重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
千葉県市川市の法華経寺に立つ五重塔は、元和8年(1622年)に本阿弥家10代光室が両親の供養のために建立した。総高約31.6メートル、落ち着いた和様の朱塗りの塔で、江戸時代以前の様式を残す千葉県唯一の五重塔として知られる。
二本の本柱と前後の四本の控柱からなる切妻造の四脚門。本柱と控柱を結ぶ海老虹梁や柱上の組物に唐様の特徴がみられ、頭貫の木鼻や懸魚の絵様彫刻から室町時代の作とされる。大正5年に国の重要文化財に指定された。
千葉県市川市の法華経寺支院・浄光院に伝わる重要文化財「絹本著色日蓮上人像」。両手に経巻を開いて読誦する鎌倉時代の日蓮を、胡粉や朱、大和絵の彩色で写実的に描き、信徒が「水鏡の御影」と呼んできた一幅を紹介します。
千葉県匝瑳市の長徳寺が伝える国の重要文化財。四頭の六牙白象に支えられた蓮華座に、二十本の手をもつ普賢延命菩薩が坐す鎌倉後期の絹本著色画。金泥の肌や截金に時代の特色が表れる。公開は年1回、1月下旬の日曜のみ。
千葉県の香取神宮に伝わる古瀬戸黄釉狛犬は、瀬戸で焼かれた阿吽一対の陶製狛犬。高さ十七センチ台と小さく、手びねりに篦描きの毛並み、朽葉色の黄釉と荒い貫入が見どころ。中世の陶製狛犬は数例しかなく、昭和二十八年に重要文化財へ指定された。
令和5年に国の重要文化財となった小網寺の金銅密教法具20点。金剛盤などに刻まれた「金澤審海」の銘は、東京湾対岸の称名寺を開いた高僧とのつながりを示す。館山市立博物館で会える中世密教の優品を紹介します。
浮世絵の祖・岩佐又兵衛の重要文化財「弄玉仙図」。秦の仙女・弄玉が簫を奏でると鳳凰が舞い降りる伝説を、淡墨と薄い金泥で夢のように描く。旧金谷屏風の一図で、福井時代の基準作。千葉・摘水軒コレクションが所蔵する。
弘安元年、幕府が計画したという宗論の風聞を受け、かねて公場対決を待ち望んでいた日蓮が、身延山で歓喜のうちに認めた自筆の返書です。縦31.5センチ、本文21行。昭和43年指定、千葉・本土寺所蔵の重要文化財です。
成田山仏教図書館が所蔵する『住吉物語』は、鎌倉末期に写された現存最古の写本「成田本」。継母にしいたげられた姫君が大阪の住吉へ逃れ、長谷観音の夢告で救われる擬古物語で、本文研究の基礎となる重要文化財である。
千葉県の香取神宮が所蔵する双竜鏡は、久安5年(1149年)の銘をもつ白銅製の和鏡。大陸の様式を映した双竜の鏡背文様をもち、鏡背に文様をもつ在銘の和鏡として現存最古とされる、年代の基準となる一面である。
千葉県松戸市の本土寺が伝える重要文化財「大学三郎御書」。鎌倉で滅んだ比企一族にただ一人生き残り、日蓮の庇護者となった比企能本に宛てた縦30.2cm・全長3.8mの書状を、あじさい寺として知られる古刹とともに紹介します。
昭和二十五年、未盗掘の石室から五個の純金製の鈴が見つかり、二子塚古墳は金鈴塚古墳と改名された。六世紀末から七世紀初頭の東国屈指の前方後円墳で、二十口近い飾大刀など豪華な副葬品が重要文化財に指定されている。
松戸市の幸田貝塚から出土した縄文時代前期前半の遺物一括266点。平成6年に国の重要文化財に指定。注口付き深鉢や羽状縄文の土器、玦状耳飾、イノシシ牙製垂飾などを含み、約6000年前の集落の暮らしを具体的に残す。松戸市立博物館蔵。
成田市の南羽鳥中岫1遺跡で、ゴルフ場造成に伴う発掘により見つかった縄文前期の墓坑群からの一括出土品。約5500年前の人頭形土製品をはじめ、けつ状耳飾や赤彩の浅鉢など20点が国の重要文化財。実物は非公開だが、複製を下総歴史民俗資料館で見られる。
延慶2年(1309)、亡き願主・実政の追善のために実胤が鋳造させた金銅の地蔵菩薩坐像。香取神宮の本地仏として造られた観福寺の懸仏4躯の一つで、先に造られた釈迦・観音の二躯には元寇に際した「異国降伏」の銘が刻まれている。
弘安5年(1282年)に仏師蓮願が鋳造した金銅の釈迦如来坐像。香取神宮の本地仏として円形の鏡板を背に負う懸仏形式で、銘文には蒙古襲来に際し元軍の調伏を願う「異国降伏」の文字が刻まれる。千葉県香取市・観福寺所蔵の重要文化財。
千葉県香取市の観福寺に伝わる銅造十一面観音坐像。香取神宮の本地仏として弘安5年に仏師蓮願が鋳造し、釈迦如来とともに元軍退散を願う「異国降伏」の銘を刻む。鏡板を光背とした四躯一具の重要文化財で、伊能忠敬ゆかりの古刹に納められている。
千葉県印西市の結縁寺に伝わる重要文化財。像高約47センチの小さな鋳銅製不動明王で、裳前面の刻銘から嘉元元年(1303年)の造像と分かる。両眼を見開く忿怒相が特徴で、秘仏として毎年9月28日のみ開帳される。
千葉県栄町・龍角寺の本尊、銅造薬師如来坐像。首から上は7世紀後半・白鳳期の作で、関東に残る数少ない白鳳仏のひとつ。元禄の火災で失われた体部は正徳年間に再鋳された。像高130cm、深大寺の白鳳仏と並び称される名宝。
千葉県香取市の観福寺が伝える銅造薬師如来坐像は、もと香取神宮の本地仏として鋳られた金銅の懸仏4躯の一つ。明治の廃仏毀釈で吹き潰される寸前に救われた鎌倉時代の名品で、像高約33センチながら重要文化財に指定されている。