民家を移築したと神社は伝え、文化庁は再現と伝わる建物と記す。腰石には漣痕の化石が残る。
乃木神社神門及び袖塀は京都市伏見区の乃木神社の北西の入口に建つ大正5年の門と塀。設樂貞雄設計の入母屋造銅板葺の四脚門は軒の反りが強く、台湾・阿里山の檜を用いたと伝わる。左右の袖塀は総延長27メートル。
乃木神社拝殿は京都市伏見区の乃木神社に建つ大正5年の拝殿。設樂貞雄の設計で、入母屋造平入の一室に格天井を張り、四周を蔀戸と高欄付きの縁で囲む開放的なつくり。正面の鴨居には後藤貞行作と伝える馬の絵馬額が掛かる。
乃木神社宝物館は京都市伏見区の乃木神社に建つ大正5年ごろの土蔵造2階建。1階に海鼠壁をめぐらせ、2階には乃木夫妻の祠と二重虹梁の小屋組がある。乃木希典直筆の書簡や静子夫人のドレスなど百数十点を収める。
乃木神社本殿は京都市伏見区の乃木神社に建つ大正5年の社殿。設樂貞雄の設計で、三間四方の入母屋造妻入に1間の向拝を付け、一段高い基壇の上から明治天皇の伏見桃山陵へ正面を向けて北面する。令和7年に登録有形文化財となった。
大正元年(1912年)に建てられ、平成14年(2002年)に現在地へ移された間口2.0メートルの腕木門。寺院などの古材を複数の建物から集めて組み、扉は七宝文で飾った両折戸とする。来歴は文化庁と京都市で説明が異なる。2003年登録。
古美術商・山中商会の京都支店が大正9年(1920年)に建てた展示・収蔵施設。煉瓦の壁に鉄筋コンクリートの床を組んだ初期の構造で、龍村美術織物の絹を張った折上格天井や天窓のホールが残る。平成15年(2003年)に登録有形文化財に登録。
大正六年(1917)築、舞鶴・吉原の漁師町に残る町家風銭湯。番台を中心に男女を分ける戦前の銭湯建築の姿を残し、2021年に国登録有形文化財に登録。「東洋のベネチア」吉原入江のすぐそばで今も営業を続ける。
京都駅から徒歩圏内の七条通に立つ富士ラビットは、大正14年頃に日光社の社屋として竣工した鉄筋コンクリート造3階建のレトロビル。塔屋やタイヤ意匠のステンドグラスが見どころです。
京都市北区紫野、銭湯として知られる船岡温泉の同じ敷地内に、大正12年(1923年)頃に建てられた料理旅館「船岡楼」の主屋が今も残る。木造2階建、瓦葺、建築面積194㎡。2003年7月に登録有形文化財に登録された、京都の中規模料理旅館建築の貴重な現存例。
京都市北区紫野、船岡温泉の北東角に建つ木造2階建ての小さな旧理髪店。建築面積わずか29㎡、大正12年(1923年)頃に造られた看板建築の早期事例で、平成15年に隣接する浴場・脱衣場・旧船岡楼とともに登録有形文化財となった。
京都市右京区花園、妙心寺の南東に建つ登録有形文化財。ロシアで事業を営んだ堀江直造が大正10年に建てた木造平屋建で、台檜を使った純和風の外観の内側に、各室の独立性を保つ中廊下式の平面をもつ。個人住宅のため非公開。
京都市伏見区の松本酒造吟醸酒蔵は大正期の木造平屋の酒蔵。桁行11m・梁間7.3mの小さな蔵で、斜めに板を張った妻壁の中央に亀甲形の換気口を設ける。平成25年(2013年)12月に登録された登録有形文化財。
京都市伏見区の松本酒造酒蔵ホールは大正13年(1924年)築の土蔵造2階建の酒蔵で、旧称は純米酒蔵。黒い竪板張と等間隔の窓で大黒蔵と外観をそろえ、新高瀬川沿いの河岸の景観をつくる、国の登録有形文化財。
京都市伏見区の松本酒造大黒蔵は大正12年(1923年)築の土蔵造2階建の酒蔵。桁行40mの土蔵3棟を東西に連ね、建築面積1,323㎡。新高瀬川沿いに竪板張の長い壁が続く、平成25年(2013年)登録の登録有形文化財。
京都府向日市の向日神社末社勝山稲荷神社本殿。大正期の建立で、昭和42年(1967年)頃に大阪から移された。正面一間背面二間の流造で、流造の通例と異なり身舎柱を角柱とする。平成27年に登録有形文化財となった。
京都市上京区の武者小路千家にある一畳台目の茶室。流祖一翁の好みを大正15年(1926年)に愈好斎が再建した。客座と点前座の間に幅5寸2分の半板を入れた独特の平面をもつ。平成16年登録有形文化財、非公開。
祇園甲部歌舞練場の敷地南奥に建つ大正2年の木造2階建。2階は132畳敷の客席と舞台からなる舞台座敷、東と南は池泉庭園に向く。現在は祇園花街芸術資料館として公開され、2階で京舞を観られる。料金・撮影・バリアフリーも紹介。