東京都・奈良
Nara東京都 の奈良時代(710 – 794)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
東京国立博物館が所蔵する秋萩帖の裏面に書写された唐の典籍。前漢の思想書『淮南子』の兵略篇を端正な楷書で写したもので、表の和歌より古く、平安の書き手が唐紙の裏を用いた。昭和32年に表裏が別々に国宝指定された珍しい一巻である。
東京国立博物館が所蔵する国宝、圜悟克勤の印可状。現存最古の墨蹟として書跡の国宝第一号に挙げられ、薩摩へ漂着したとの伝承から流れ圜悟と呼ばれる。原本は伊達政宗の所望で断たれ、その前半が松平家を経て今に伝わる。
東京国立博物館が所蔵する唐時代の写本。初唐の詩人・王勃の文集を没後十年ほどで書写した現存最古の本で、則天文字を含まない点から685〜689年頃の筆とみられる。紙背には平安末期の戒律が残り、流布本に欠けた原文を補う。
東京国立博物館が所蔵する白銅製の大鏡二面。法隆寺資財帳によれば、光明皇后が天平八年(七三六年)、聖徳太子の忌日に法隆寺へ納めたものとされる。鏡背には神仙の住む山海の景が鋳出され、唐時代の作か日本の倣製鏡かをめぐり議論が続く。
足利義政、村田珠光、千利休ゆかりの重要文化財・松屋肩衝。大名物唐物茶入の代表として500年以上の歴史を紡ぐ名器の魅力と来歴を紹介。東京・根津美術館所蔵。
一枚の紙に太く力強い行書が走る国宝「破れ虚堂」。南宋の禅僧・虚堂智愚が80歳前後で日本僧に与えた法語で、武野紹鷗や松平不昧が所持し、寛永14年の惨事で切り裂かれた。茶席で最上格とされた一幅。東京国立博物館蔵。
梁の顧野王が編んだ字書『玉篇』全三十巻のうち巻第九。唐代八世紀の写本で、原本は中国で散逸し日本にのみ伝存する。紙背には治安元年の『金剛界私記』があり、遅くとも一〇二一年までの渡来を示す。早稲田大学蔵、国宝。
東京国立博物館の国宝・竜首水瓶。龍の頭が注ぎ口、細い胴が把手をなし、角を押せば片手で注げる。両眼にガラスを嵌め、胴には天馬を毛彫する。ペルシャの器形と東西の意匠が溶け合った、法隆寺献納宝物の名品です。
東京国立博物館が所蔵する国宝「碣石調幽蘭第五」は、現存する世界最古の古琴の楽譜です。唐時代に書写された4メートルを超える巻物には、1400年前の音楽が文字譜として刻まれています。
東京の前田育徳会が所蔵する国宝。一行十二字ほどの堂々たる大字で書写された奈良時代の写経で、料紙は遺灰説で知られる荼毘紙です。聖武天皇宸筆と伝わるが実際は写経生の筆とされ、巻子で残る希少な三巻に数えられます。
聖武天皇筆と伝わる奈良時代の写経、賢愚経残巻(大聖武)。東大寺旧蔵の名筆で、巻子のまま残る数少ない国宝の一つ。一行十二字ほどの大字を白い荼毘紙に記し、手鑑の巻頭を飾る名品とされた。東京国立博物館で数年に一度公開される。
画面わずか縦24.2cmの小品ながら、南宋画院の花鳥画の頂点を示す国宝。伝・李安忠筆で、枸杞のかたわらを歩む一羽を精緻に描く。足利義教の鑑蔵印を捺し、東山御物に列なる名品。根津美術館蔵、展示は不定期。
南宋の宮廷画家・李迪が慶元三年(一一九七)に描いた国宝。白く咲いて一日のうちに紅へ染まる酔芙蓉を、繊細な筆と微妙な階調で写実的にとらえた二幅で、もと冊仕立を対幅に改めた小品である。東京国立博物館が所蔵する。
団扇形の絹に林檎の一枝を描いた宋代中国の小品で、蕾、ほころびかけ、満開までの花が一本の枝の上に並び、短い花の時間が読み取れる。北宋の趙昌の作と古来伝わるが制作は南宋とされ、昭和31年に国宝指定。東京・荏原 畠山美術館の所蔵。
東京国立博物館が所蔵する国宝の三幅対。南宋の宮廷画家・梁楷の出山釈迦図と雪景山水図に、伝梁楷の雪景山水図を加えた構成で、足利義満の東山御物として伝わった。三幅は2007年に一件の国宝として統合指定されている。
聳える山々のなか、傘をすぼめた一人の男が雨中を急ぐ。南宋の宮廷画家・馬遠の筆と伝わる国宝の絹本墨画淡彩山水図です。早く日本に渡り、室町時代の水墨画の手本となった静嘉堂の名品を、見どころとともに解説します。
明治7年(1874)、興福寺中金堂の須弥壇下から出土した奈良時代の鎮壇具。金銅・銀の器や鏡、金塊、和同開珎などおよそ1400点に及び、現存する寺院の鎮壇具で最も多彩な一群として国宝に指定。東京国立博物館が所蔵する。
東京国立博物館・法隆寺宝物館が所蔵する国宝「沈香木画箱」をご紹介。奈良時代8世紀の稀少な木画技法の作例で、貴重な沈香・象牙・黒檀を組み合わせた石畳模様が、シルクロードを通じた東西文化交流の歴史を今に伝えます。経箱として伝えられたこの名品の見どころ、歴史的背景、拝観情報までを網羅。
東京国立博物館が所蔵する重要文化財『法華経』八巻。黄蘗で染めた黄麻紙に一行十七字で書写され、八巻すべてが一筆で揃う点が珍しい。用明天皇の宸筆と伝わるが、書風からは奈良末から平安初期の作と推定される写経である。
奈良時代、八世紀に肉筆で書写された法華経の巻第五。官営写経所の経師による均質で抑制のきいた筆致を示し、断簡ではなく一巻として完存する点でも貴重とされる。五島美術館の古写経コレクションを代表する重要文化財。