鎌倉
Kamakura鎌倉時代(1185 – 1333)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
山口県岩国市の吉川史料館が所蔵する国宝「太刀〈銘為次(狐ヶ崎)〉」は、鎌倉時代初期に備中古青江派の名工・為次が鍛えた一振。正治二年(1200)、吉川家の祖・吉香小次郎友兼が駿河国狐ヶ崎で梶原景時一族を討伐した際に佩用した太刀と伝わり、『吾妻鏡』にその記録が残る。作中第一の名作と評される健全な姿と、附指定の黒漆革巻太刀拵が共に伝わる点で極めて貴重です。
山口県防府市の阿弥陀寺に伝わる国宝の鉄宝塔。東大寺再建の大勧進重源が建久8年(1197年)に造らせた鋳鉄製で、内部に仏舎利を納めた水晶五輪塔を安置する。基壇の銘文は寺の創建や設備、後白河法皇への祈りまで詳細に記す。
山梨県小菅村に建つ重要文化財の観音堂。鎌倉後期の建立で、平安時代の住宅建築の手法をひく県内でも希少な仏堂です。廃寺となった長谷寺の一堂が地元に守られて残り、秘仏の如意輪観音と室町期の厨子を祀る、横より縦に長い独特の堂です。
山梨・向嶽寺に伝わる鎌倉時代の達磨図。朱衣をまとい岩上に正面を向いて座す姿を絹に彩色した国宝で、画面上方には建長寺を開いた渡来僧蘭渓道隆の賛がある。日本で描かれた最古級の達磨像であり、日本水墨画の出発点に位置づけられる貴重な一幅。
滋賀県栗東市の古刹・東方山安養寺に残る鎌倉時代後期の石造十三重塔。国の重要文化財に指定されたこの塔は、高さ約334cmの花崗岩製で、四仏の浮き彫りや優美な軒反り、四方に張り出す水煙付きの相輪など、中世石造美術の粋を伝えています。
滋賀県野洲市の生和神社境内に鎮座する末社春日神社本殿は、鎌倉時代後期に建立された一間社流造・檜皮葺の重要文化財建造物です。隣接する生和神社本殿よりも古い様式を保ち、中世の小規模神社建築の貴重な実例として高く評価されています。
滋賀県大津市の石山寺に建つ多宝塔は、建久5年(1194)に源頼朝の寄進で建立された、年代の明らかなものとしては日本最古の多宝塔。方形の下層と円形の上層が調和する優美な姿で「日本三名塔」に数えられる国宝建築です。快慶作の大日如来坐像や鎌倉初期の柱絵も内部に伝え、歴史と美が凝縮された空間です。
滋賀県野洲市久野部の圓光寺九重塔は康元年間(1256〜1257年)造立の重要文化財。花崗岩製で現状高は約3.94メートルを測り、相輪を欠く。初重軸部の四面に金剛界四仏を刻み、うち一面は像ではなく梵字の種子で表す。
滋賀県野洲市久野部の圓光寺本堂は康元2年(1257年)建立の重要文化財。棟木の墨書と外陣の柱の刻銘が年代を明示する。仏堂には珍しい切妻造で、元禄期の入母屋造改造を昭和31年の解体修理で当初の姿に復原した。
滋賀県栗東市荒張の大野神社楼門は、県内の社寺に残る楼門で最も古い遺構です。鎌倉前期の建立ながら平安末期の様式を残し、三間一戸・入母屋造・檜皮葺で東を向きます。祭神は菅原道真公。明治34年に重要文化財へ指定されました。
滋賀県守山市金森町に立つ懸所宝塔は、鎌倉後期(1275–1332年)に造られた高さ約3.83メートルの石造宝塔で、大正14年(1925年)に国の重要文化財に指定されました。基礎・塔身・屋根・相輪がすべて完全に残り、均整のとれた姿と基礎側面に刻まれた孔雀の浮彫が美しく、近江に数ある石造宝塔のなかでも屈指の名作と讃えられています。日本史上初の一向一揆として知られる金森合戦の舞台、善立寺・因宗寺の境内に静かに佇む本塔は、中世日本の祈りと歴史が交差する貴重な文化遺産です。
滋賀県近江八幡市安養寺町の国道477号沿いに立つ高さ4.18メートルの石造五重塔。初重軸石の南面に寛元4年(1246年)の紀年銘があり、鎌倉前期の基準作として昭和29年に国の重要文化財へ指定された。常時無料で見学できる。
滋賀県守山市勝部町の時宗寺院・最明寺の境内に立つ総高3.46メートルの石造五重塔。北条時頼の寄進と伝わり「時頼塔」と呼ばれるが、文化庁は鎌倉後期に位置づける。昭和29年に国の重要文化財へ指定された。JR守山駅から徒歩7分。
滋賀県甲良町・湖東三山の一つ、西明寺に建つ国宝・三重塔の魅力を紹介。鎌倉時代後期に飛騨の匠が手がけた檜皮葺の純和様建築と、700年以上の時を超えて残る極彩色の仏画壁画は必見です。
滋賀県甲良町の湖東三山・西明寺本堂は、日本で最初期に国宝指定された鎌倉時代の純和様建築です。釘を使わない飛騨の匠の技、極彩色の三重塔壁画、名勝庭園蓬莱庭、1000本のもみじが彩る参道など見どころ満載の古刹をご紹介します。
滋賀県草津市の志那神社本殿は、棟木の墨書に永仁6年(1298年)と工匠藤井宗近の名を残す鎌倉時代後期の一間社流造。風神を祀り、抽象的な蟇股や白いしっくい塗りの壁に古式が見える重要文化財で、檜皮葺の屋根が松並木の奥に建つ。
滋賀県日野町の寂照寺の境内に立つ花崗岩の宝篋印塔。無銘で造立年代は不明だが、鎌倉後期の作とみられる。塔身の四面に四方仏、基礎の格狭間に三茎蓮を浮彫にし、垂直に立つ無地の隅飾が古い形式を示す。相輪は後補。重要文化財。
滋賀県東近江市の石塔寺、巨大な石造三重塔の東側に並ぶ2基の石造五輪塔。嘉元2年(1304年)と貞和5年(1349年)の紀年銘をもつ重要文化財で、年号のない中世石塔の年代を測る基準資料として貴重な存在です。
滋賀県東近江市にある赤人寺の七重石塔は、文保2年(1318年)建立の国指定重要文化財。万葉歌人・山部赤人ゆかりの古刹に佇む鎌倉時代の石塔の歴史・見どころ・アクセス情報を詳しくご紹介します。
滋賀県栗東市綣の大宝神社境内に建つ追来神社本殿は、弘安6年造営の一間社流造・檜皮葺。一間社流造の現存最古とされ、明治39年という早い時期に重要文化財へ指定された。棟札1枚も附指定。境内は常時開放され拝観無料。