昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
島根県益田市匹見町にある中国電力株式会社澄川発電所本館をご紹介。昭和18年(1943年)に建てられた戦時下のモダニズム建築で、今も現役で稼働する貴重な登録有形文化財です。匹見川の山間に佇む近代化遺産の魅力を深掘りします。
島根県益田市匹見町にある「中国電力株式会社匹見発電所本館」は、昭和3年(1928年)築の登録有形文化財です。大振りのコンクリートブロックを積み上げ、小さな教会堂を思わせる洋風意匠でまとめられた本館は、匹見川流域の水力開発と石見地方の近代化を物語る貴重な建造物。現役の水路式発電所として今も静かに電気を生み出しています。
島根県松江市本庄町に佇む津森内科医院は、大正末期に建てられた洋風建築の国登録有形文化財です。急勾配の銅板葺き半切妻屋根やベイウインドウなど端正な洋風意匠を持ち、約1世紀にわたり現役の医療施設として地域に根ざしています。枕木山・華蔵寺や中海など周辺観光と合わせてお楽しみください。
島根県津和野町にある国登録有形文化財・津和野カトリック教会を紹介。ゴシック様式の木造聖堂に畳敷きの礼拝堂、色鮮やかなステンドグラスが調和する唯一無二の教会。浦上キリシタン殉教の歴史と乙女峠まつりの魅力に迫ります。
隅田川に架かる清洲橋は、関東大震災後の帝都復興事業によって昭和3年(1928)に竣工した三径間自碇式補剛吊橋です。ドイツ・ケルン市のヒンデンブルグ橋をモデルとした優美な姿で知られ、平成19年に国の重要文化財に指定。橋梁美の到達点を今に伝える名橋を、見どころと周辺観光とともにご紹介します。
1959年に松方コレクションを収めて開館した、ル・コルビュジエ設計による日本で唯一の美術館建築。ピロティと19世紀ホール、螺旋状の動線が「無限成長美術館」の構想を体現する。2007年重要文化財、2016年世界遺産登録。
東京・日本橋室町に堂々と建つ三井本館は、昭和4年(1929)に旧三井財閥の本拠として竣工した重厚なアメリカン・ボザール様式の建築です。設計はニューヨークのトローブリッジ・アンド・リヴィングストン事務所が手がけ、外壁に立ち並ぶコリント式の大列柱と1階の大理石の吹き抜け営業室は、團琢磨が掲げた「壮麗・品位・簡素」の理念を具現化しています。平成10年(1998)には複数企業が入居する大規模オフィスビルとして日本で初めて重要文化財に指定されました。7階の三井記念美術館では国宝6件を含む三井家伝来の名品を鑑賞でき、日本橋三越本店や日本銀行本店本館とともに歩く近代建築の散策は格別です。
1673年創業の越後屋を前身とする三越日本橋本店は、2016年に国の重要文化財に指定された日本を代表する百貨店建築です。横河工務所による西洋古典様式の重厚な外観、五層吹抜けの中央大ホール、アール・デコ意匠の特別食堂など、各時代の先駆的デザインが融合した空間は必見。天女像やパイプオルガン演奏など見どころも豊富で、東京メトロ三越前駅から徒歩1分のアクセス至便な文化観光スポットです。
東京都渋谷区の青山学院大学青山キャンパスに建つ青山学院ベリーホールは、1931年に神学部校舎として竣工した鉄筋コンクリート造3階建のネオ・ゴシック様式建築です。関東大震災からの復興事業の最終段階で建てられ、神学部長アーサー・D・ベリー博士の名を冠しています。館内のチャールズ・オスカー・ミラー記念礼拝堂には、現役で活躍する日本最古とも言われるドイツ・ヴァルカー社製のパイプオルガン(1932年製)があり、ペギー葉山の名曲『学生時代』の「蔦の絡まるチャペル」のモデルとしても親しまれています。2008年に国の登録有形文化財に登録されました。
東京・新宿区横寺町にひっそりと佇む一水寮は、1951年頃に大工寮として建てられた木造2階建ての国登録有形文化財。手斧で施された名栗仕上げの格子など、戦後復興期の大工技術が今に残る神楽坂の隠れた名建築をご紹介します。
東京都杉並区にある岡田日帰上人記念講堂は、昭和12年(1937年)に立正高等女学校の講堂として建てられた鉄筋コンクリート造4階建ての建造物です。令和4年に国の登録有形文化財に登録され、東京立正中学校・高等学校で現在も使われています。創立者・岡田日帰上人の願いと建築の魅力をご紹介します。
東京都渋谷区東に佇む温故学会会館は、平成12年に登録有形文化財となった昭和2年竣工の鉄筋コンクリート建築です。江戸時代の全盲の国学者・塙保己一が編纂した『群書類従』の版木約2万枚を守り、関東大震災や戦災を乗り越えて創建当時の姿を残しています。設計・施工は清水組。塙保己一史料館として一般公開されており、渋谷駅から徒歩15分ほどで訪れることができます。
東京大学発祥の地に1928年に竣工した倶楽部建築。設計は佐野利器と高橋貞太郎、スクラッチタイル外壁と半円アーチ玄関が特徴。2003年に登録有形文化財、2025年に東京都指定有形文化財に。再開発のため休館中、2030年頃再開予定。
歌舞伎座や明治生命館で知られる岡田信一郎が、昭和二年に手がけた数少ない和風建築。寛永寺最初の子院・護国院の庫裏で、客殿部と住居部からなり、昭和初期の住宅建築の気風を明快な間取りに伝える。
旧吉岡家住宅中門は、主屋西側の坪庭と前庭を仕切る庭塀に開く間口1.8メートルの門。もとは表門で、昭和37年の長屋門建設時に現在地へ移された。起り屋根の効果、坪庭との関係、腕木門か棟門かをめぐる資料の相違を扱う。
東大和市の旧吉岡家住宅長屋門は昭和37年の建築。東村山の棟梁が持っていた解体長屋門の部材で建てられた。8個の乳鋲、都電の敷石150枚、画家自筆の胡粉の表札、法隆寺金堂壁画の模写に使われた北側和室を訪ねる。
東京都中央区日本橋小網町に佇む喜代川店舗は、明治7年(1874年)創業の老舗うなぎ料理店の店舗建築です。関東大震災後の昭和2年(1927年)に建てられた数寄屋造りの木造2階建ての建物は、都心部で良質な伝統木造建築の姿を留める希少な存在として、2018年に国の登録有形文化財に登録されました。谷崎潤一郎や渡辺淳一など文豪にも愛された名店で、創業以来継ぎ足してきた秘伝のタレによる江戸前の鰻を、風情ある歴史的建造物の中で味わうことができます。
昭和通りと晴海通りの交差点に位置する銀座大野屋店舗兼主屋は、1951年築の貴重な木造商業建築です。隅切り角地に合わせた五角形平面やショーウインドーなど、戦災直後の銀座の景観を伝える国登録有形文化財をご紹介します。
1934年竣工の銀座ライオンビルは、現存する日本最古のビヤホールを1階に擁する国登録有形文化財。菅原栄蔵設計による「豊穣と収穫」をテーマとした壮麗なガラスモザイク壁画やアールデコ装飾が、銀座の歴史と文化を今に伝えます。
東京都台東区上野に佇む黒沢ビル(旧小川眼科病院)は、昭和5年(1930年)竣工の登録有形文化財です。表現派風の外観と、日本初のステンドグラス作家・小川三知の最晩年の作品群が残る貴重な近代建築をご紹介します。