鎌倉
Kamakura鎌倉時代(1185 – 1333)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
鎌倉時代に西大寺を再興した叡尊が文永7年(1270年)に造立した金銅宝塔の内部から見いだされた、仏舎利を納めるための水晶製の五輪塔。織物を縫い合わせた小さな包み裂を伴い、昭和30年(1955年)に国宝に指定された。
東大寺戒壇院の千手堂に伝来する、厨子入の木造千手観音立像と木造四天王立像(計5躯)の重要文化財。鎌倉時代後期、文永6年(1269)頃、律僧・円照による千手堂創建にあわせて造立されたとみられ、奈良で活動した仏師集団・善派の作風を顕著に示します。室町時代以降は秘仏として厨子内に納められ、当初の彩色や切金文様、別製の銅製装身具をきわめて良好な状態で今日に伝えています。
南宋の周必大が編んだ欧陽脩の文集を版行した宋刊本の国宝。鎌倉の金沢文庫に伝来し、ほぼ完本の39冊が天理図書館に残る。後世の定本となった南宋版の校訂の精度と、海を渡った一書のたどった数奇な来歴を見つめる。
奈良・天理大学附属天理図書館が所蔵する国宝「宋版劉夢得文集」。唐の詩人・劉禹錫(字は夢得)の詩文を収めたこの宋代刊本は、栄西禅師が宋から請来し、建仁寺に伝わり、足利義満も鑑賞したと伝えられる稀覯書。中国と日本の文化交流の結晶ともいえる逸品をご紹介します。
奈良県桜井市の総本山長谷寺に伝わる国宝「長谷寺経」のうちの般若心経一巻。鎌倉時代の装飾経を代表する作例で、金銀の切箔や金泥の界線、水晶の経軸など、貴族の祈りと工芸の粋が結晶した祈りの書です。
奈良・長谷寺に伝わる国宝「長谷寺経」全三十四巻のうち、法華経の開経として尊ばれる無量義経三巻をご紹介します。鎌倉時代の装飾経を代表する優品で、金銀の切箔を散らした料紙、金泥の界線、水晶の経軸、そして見返しの極彩色仏画が祈りの心を今に伝えます。「花の御寺」長谷寺の歴史や見どころ、参拝情報とあわせてご案内いたします。
奈良・興福寺中金堂に安置される国宝「木造四天王立像」をご紹介します。鎌倉時代に慶派仏師が桂材で彫出した約2メートルの堂々たる四天王像は、躍動感あふれる姿で中金堂須弥壇を護り続けています。
興福寺南円堂に安置される国宝・木造四天王立像。文治五年(1189)の南円堂落慶供養に合わせて運慶の父・康慶の工房が制作した鎌倉時代の傑作で、陀羅尼集経に基づく稀少な持物を持ちます。毎年10月17日の大般若経転読会の日にのみ拝観できます。
奈良県吉野町の吉野水分神社に御神体として祀られる国宝・木造玉依姫命坐像。建長三年(1251年)に宣陽門院の発願で造立された鎌倉時代彫刻の傑作で、像内の墨書銘により造立年が確定する稀有な神像です。檜の寄木造・玉眼の技法を駆使し、宮廷女性の姿を写実的に表現した「日本第一の美女神像」の歴史的価値と、世界遺産・吉野水分神社の魅力を詳しく解説します。
奈良・興福寺国宝館に安置される国宝「木造〈天燈鬼/竜燈鬼〉立像」。建保3年(1215)、運慶三男・康弁の作と伝わる、仏前を照らす燈籠を捧げ持つ阿吽一対の鬼像の魅力と見どころを詳しく解説します。
富山県上市町、立山修験の道場として千三百年の歴史をもつ日石寺。本尊は本堂を抱く凝灰岩の巨岩に半肉彫りされた五体の磨崖仏で、平安後期の不動明王と二童子像、鎌倉期に追刻された阿弥陀如来坐像と僧形坐像が並ぶ、北陸最大級の磨崖仏。
福井県越前町の越知山大谷寺に立つ石造九重塔。元亨三年(一三二三)の銘をもち、白山を開いた泰澄大師の廟所と伝わる。笏谷石製で総高約四・五メートル、北陸を代表する鎌倉期の石造物として重要文化財に指定されている。
神宮寺仁王門は福井県小浜市の天台宗寺院神宮寺の北門で、鎌倉後期の建立とされ大正13年に重要文化財となった。三間一戸八脚門、切妻造こけら葺で、間口は約6.37メートル。両脇間には至徳2年の墨書をもつ木造金剛力士像が立つ。
明通寺三重塔は福井県小浜市門前の明通寺にある文永7年(1270年)の三重塔で、国宝。本堂に続く造営で伽藍の完成を告げた塔で、まったく和様による端正な姿を見せる。文化庁は、本堂とともに地方にありながら中央に劣らない優品としている。
明通寺本堂は福井県小浜市門前の明通寺にある正嘉2年(1258年)の本堂で、国宝。坂上田村麻呂の創建と伝える寺の堂で、外陣の側廻りの床を低くし、内陣の来迎柱を下げて仏前を広くとる巧妙な手法を見せる。若狭を代表する鎌倉時代の優品。
鎌倉時代の天福元年(1233年)、曹洞宗の開祖・道元が自ら清書した坐禅の指南書。永平寺が所蔵する国宝で、現存する唯一の真筆とされる。坐る意義と作法を四六駢儷体で記した全756文字の一巻と、その見どころや拝観の方法を紹介する。
太宰府市朱雀の丘に立つ花崗岩製の石造七重塔。古代寺院般若寺の跡に鎌倉時代後期に造立され、高さ3.35メートル、塔身の四面には金剛界四方仏の梵字が刻まれる。市内で最も古い層塔で、見学は時間を問わず無料で行える。
普門院本堂は福岡県朝倉市杷木志波の普門院にある鎌倉時代後期の本堂で、重要文化財。正面・側面とも3間の一重の堂で、宝形造・本瓦葺とし、正面に三間の向拝を付ける。大正2年(1913年)4月14日に指定された。
福岡市博物館が誇る国宝・太刀〈無銘一文字(名物日光一文字)〉。備前福岡一文字派の傑作で、日光権現から北条家、そして黒田如水へ渡った数奇な来歴をご紹介します。
恵隆寺観音堂は、福島県河沼郡会津坂下町塔寺にある鎌倉時代後期の茅葺の仏堂で、明治37年に指定され現在は重要文化財である。桁行五間の寄棟造の大堂で、塔寺の立木観音と呼ばれる大きな千手観音立像を祀っている。