鎌倉

Kamakura

鎌倉時代(1185 – 1333)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。

4,818 鎌倉時代 1185 – 1333
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太刀〈銘包永〉
東京都 鎌倉
太刀〈銘包永〉

東京・静嘉堂文庫美術館が所蔵する国宝「太刀〈銘包永〉」は、鎌倉時代後期に大和国で活躍した手掻派の祖・初代包永の代表作。生ぶ茎に銘が残る希少な在銘作で、冴えた地鉄と沸の豊かな刃文は「包永作中の白眉」と称されます。1952年に国宝指定。丸の内・明治生命館1階の展示ギャラリーで企画展時に公開されます。

法華経〈巻第八残巻/万里小路宣房筆〉
東京都 鎌倉
法華経〈巻第八残巻/万里小路宣房筆〉

前田育徳会が所蔵する重要文化財。嘉暦元年の奥書をもつ法華経巻第八の残巻で、後醍醐天皇の側近「後の三房」の一人で能書の公卿、万里小路宣房が写した。書としても、歴史を動かした人物の遺品としても重んじられる一巻である。

北〓居簡墨蹟〈登承天万仏閣偈/己丑仲冬幾望〉
東京都 南宋
北〓居簡墨蹟〈登承天万仏閣偈/己丑仲冬幾望〉

東京国立博物館が蔵する南宋の禅僧・北磵居簡の墨蹟一幅。紹定2年(1229)、蘇州承天寺の万仏閣に登った折の偈頌で、痩硬の筆致が際立つ。記録上もっとも早く茶掛けに用いられた墨蹟とされる。昭和31年指定の重要文化財。

法曹類林〈巻第百九十七残巻/(金沢文庫本)〉
東京都 鎌倉
法曹類林〈巻第百九十七残巻/(金沢文庫本)〉

かつて二百巻を超えたという平安後期の法律書『法曹類林』。藤原通憲(信西)の編著と伝わり、現存は数巻のみ。本巻は官吏の人事を扱う巻第百九十七の残巻で、嘉元2年(1304)書写の金沢文庫本。前田育徳会が所蔵し、昭和10年に重要文化財に指定された。

礼記子本疏義巻第五十九
東京都
礼記子本疏義巻第五十九

東京都新宿区・早稲田大学図書館が所蔵する国宝「礼記子本疏義 巻第五十九」。中国南北朝期に編まれた全百巻の注釈書のうち、世界で唯一現存する一巻です。唐時代の写本で、奈良時代には日本へ渡り、巻末には光明皇后の蔵書印と伝わる「内家私印」が捺されています。その来歴と学術的価値、訪れ方をご紹介します。

螺鈿時雨鞍
東京都 鎌倉
螺鈿時雨鞍

東京・文京区目白台の永青文庫に所蔵される国宝「螺鈿時雨鞍」は、鎌倉時代に作られた黒漆塗りの装飾鞍。新古今和歌集に採られた慈円の恋歌「わが恋は松を時雨の染めかねて真葛が原に風さわぐなり」の歌意を、松と葛の文様と「恋」「時雨」「染」「真」「原」の螺鈿文字で表現した葦手絵の傑作です。

紙本墨画六祖挟担図「直翁」の印がある
東京都 南宋
紙本墨画六祖挟担図「直翁」の印がある

東京都世田谷区の五島美術館が所蔵する国宝「紙本墨画六祖挟担図」は、中国・南宋時代(13世紀)に描かれた禅画の名品です。画面左下の「直翁」の印で知られるこの一幅は、禅宗第六祖・慧能が『金剛経』の読誦に聴き入る瞬間を、淡墨の中に濃墨を点じる罔両画様式で描き出しています。偃谿黄聞の賛が制作時期を示す貴重な作例で、1952年に国宝指定されました。拝観情報と見どころを詳しく紹介します。

紙本墨画漁村夕照図〈伝牧谿筆〉
東京都 南宋
紙本墨画漁村夕照図〈伝牧谿筆〉

東京・南青山の根津美術館が所蔵する国宝「紙本墨画漁村夕照図〈伝牧谿筆〉」は、13世紀の南宋時代に描かれたとされる水墨画の最高峰。瀟湘八景図の一図で、足利義満の鑑蔵印「道有」を捺す東山御物。夕陽の三条の光と湿潤な大気を墨だけで描き出した、数年に一度しか公開されない幻の名品です。

紙本著色北野天神縁起〈(断簡八図)/(弘安本)〉
東京都 鎌倉
紙本著色北野天神縁起〈(断簡八図)/(弘安本)〉

東京国立博物館所蔵の重要文化財「紙本著色北野天神縁起(断簡八図/弘安本)」は、弘安元年(1278年)に制作された天神縁起絵巻の貴重な断簡です。学問の神・菅原道真公の生涯と北野天満宮の創建を描いた、鎌倉時代を代表する物語絵画の魅力を紹介します。

厨子入木造大日如来坐像
栃木県 鎌倉
厨子入木造大日如来坐像

栃木県足利市・光得寺が所蔵する厨子入木造大日如来坐像は、足利源氏の祖・足利義兼が晩年自ら背負って巡歴したと伝わる、像高約32センチの小さくも荘厳な金剛界大日如来像です。X線調査で運慶作品と共通する納入品が確認され、運慶またはその慶派工房による鎌倉時代初期の作と考えられ、昭和63年に国の重要文化財に指定されました。円筒形の厨子内には三十六躯の仏菩薩像が配され、金剛界曼荼羅の小宇宙を成しています。現在は東京国立博物館に寄託されており、特別展示の折に拝観の機会があります。

大谷磨崖仏
栃木県 平安~鎌倉
大谷磨崖仏

栃木県宇都宮市の大谷寺に伝わる「大谷磨崖仏」は、自然の岩窟の壁面に4組10体の仏像が彫り出された、日本を代表する磨崖仏です。本尊の千手観音をはじめ、釈迦・薬師・阿弥陀の三尊像が並び、特別史跡と重要文化財の二重指定を日本で初めて受けた極めて貴重な文化財として知られています。

圓成寺 春日堂・白山堂
奈良県 鎌倉前期
圓成寺 春日堂・白山堂

奈良市忍辱山町の古刹・圓成寺に伝わる国宝、春日堂・白山堂をご紹介します。安貞二年(一二二八年)に春日大社から寄進された二棟の小さな社殿は、現存する春日造社殿として日本最古の遺構です。鎌倉時代前期の建築意匠を今に伝える、双子のような朱塗りの社殿の魅力と、その歴史的背景、拝観方法を詳しく解説します。

元興寺極楽坊本堂
奈良県 鎌倉前期
元興寺極楽坊本堂

奈良市ならまちに建つ国宝・元興寺極楽坊本堂。寛元2年に僧坊を改築した鎌倉時代の建築で、西流れの屋根には前身の飛鳥寺から運ばれた日本最古級の行基葺古瓦が今も残る。智光曼荼羅を祀り、南都の浄土信仰発祥の聖地として知られる東向きの堂。

興福寺三重塔
奈良県 鎌倉前期
興福寺三重塔

奈良市登大路町の興福寺境内に静かに佇む三重塔は、康治2年(1143)皇嘉門院聖子の発願により創建され、治承4年(1180)の南都焼打で焼失したのち鎌倉時代前期に平安様式を忠実に踏襲して再建された国宝建築です。高さ約19メートル、木割の細やかさと優美な輪郭、そして四天柱をX状に結ぶ板に描かれた四千体の千体仏など、他に類を見ない内陣装飾を持ち、毎年7月7日の弁才天供の日のみ一般に公開されます。

興福寺北円堂
奈良県 鎌倉前期
興福寺北円堂

奈良・興福寺の西北隅に佇む国宝・北円堂は、藤原不比等の一周忌のために養老5年(721)に建てられ、承元4年(1210)頃に鎌倉様式で再建された八角円堂です。三手先斗栱と三軒の軒、六角断面の地垂木など他に類を見ない意匠を備え、日本一美しい八角円堂と讃えられます。運慶一門作の弥勒如来坐像や無著・世親菩薩立像など国宝仏を安置し、春秋の特別開扉の時期に堂内を拝観できます。

手向山神社境内社住吉神社本殿
奈良県 鎌倉後期
手向山神社境内社住吉神社本殿

奈良・手向山八幡宮の境内南端に立つ住吉神社本殿は、鎌倉時代後期の流造・檜皮葺の社殿で、大正10年に重要文化財に指定された。住吉三神をまつり、元禄再建の八幡宮本殿より約四百年さかのぼる古社殿として知られる。

長弓寺本堂
奈良県 鎌倉後期
長弓寺本堂

奈良県生駒市に佇む真言律宗・長弓寺の本堂は、鎌倉時代後期の弘安二年(1279年)に建立された国宝建築です。和様を基調に大仏様の要素を取り入れた「新和様」の代表作で、密教本堂としての優れた空間構成と、檜皮葺の優美な姿を今に伝えています。棟木銘により建立年代が明確にわかる貴重な遺構でもあります。

唐招提寺鼓楼
奈良県 鎌倉前期
唐招提寺鼓楼

唐招提寺鼓楼は仁治元年建立の二層建築で、鑑真請来と伝わる仏舎利を国宝金亀舎利塔に納めることから舎利殿とも呼ばれる。五月十九日のうちわまきで知られる、寺の国宝で最も新しい堂を紹介する。

唐招提寺礼堂
奈良県 鎌倉前期
唐招提寺礼堂

唐招提寺礼堂は桁行十九間の細長い重要文化財で、南八間が仏堂、北十間が僧房の東室、間に馬道が通る。鼓楼の仏舎利を礼拝する堂で、今も釈迦念仏会が営まれる。建立と改築の来歴もあわせて紹介する。

東大寺開山堂
奈良県 鎌倉前期
東大寺開山堂

東大寺開山堂は、寺を開いた良弁僧正を祀る国宝の堂。内陣は正治2年(1200年)に重源が大仏様で建て、外陣は建長2年(1250年)に増築。国宝・良弁僧正坐像を安置し、12月16日のみ開扉される。