全国の史跡名勝天然記念物
全国の史跡名勝天然記念物を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
大阪府高槻市にある今城塚古墳は、第26代継体天皇の真の陵墓と考えられる淀川流域最大の前方後円墳です。天皇陵でありながら自由に墳丘を散策でき、190点以上の復元埴輪が並ぶ祭祀場や無料の歴史館、日本最古最大級の埴輪工場跡も見学できます。大阪・京都からのアクセスも良好で、1,500年前の古代ロマンを体感できる唯一無二のスポットです。
昭和28年、作庭家・重森三玲が岸和田城本丸跡に手がけた石庭。諸葛孔明の八陣法を主題に、大将を中心とした8群の石組みを方円陣に配する。地上と天守閣最上階の双方からの観賞を意図した構成が評価され、平成26年に国の名勝に指定された。
大阪・大川のほとりに残る旧造幣寮は、明治新政府が西洋式機械で本格的に貨幣を鋳造した近代造幣工場の遺跡。お雇い外国人ウォートルスが設計した泉布観や旧正門、衛兵詰所、日本最初期のガス灯、淀川河畔の護岸石垣などが、創業当時の姿を今に伝えている。
大阪府千早赤阪村、三方を谷に囲まれた尾根に残る国史跡。楠木正成が本城として頼んだ山城で、元弘三年(一三三三)の籠城戦では水の手を断たれて落城した。切通しや堀切、千畳敷からの眺望など、土の遺構が中世の山城戦のありさまを今に残す。
大阪府堺市美原区の黒姫山古墳は、百舌鳥・古市の両古墳群にはさまれた平野にただ一基立つ全長114メートルの前方後円墳。前方部の竪穴式石室から、単一墳で国内最多となる24領の甲冑が出土した5世紀の国指定史跡です。
大阪府門真市三ツ島の三島神社にそびえる「薫蓋クス」は、幹周約12.5メートル、樹齢千年以上と推定されるクスノキの巨樹。昭和13年に国の天然記念物に指定され、幕末の公家・千種有文の和歌に由来する名を持つ。
大阪府藤井寺市にある国府遺跡は、旧石器時代から中世まで人が住みつづけた複合遺跡。1917年に日本初の本格的な発掘調査が行われ、約90体の縄文・弥生人骨や国府型ナイフ形石器、衣縫廃寺の塔心礎が見つかっている。
大阪府羽曳野市の誉田白鳥埴輪製作遺跡は、古市古墳群の只中に築かれた古代の埴輪窯場である。応神天皇陵などの巨大古墳に並べる埴輪をここで焼き、斜面を利用した窯が少なくとも10基確認されている。1973年に国の史跡に指定された。
大阪府島本町の桜井駅跡は、古代律令制下の駅家の跡と伝わり、『太平記』に記された楠木正成・正行父子の「桜井の別れ」の舞台として知られる。大正十年に国の史跡に指定され、乃木希典筆の碑など多くの記念碑が残る史跡公園として親しまれている。
大阪府堺市堺区宿屋町東の宝珠院境内にある国史跡「土佐十一烈士墓」。慶応4年(1868年)の堺事件で切腹を命じられた土佐藩士十一名が眠る墓所で、昭和13年に国の史跡に指定されました。明治新政府発足直後の外交事件と、立会人を慄然とさせた切腹の現場を伝える歴史遺産であり、向かいの妙國寺と合わせて訪れたい堺旧市街の必見の幕末史跡です。
大阪府堺市の臨済宗南宗寺方丈南面に広がる「南宗寺庭園」は、昭和58年に国の名勝に指定された江戸時代初期の枯山水庭園です。和泉砂岩と緑泥片岩による雄渾な石組、桃山時代の作風を伝える地割り、千利休ゆかりの茶の湯文化の香りなど、見どころと歴史背景を国内外の旅行者にわかりやすくご紹介します。
大分県日田市にある穴観音古墳は、6世紀末から7世紀初頭に築かれたとされる装飾古墳で、1933年に国の史跡に指定されました。複室構造の横穴式石室の壁面には、赤と緑の顔料で同心円文、連続三角文、舟、鳥、人物像などが描かれ、筑後川流域の装飾古墳文化を代表する遺跡として知られています。
大分県国東市にある安国寺集落遺跡は、弥生時代終末から古墳時代初頭の低湿地集落跡で、1992年に国の史跡に指定されました。木製品や炭化米が良好に残り「西の登呂」と称されたこの遺跡は、安国寺式土器の標式遺跡としても知られます。現在は史跡公園として整備され、復元された高床建物・竪穴住居や、隣接する国東市歴史体験学習館で弥生人の暮らしを体感できます。
大分県豊後大野市犬飼町にある国指定史跡「犬飼石仏」は、阿蘇火砕流由来の溶結凝灰岩の岩壁に半肉彫りで彫られた不動三尊の磨崖仏です。像高約3.76メートルの不動明王坐像と二童子像は、平安時代末期から鎌倉時代初期の作と伝わり、火炎光背を持たず両眼を見開いた古様式の表現が高く評価されています。周辺には五輪塔群や与謝野晶子歌碑も残り、奥豊後の磨崖仏文化を体感できる隠れた名所です。
大分県豊後大野市清川町にある岩戸遺跡は、約2万〜2万4,000年前の後期旧石器時代を代表する国指定史跡です。日本最古とされる人体形遺物「こけし形石偶」をはじめ、多数の石器や集積墓らしき遺構が発見され、氷河期の日本列島に生きた人々の暮らしと精神世界を伝えています。
由布院の山あいに立つ国指定天然記念物「大杵社の大スギ」。樹齢1000年以上、樹高約38m、根元周囲約14mの巨樹で、地上3mで幹が二本に分かれる独特の姿と、畳3畳分の空洞に神像を祀る神秘の樹。宇奈岐日女神社の境外末社・大杵社の御神木として、由布院盆地の精神文化を今に伝えます。
大分県竹田市と豊後大野市に点在する岡藩主中川家墓所は、国指定史跡として碧雲寺・大船山・小富士山の三か所に営まれた墓所群です。庭園を備えた仏式の墓と大自然に佇む儒式の墓が共存し、江戸時代大名の多様な死生観を今に伝えています。
大分県日田市の小野川河床に残る国指定天然記念物。約9万年前、阿蘇火山最大の噴火による火砕流が森林を一瞬で押し流し、13種類の樹木と今は絶滅した植物の花粉を地層に閉じ込めた。火山現象の解明に資する貴重な地質資料である。
大分県佐伯市の堅田郷八幡社の社叢に広がる約4ヘクタールの常緑樹林。九州と四国にごく稀に分布するハナガガシを主な構成種とし、皆伐を経ず原生状態に近い姿を残してきた、西南日本の暖帯林を代表する貴重な森である。
大分県宇佐市の駅館川東岸の段丘上に広がる古墳群。3世紀末築造の赤塚古墳から6世紀の鶴見古墳まで、6基の前方後円墳と100基を超す円墳・周溝墓が分布し、宇佐地方を治めた首長一族の墓と推定される。1980年国史跡指定。