東京都・平安

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東京都 の平安時代(794 – 1185)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。

660 東京都 平安時代 794 – 1185
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宋版史記(黄善夫刊本)
千葉県 南宋
宋版史記(黄善夫刊本)

千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館が所蔵する国宝。南宋の建安で黄善夫が刊行した『史記』で、集解・索隠・正義の三注を合わせた版としては現存最古の完本。全百三十巻が欠けることなく残る。五山僧の書き入れや直江兼続旧蔵の来歴も伝わる。

秋草文壺
東京都 平安
秋草文壺

東京国立博物館に寄託される国宝・秋草文壺。平安後期12世紀、渥美窯で焼かれた蔵骨器で、胴に芒三株、肩や頸部に柳・瓜・蜻蛉を箆で刻む。昭和17年に川崎市南加瀬で出土し、日本陶磁で最初の国宝に挙げられる名品。

秋萩帖
東京都 平安
秋萩帖

東京国立博物館が所蔵する国宝。藍や緑に染め分けた20枚の料紙を継いだ全長約8.4メートルの巻子で、漢字から平仮名へ移る草仮名で和歌48首、巻末には王羲之の書状の臨書を記す。紙背には唐代の漢文写本も残る。

医心方(半井家本)
東京都 平安
医心方(半井家本)

東京国立博物館が所蔵する国宝・医心方(半井家本)は、平安時代の鍼博士・丹波康頼が永観二年(九八四)に撰進した、現存するわが国最古の医学全書です。全三十巻には、隋・唐までの中国医書二百数十種から引かれた医療・養生・鍼灸などの知識が収められており、原本の多くが失われた今、東アジア医学を復元する鍵となる書物として世界的に重視されております。上野の東京国立博物館でのご鑑賞を心ゆくまでお楽しみくださいませ。

歌合(十巻本)
東京都 平安
歌合(十巻本)

東京・駒場の尊経閣文庫に伝わる国宝「歌合(十巻本)」は、平安時代中期に関白藤原頼通の企画のもとで編纂された、日本最初の歌合集成です。仁和年間(885〜889)から天喜4年(1056)に至る約170年間の46度の歌合を10巻にまとめた本書は、完成を見ることなく途絶した草稿本として現存し、10種以上の筆跡や編者の校訂の跡を今に伝えています。前田育徳会は巻第一・二・三・八および巻第十の9度分を所蔵し、京都の陽明文庫、東京国立博物館所蔵分とともに国宝に指定されています。

准南鴻烈兵略間詁(紙背)
東京都
准南鴻烈兵略間詁(紙背)

東京国立博物館が所蔵する秋萩帖の裏面に書写された唐の典籍。前漢の思想書『淮南子』の兵略篇を端正な楷書で写したもので、表の和歌より古く、平安の書き手が唐紙の裏を用いた。昭和32年に表裏が別々に国宝指定された珍しい一巻である。

延喜式(九條家本)
東京都 平安
延喜式(九條家本)

東京国立博物館が所蔵する国宝・延喜式の九條家本。まとまった写本として現存最古の二十七巻で、平安後期に摂関家のもとで書写された。全巻に及ぶ朱筆の仮名と、二十四巻の裏面に残る約百八十九通の紙背文書が、法制史と国語学の両面で貴重とされる。

圜悟克勤墨蹟〈印可状〉
東京都 北宋
圜悟克勤墨蹟〈印可状〉

東京国立博物館が所蔵する国宝、圜悟克勤の印可状。現存最古の墨蹟として書跡の国宝第一号に挙げられ、薩摩へ漂着したとの伝承から流れ圜悟と呼ばれる。原本は伊達政宗の所望で断たれ、その前半が松平家を経て今に伝わる。

円珍関係文書
東京都 唐~平安
円珍関係文書

東京国立博物館が所蔵する国宝「円珍関係文書」八巻を紹介する。天台僧円珍の戒牒や唐の役所が交付した通行証などからなり、九世紀の日中交流を示す古文書群として、二〇二三年にユネスコ「世界の記憶」に登録された。

円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書〈(縹紙)/(延長五年十二月廿七日)〉
東京都 平安
円珍贈法印大和尚位並智証大師諡号勅書〈(縹紙)/(延長五年十二月廿七日)〉

延長5年、醍醐天皇が円珍没後36年に法印大和尚位と智証大師の諡号を贈った勅書。改竄を防ぐため文字の上に天皇御璽を十三顆捺し、三跡の筆頭・小野道風が三十四歳で揮毫したと伝わる国宝。ユネスコ世界の記憶登録。

王勃集〈巻第二十九、第三十〉
東京都
王勃集〈巻第二十九、第三十〉

東京国立博物館が所蔵する唐時代の写本。初唐の詩人・王勃の文集を没後十年ほどで書写した現存最古の本で、則天文字を含まない点から685〜689年頃の筆とみられる。紙背には平安末期の戒律が残り、流布本に欠けた原文を補う。

海磯鏡〈(天平八年二月廿二日光明皇后施入)/(法隆寺献納〉
東京都 唐時代
海磯鏡〈(天平八年二月廿二日光明皇后施入)/(法隆寺献納〉

東京国立博物館が所蔵する白銅製の大鏡二面。法隆寺資財帳によれば、光明皇后が天平八年(七三六年)、聖徳太子の忌日に法隆寺へ納めたものとされる。鏡背には神仙の住む山海の景が鋳出され、唐時代の作か日本の倣製鏡かをめぐり議論が続く。

柏木兎螺鈿鞍
東京都 平安
柏木兎螺鈿鞍

東京・文京区の永青文庫が所蔵する国宝、柏木兎螺鈿鞍。黒漆の鞍に貝を切り嵌め、柏の枝にとまる木菟を描いた平安時代の優品です。前輪高は約29.9センチ。意匠・技法ともに卓越し、現存する螺鈿鞍の代表作として昭和29年に国宝へ指定されました。

片輪車螺鈿蒔絵手箱
東京都 平安
片輪車螺鈿蒔絵手箱

東京国立博物館が所蔵する平安時代十二世紀の国宝。流水に半ば沈んだ牛車の車輪を、金と青金の研出蒔絵に螺鈿を交えて全面に描く。内面には草花や飛鳥を散らし、経箱として造られた可能性も指摘される、希少な蒔絵螺鈿の名品。

唐物肩衝茶入〈銘松屋〉
東京都 南宋
唐物肩衝茶入〈銘松屋〉

足利義政、村田珠光、千利休ゆかりの重要文化財・松屋肩衝。大名物唐物茶入の代表として500年以上の歴史を紡ぐ名器の魅力と来歴を紹介。東京・根津美術館所蔵。

観世音寺資財帳
東京都 平安
観世音寺資財帳

延喜五年(905年)十月、大宰府の中心寺院・観世音寺の資産を記録した国宝の資財帳。堂塔・仏像・経典・寺領から住僧の数まで一点ずつ書き留め、早い時期の原本に近い貴重な三巻として東京藝術大学に残る古文書を紹介する。

寛平御時后宮歌合(十巻本)
東京都 平安
寛平御時后宮歌合(十巻本)

東京国立博物館が所蔵する国宝。11世紀に書写された草稿の巻物で、889〜893年頃の宮廷歌合「寛平御時后宮歌合」を写す。墨の消し跡や未完の歌が随所に残り、編纂作業の現場が紙面にうかがえる。高野切につらなる格調高い仮名も見どころ。

観普賢経〈(裝飾経)〉
東京都 平安
観普賢経〈(裝飾経)〉

観普賢経は法華三部経の結経にあたる平安十一世紀の写経で、根津美術館の国宝。濃淡の雁皮紙を交互に継いで金切箔を散らし、金泥界線中に温雅な和様の書を記す。対の無量義経と同筆で、別々に伝来し同館で再会した。

虚堂智愚墨蹟〈法語〉
東京都 南宋
虚堂智愚墨蹟〈法語〉

一枚の紙に太く力強い行書が走る国宝「破れ虚堂」。南宋の禅僧・虚堂智愚が80歳前後で日本僧に与えた法語で、武野紹鷗や松平不昧が所持し、寛永14年の惨事で切り裂かれた。茶席で最上格とされた一幅。東京国立博物館蔵。

玉篇巻第九残巻
東京都
玉篇巻第九残巻

梁の顧野王が編んだ字書『玉篇』全三十巻のうち巻第九。唐代八世紀の写本で、原本は中国で散逸し日本にのみ伝存する。紙背には治安元年の『金剛界私記』があり、遅くとも一〇二一年までの渡来を示す。早稲田大学蔵、国宝。