平安
Heian平安時代(794 – 1185)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
京都・陽明文庫に所蔵される国宝「倭漢抄下巻(彩牋)」は、藤原公任編纂の『和漢朗詠集』下巻の零巻で、色鮮やかな唐紙に三跡の一人・藤原行成と伝わる格調高い書が施された平安書道の至宝です。華麗な彩牋と和漢の書が織りなす美の世界をご紹介します。
京都・高雄山神護寺に伝わる国宝「紫綾金銀泥絵両界曼荼羅図(高雄曼荼羅)」は、弘法大師空海が直接制作に関わった現存唯一の両界曼荼羅です。天長年間(824〜833年)に淳和天皇の御願により制作され、約4メートル四方の紫綾地に金銀泥で描かれた諸尊の姿は、日本仏教絵画史上の最高傑作と称されています。
天安二年(八五八)に比叡山延暦寺西塔の宝幢院の鐘として鋳られた国宝の梵鐘。鐘身の内面に左文字で年紀を刻み、紀年銘を持つ梵鐘では国内で六番目に古い。口径に比して丈の高い長身簡素な姿で知られ、現在は守山市の佐川美術館が収蔵する。
南宋時代の宮廷画家・閻次平に伝わる国宝「絹本著色秋野牧牛図」の魅力をご紹介。足利将軍家の東山御物として珍重された名画は、現在、東京・六本木の泉屋博古館東京に所蔵されています。作品の見どころやアクセス情報をお届けします。
東京・皇居三の丸尚蔵館が所蔵する国宝「屏風土代〈小野道風筆〉」。延長六年(九二八年)、醍醐天皇の勅命により和様の書の祖・小野道風が大江朝綱の漢詩を屏風用に清書した下書きの巻物です。千年を超える真筆の魅力、指定の理由、見どころ、訪問情報を詳しく解説します。
平安時代に藤原定信が華麗な彩牋に書写した『万葉集』の古写本で、加賀前田家に三百年以上伝えられた後、明治天皇に献上され、令和五年に国宝に指定されました。五大万葉集の一つとして、書道史・国文学史の両面で最高級の価値を持つ稀有な遺品です。
群馬県桐生市新里町、赤城山南麓の台地に立つ高さ1.85メートルの石塔。輝石安山岩の四面に延暦20年(801年)の年紀と45文字が刻まれ、僧・道輪が法華経を納めて造立した。年紀をもつ層塔として国内屈指の古さを誇る重要文化財。
広島県宮島の厳島神社に伝わる平安後期の国宝。安徳天皇の遺愛品と伝わってきたが、実際は後白河法皇らの参詣時の奉納品。神主佐伯景弘が寿永2年に調進した朱漆の太刀箱や、貴族の盛装一式、螺鈿の飾太刀などからなる一群。
広島県尾道市の持光寺に伝わる国宝「絹本著色普賢延命像」。画絹の裏で見つかった仁平三年(1153年)の供養銘で制作年がわかる、数少ない平安仏画の基準作。二十臂で四頭の白象に乗る延命の本尊を、撓みのない朱線で描く。
広島県・宮島の厳島神社に伝わる平安時代の大鎧。小札も威毛も幅広い大荒目の豪壮なつくりで、社伝では源為朝の所用と伝わる。鉄一枚張りの星兜や、小桜文様の鹿革を黄色に染め重ねた黄返の威が見どころで、平安期の大鎧として希少な現存例である。
厳島神社に伝わる平安後期の大鎧。藍を染め重ねた黒に近い紺の威糸で黒漆塗の小札をつづり、十八枚張りの星兜と一対の大袖をそなえ、原形をほぼとどめている。社伝は平清盛の嫡男・平重盛の奉納と伝える、稀有の一領。
厳島神社に伝わる国宝の一巻。紺紙に金字で写した観普賢経で、平清盛が各巻の冒頭を記し、異母弟頼盛が残りを書き継いだ両筆経である。法華経七巻とともに伝わり、見返には金泥で釈迦の説法図を描く。昭和二十九年に国宝指定。
広島県の厳島神社が所蔵する国宝「紺紙金字法華経」は、平安後期に平清盛と異母弟の頼盛が合作した七巻の経典である。紺色の料紙に金泥で経文を写し、各巻の最初の数行を清盛、残りを頼盛が書いた両筆経として知られ、見返しには釈迦説法図が金泥で描かれる。
広島県・厳島神社に伝わる国宝「彩絵桧扇」は、平安時代後期に制作された華麗な儀式用檜扇です。34枚の檜板に金銀箔と鮮やかな彩色で歌絵を描いた、宮廷工芸の最高傑作。平家ゆかりの宝物として世界遺産・宮島で大切に守り伝えられています。
広島県・厳島神社に伝わる国宝「太刀〈銘友成作〉」の歴史と魅力を紹介。平安時代の古備前派を代表する名工・友成が鍛えた太刀の見どころ、鑑賞のポイント、アクセス情報を解説します。
広島県福山市のふくやま美術館が所蔵する国宝・太刀〈銘正恒〉は、平安時代後期の古備前派を代表する名工・正恒による最高傑作です。蜂須賀家伝来の由緒、優美な腰反りの姿、そして見どころやアクセス情報をご紹介します。
平家納経は、1164年に平清盛と平家一門が厳島神社に奉納した全33巻の装飾経巻で、国宝に指定されています。金銀箔と極彩色の絵画で彩られた各巻は、平安時代の工芸技術の粋を集めた日本美術史上最も華麗な写経です。厳島神社宝物館では精巧な模本を常時展示しており、世界遺産・宮島観光と合わせてお楽しみいただけます。
香川県立ミュージアム所蔵の国宝「藤原佐理筆詩懐紙」は、日本に現存する最古の詩懐紙です。三跡の一人・藤原佐理が26歳で揮毫した本作の魅力、国宝指定の理由、鑑賞のポイント、アクセス情報を詳しくご紹介します。
神宮(伊勢神宮)が所蔵する国宝。中国・梁の顧野王が撰した字書『玉篇』三十巻のうち第二十二巻にあたり、本国で失われた原本の面影をとどめる貴重な零本。延喜四年(904年)の奥書をもち、紙背には内宮禰宜の譜図帳が記されている。
山形県寒河江市の国史跡・慈恩寺旧境内を紹介。奈良時代に聖武天皇の勅命で開山された東北随一の巨刹で、重要文化財の本堂や十二神将立像、慈恩寺舞楽など、1300年の仏教文化が今なお息づく聖地の魅力とアクセス情報をお届けします。