全国の史跡名勝天然記念物
全国の史跡名勝天然記念物を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
新潟県長岡市の八幡林官衙遺跡は、奈良から平安時代の郡の役所跡。1990年の道路工事で「沼垂城」と記した木簡が出土し、文献にしか記述のなかった古代の城柵の存在を裏づけた。古志郡衙に関わる国指定史跡である。
平林城跡は、新潟県村上市にある国人領主色部氏の居館と山城の跡で、昭和53年(1978年)に史跡となった。慶長3年の廃城後に大きな改変がなく、麓の館跡の殿堀や要害山山頂の堀切など中世の遺構がよく残っている。
新潟市秋葉区の新津丘陵に残る古津八幡山遺跡は、日本海沿岸で最北の弥生時代後期の高地性環濠集落である。三十二基の竪穴住居や二重の環濠が復元され、同じ丘には県内最大、直径約六十メートルの円墳が築かれている。
越後の糸魚川から信州松本へ、姫川の谷を約120キロメートル。日本海の塩を内陸へ運んだ松本街道は「塩の道」とも呼ばれ、平成14年に国の史跡となった。糸魚川市域にはウトウや石仏群、茶屋跡が残り、中山峠を越える古道を今も歩ける。
新潟県見附市の耳取山に広がる国史跡。縄文時代の中期・後期・晩期という三つの時期のムラが一つの丘に折り重なり、後期には直径18mの広場をもつ環状集落が営まれた。県内最大級のヒスイ製大珠も出土し、北陸の縄文研究を支えてきた遺跡である。
宮川神社社叢は、新潟県柏崎市宮川の宮川神社を囲む約5.4ヘクタールの森で、昭和55年(1980年)に天然記念物となった。日本海側の北限にあたるシロダモ林を中心に、暖地と寒地の植物400種以上が共存する。
新潟県上越市浦川原区にそびえる「虫川の大スギ」は、樹齢千二百年以上と伝わる白山神社の御神木で、樹高約三十メートル、目通り約十.六メートルを誇る全国有数のスギの巨樹です。昭和十二年に国の天然記念物に指定され、雪国に育まれたウラスギ独特の壮大な樹形と苔むす境内が、訪れる人を悠久の時間へと誘います。北越急行ほくほく線「虫川大杉駅」から徒歩十分というアクセスのよさも魅力です。
新潟県十日町市と津南町にまたがる本ノ木・田沢遺跡群は、信濃川と清津川の合流点付近に位置する縄文時代草創期の国指定史跡です。本ノ木遺跡・田沢遺跡・壬遺跡の三遺跡から成り、約15,000年前から12,500年前にかけての石器・土器が連続的に出土。旧石器時代から縄文時代への大きな転換と、晩氷期の環境変化への人類の適応を、コンパクトな範囲で明瞭に伝える稀有な遺跡群です。
了玄庵のツナギガヤは、新潟県南蒲原郡田上町の境内にあるカヤの老樹で、大正11年に国の天然記念物に指定された。新しい枝の葉の表裏が反転する越後七不思議の一つで、親鸞が植えたという伝承も今に残っている。
神奈川県相模原市磯部にある国史跡「勝坂遺跡」は、縄文時代中期の大集落跡。立体的な装飾と顔面把手で知られる「勝坂式土器」の標式遺跡であり、復元された竪穴住居が縄文の暮らしを今に伝えます。
神奈川県鎌倉市長谷の高徳院境内一帯は、平成16年に「鎌倉大仏殿跡」として国の史跡に指定されました。建長4年(1252)に鋳造が始まった国宝・鎌倉大仏を覆っていた壮大な大仏殿は、度重なる強風や地震によって倒壊し、室町時代以降は再建されませんでした。境内には大仏殿を支えていた直径約2メートルの安山岩製礎石53個が今も散在し、五間四方に裳階をめぐらせた中世屈指の大伽藍の在りし日の姿を物語ります。本記事では、鋳造遺構や根固め遺構の発掘成果、江戸期の祐天上人による復興、そして大仏胎内拝観や周辺の長谷寺・大仏ハイキングコースなど、訪問の見どころを丁寧にご紹介します。
神奈川県鎌倉市にある亀ヶ谷坂は、北鎌倉の山ノ内と扇ヶ谷を結ぶ古道で、鎌倉七切通しの一つとして1969年に国の史跡に指定されました。中世の武家政権の都・鎌倉を支えた重要な交通路で、両側に切り立つ岩壁、峠の六地蔵、季節のアジサイや紅葉が訪れる人を迎えます。
横浜・馬車道に堂々と立つ旧横浜正金銀行本店本館は、明治建築界の巨匠・妻木頼黄が設計し、一九〇四年に竣工したネオ・バロック様式の石造建築です。重要文化財・国史跡に二重指定され、現在は神奈川県立歴史博物館として活用されています。エースのドームと称される八角ドーム、コリント式の大オーダー、関東大震災を生き延びた構造をたどりながら、近代日本の国際金融を支えた建物の歴史と魅力を紹介します。
神奈川県横浜市本牧にある三溪園は、生糸貿易で財をなした実業家・原三溪が明治39年に開園した約17万5,000平方メートルの日本庭園です。京都・鎌倉・飛騨などから移築された17棟の歴史的建造物が四季の景観と調和し、平成19年に国の名勝に指定されました。古建築と自然が一体となった、近代を代表する庭園を旅行者の視点でご紹介します。
神奈川県鎌倉市の国指定史跡・東勝寺跡。13世紀に北条泰時が開いた得宗家の氏寺で、1333年に北条高時ら870余人が自害し鎌倉幕府が滅んだ終焉の地。発掘で三鱗文の瓦や石垣が出土し、城郭的な寺院構造が確認された。
長柄桜山古墳群は、神奈川県逗子市と葉山町にまたがる丘陵上の4世紀の前方後円墳2基で、平成14年(2002年)に史跡となった。全長約90メートルの神奈川県内最大級の規模で、墳頂から相模湾や富士山を望める。
神奈川県小田原市早川、石垣山の北斜面の崖にバクチノキの巨木が立つ。樹高約20メートル、幹周4.9メートル、樹齢約350年。樹種の分布上の東北限に近い貴重な個体として、大正13年に国の天然記念物に指定された。
神奈川県藤沢市の清浄光寺(遊行寺)境内に立つ国史跡。応永23年(1416年)の上杉禅秀の乱で倒れた両軍の戦死者を、敵味方の区別なく弔うため、時宗十四代太空上人らが建てた石塔婆である。怨親平等の碑とも呼ばれ、同種の供養塔では古い例とされる。
神奈川県横須賀市の塚山公園内に立つ二基の宝篋印塔。徳川家康の外交顧問として仕えた英国人ウィリアム・アダムス(三浦按針)と妻の供養のため、按針の遺言により江戸を望むこの地に建てられたと伝わる。大正12年に国の史跡に指定された。
神奈川県鎌倉市山ノ内、明月谷の奥に広がる明月院境内は1984年に国史跡に指定。鎌倉最大級のやぐらや伝・北条時頼墓所、鎌倉十井の瓶ノ井、開山堂などが残り、上杉憲方が中興した禅興寺塔頭の旧地として知られる。